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[コメント] 父親たちの星条旗(2006/米)

戦闘シーンの生々しさは結構なものだし(プライベート・ライアンには及ばないが)、監督は一貫して戦時下の状況を冷静な視線で撮っているのだろうが、だからこそか当たり前の訴えかけにしか感じない。「彼らは(表向きは)国家の為に戦ったが、戦友の為に死んだのだ」と言うフレーズはその最たるもの。今更締めにそう言われても・・・
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そんな事は日本人で戦争を知らない俺でも分かっているつもり。でも、確かにそれしかないのかもしれない。結局は国家存続・繁栄の為(ここではマネーゲームとしても)の駒にすぎない兵士達。この図式を変えて戦争映画を作るのは不可能だとすれば、至って真摯な戦争映画だと言える。

戦争は、多くの尊い人の命を奪う。全くもって愚かな事だとキレイゴトかもしれないがそう思う。

だが映画では、特にもう一つのパート「硫黄島からの手紙」では、日本人のほとばしる大和魂を画面一杯に見せて欲しい。本編終了後の予告編を観て、(当たり前かもしれないが)やっぱ日本人だな俺はと実感。果たして監督はどのように撮ったのか、興味津々。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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