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クワドラASさんのコメント: 更新順

★5サバイバルファミリー(2017/日)日常が非日常に転換する作劇の手際よさがまず素晴らしい。本作は基本的に人は善であるというファンタジーの上でストーリーが進行していくのが早々と解る為、「実際はもっと…」などと余計なツッコミ不要で魅力的なロードムービーとして堪能した。あくまで脅威は雨や川や寒さや飢えで日本版アドベンチャーファミリーって感じもするが、こっちはダメ親父ってのがまた微笑ましい。 [review][投票(2)]
★4復讐・消えない傷痕(1997/日)復讐四作品中1番個人的にフィットした。難解過ぎず明瞭過ぎずな程よい塩梅。前作に比べ主人公は更に復讐の2文字以外は空っぽ状態、そこに空っぽって現実に焦りと苛立ちを隠せないもう一人の男(弱小暴力団組長)。この二人の交わる事のない虚無ニケーション。非常に効果的な長回しが各所で観られ、簡潔なラストカットが故に冴えてた。[投票(1)]
★3復讐・運命の訪問者(1997/日)復讐四作品中1番ストレートな展開で難解さは無い。ホラータッチな画作りを随所に入れたオフビートなクライムアクションで纏まってる。ただ、殺人一家の醸し出す奇っ怪なイメージが後半の銃撃戦になると一気に無個性化してしまうのが残念。それはあのレザーフェイス一家は銃を持たずして最恐だったと再認識出来る事でもある。[投票(1)]
★4カメレオン(2008/日)多少無茶な展開を見せるもののこれは映画的とも言え、監督の遊戯っぷりはダンシングカースタントや必殺仕置き人風テーマが流れるガンアクション、特に藤原竜也に顕著で彼の意外な身のこなしのスマートさも相まって好感触。華奢で童顔だけど声は渋めなのもいい。総じて快適な虚構感の中に、権力側の隠蔽体質だけは妙にリアル。[投票(2)]
★4海街diary(2015/日)四姉妹の長女が言葉に発した「お互い様」、、、人間社会においてこれが1つの理想型と思っているオレからしたらなんとも心地よい作品だった。 [review][投票(2)]
★4トウキョウソナタ(2008/日=オランダ=香港)人が感じる辛さや忍耐強さのバロメーターは十人十色。母親が唐突にファンタジー突入なのに驚いたが、でもあるよね、「何でそんな程度で落ち込んでるの?もっと酷い人は沢山いる」って風潮。誰しも一度や二度思ったり思われたり。子供に不寛容な父親に対し寛容さを見せる母親へのひとときの残酷な癒し。この役所絡みのパートは要らない様で実は非常に重要な気がした。 [review][投票(3)]
★4ノック・ノック(2015/チリ=米)傍観者としての男目線からすればなんともソソられるシチュエーションスリラーだ。ただ、Mっ気皆無な奴にはクソ映画かもしれないが。恩を仇で返される・倫理観をいとも簡単にひっくり返される、、、そこには無惨な姿の大人が転がっていた。何かを築くのは大変だが壊すのは容易い。そんな教訓を教えてくれたビッチに乾杯!(笑)[投票(2)]
★3フライト・ゲーム(2014/米=英=仏=カナダ)パニックサスペンスとして至極真っ当な作りで楽しめるが、この空間ではやはりというかスマートフォンがキーアイテムにならざるを得なく、限界も感じる。まだスマホのない時代、例えば「エグゼクティブ・デシジョン」とか「パッセンジャー57」とかの危機回避アイデアが今はもう懐かしい。[投票(1)]
★3ライフ(2017/米)「エイリアン」の亜流なのはもうはっきりしてるし、そこを突っ込むのは野暮。フツーに面白かった。異星生命体のキモさや意外な賢さは嫌悪感十分、そして衛星軌道上という地球との距離感やISS内のリアルな描写の追求は評価したい。真田広之も何故か日本語パートは変だったが、存在感あった。[投票]
★3ゴーストライター(2011/仏=独=英)相変わらず監督の醸し出すどんより曇天感は個人的に心地よく、ロケーションもいいし、90年代中盤くらいなやや懐古ミステリーな感じも好き。Y・マクレガーの飄々とした巻き込まれ具合もOK。ただ、色んな証拠を放置し過ぎな黒幕側に突っ込まざるを得なかったのが非常に残念。[投票]
★3チャッピー(2015/米=メキシコ=南アフリカ)「アイ・ロボット」のようなAIロボットのご乱心的な内容だが、SF感に乏しい。チャッピーって名前からかもしれないが、アニメにして子供向けにハートフルな作品にした方がしっくりくる。AIの定義っていうか組み込み方が安易すぎる。まあでも、チャッピーのキャラは微笑ましい。[投票]
★3インセプション(2010/米)脳内に侵入して情報をどう盗み取るのか?またそのターゲットをどの様に改心させるのか?という事よりも、その脳内トリップ最中のテクニカルな絵面にどうもこだわり過ぎてるようで、複数観賞はないかなと。渡辺謙もあまり画面映えしてなかった。[投票(1)]
★4エイリアン:コヴェナント(2017/米=英)「プロメテウス」でちょっと風呂敷広げすぎたからか、本作は原点回帰的な異星生物からの生存劇をパワフルに見せる作り。他生物を完膚なきまでに排除するエイリアンのおぞましさを画面展開させながらも、冒頭とラストの繋がり等、AIロボの自我生成が同等以上に恐怖を感じさせる。[投票]
★4新感染 ファイナル・エクスプレス(2016/韓国)残念ながら佳作だと思ってた日本の「アイ・アム・ア・ヒーロー」、この韓国ゾンビ映画に完全に負けてしまってる。早急にこれを上回るゾンビ映画を創るべきだ。まずは地方自治体のゾンビ理解を促し、そして全面協力を取り付けなければならない。ゾンビで町おこしだ!これが日本の生きる道。[投票(1)]
★3ブレードランナー 2049(2017/米=英=カナダ)主人公レプリカントの切なさはまずまず出ていたし世界観の構築は保っていたとは思うが、オーラ無き存在感や動きを存分に見せられてしまった後には、「デッカード出てこなくてよかったかもな」と。 [review][投票(1)]
★2IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017/米)ヒロインがピエロに発した。「別に怖くない」と。オレも「そだねー」と思わず返した。いいとこ90分な内容を2時間オーバーに盛る必然性がないと感じたが。子供たちの自立を描こうとするあまりか親は総じて子離れ出来ず、やたらと家庭内(部屋)の照明が暗い。ピエロよりit(それ)の方が気になった。[投票(1)]
★3散歩する侵略者(2017/日)なんかウルトラセブンのサブタイトルみたいだなって。で、概念を抜き取る宇宙人という設定も魅力的だと思ったが、、、 [review][投票]
★4劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017/日)なかなかとんがってる [review][投票(2)]
★4耳をすませば(1995/日)今となっては主人公達の夢見リズムに気恥ずかしさも感じてしまうのだが、それ以上に若さへの羨望と、自身が持ち得なかった事への希望を託す意味で、私は本作品を断然支持してしまう。夢が叶うか否かではなく夢を持てるか否か。日常に埋没する中で、一瞬でも、ふと「アトリエ 地球屋」のような存在を見出だす。そんな気づきがあって欲しい。[投票(1)]
★4レヴェナント:蘇えりし者(2015/米)人間の親が子を守ろうとするように、熊も我が子を守るのに必死なんです。 [review][投票(1)]