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クワドラASさんのコメント: 更新順

★4春に散る(2023/日)感覚的にザ・昭和、、、いやむしろ平成初期頃のような底辺から沸き起こる熱量。横浜流星、そして窪田正孝のボクシングスキル・好対照な人物像がちょっとした所作で明確に表現されてる素晴らしさ。その周りを囲む、淡く消えかけ寸前な中高年連中の奮起。「老い〜若き」への正攻法なバトンタッチはそれ故に個人的には刺さった。一つ言えるのはどちら(の世代にも)の希望を見出だせたという大団円は今だからこそ必要なんだと思う。[投票(1)]
★4終わらない週末(2023/米)今時の陰謀論的な匂いを漂わせながらハッタリ描写は抑えめに、ちょっととりあえず酒でも飲んで考えようやなもうどうしようもない雰囲気&世俗的な感じがオレ的には心地良かった。まあ陰謀論か、、、、もしかしたら陰謀そのものなのかもしれないね。 [review][投票(1)]
★4#生きている(2020/韓国)マンション2棟の手狭な舞台でのゾンビングながら、可能な限りのあの手この手でのサバイバルが快調だ。ゾンビ(正確には感染者)達の狂いっぷりも特に表情がいい。本来、人を救うレスキュー隊員?が人を喰らう為の必死なロープワークには思わず拍手(笑)主役ふたりも良かったし、何よりカップラーメンのなんと旨そうなことか。最後の晩餐はこれで決まり(笑)[投票]
★4最後まで行く(2023/日)観だして直ぐ様Netflix配信の「レストレス」に似てるなと思ったら鑑賞後調べてああそうなんだと。それより本作のほうが面白かった。サスペンスフルな中、コント岡田くん的な笑える場面散見も納得の自然体がいい感じ。そして「砂漠のトカゲ」から脱け出せない奴らの最恍の初詣に献杯!あ、いや乾杯!もうどっちでもいいや!そんなノリ。[投票(1)]
★3Winny(2022/日)劇中でも言及してたが「包丁で殺人が起きたら包丁職人は殺人幇助になるか?→いやならない」のは当然だが、このWinny開発に関してこれを素直に当て嵌めるのは違和感。天然且つ天才的な人材の芽を潰すなには賛成。だからこそ警察不祥事の挿入で一定方向にエモるんじゃなく、裁判結果はどうあれ不可分な問題なのだと示して欲しかったかな。東出・三浦・吹越は良かった。3.5点[投票]
★4仕掛人・藤枝梅安2(2023/日)1に比べゴリゴリな展開を見せる本作のほうがシーン毎の緊迫感は上。佐藤浩市・椎名桔平・石橋蓮司の一癖ある投入は功を奏したと思う。そんな中でもピーンと一本の針(筋)が通り微動だにしないトヨエツ梅安の所作は観ていて心地良かった。なんかこの頃の旅籠に泊まってみたいな。今2作と1981年の萬谷錦之助版とで見比べるのも面白い。[投票]
★3仕掛人・藤枝梅安(2022/日)豊川悦司の梅安はナイスキャスティング。基本このシリーズはプロットの激変を起こしにくい為、配役の妙で勝負だと思う。その点、天海祐希は及第点だが、板尾・六角がどこかギャグっぽく、柳葉に元締めの風格がやや足りなかった。というか個人的に山村聡と藤村富美男の印象が強烈に残ってるので致し方ない。また、行灯揺らめく中の質素な食事シーンはどれも雰囲気あって良かった。[投票]
★5ゴジラ-1.0(2023/日)今まで観たゴジラで「最強」はシンゴジとかかもしれないが「最恐」は本作のこいつだろう。オレが感じた怖さという点では初代も上回った。 [review][投票(3)]
★3異端の鳥(2018/チェコスロバキア=ウクライナ)少年の行く先々で出合う閉鎖的コミュニティの人達の精彩を欠いた虚ろな目と、少年の一貫して硬直してるかのようなでも精悍とも言える眼差し。必要最小限の会話で綴る「目は口ほどに物をいう」作品か。それいるか?な残虐描写はさておき、3時間近い間退屈しなかったのは、殺伐としながらも少年の心証風景とも違う、何故か絵になるショットが多数あったからかな。[投票(1)]
★4帝銀事件 死刑囚(1964/日)冤罪だった可能性もある本事件だとすれば、被告に対する「疑わしきは罰せず」は程々に、GHQ(731)絡みに対してはピシャリと「疑わしきは黙せ」。時代背景からすれば致し方無いのだろうが…じゃあ今現在は?トカゲの尻尾切りの横行…新聞記者達の矜持を持って取り組む姿勢は熱気に溢れていたからこそ、結局屈した形になってしまったのがある意味寒々しい余韻を残す(デスク含めみんな笑顔だった…)[投票]
★3ノーウェア:漂流(2023/スペイン)人間社会の世界的な崩壊を憂う冒頭の阿鼻叫喚からして「ノアの方舟」ベースで語ってるのは明解。単純にサバイバルものとしても数々の小道具(これはノアの方舟でいう様々な動物達か)を機転利かせての描写が面白い。そして生魚&胎盤喰いで高バイタル!?母ちゃんよくぞ踏んばった。 3.5点[投票(1)]
★2サイレント・トーキョー(2020/日) あの爆弾学校の件は「ウルトラマンレオ」のダンとゲンをやりたかったんだなと無理やり納得しない限り理解出来ん。話しは江戸川コナン不在のぼんやり都内名所巡り爆破テロ追跡映画って感じ。解除コードの意味とか言いたい事はまあ分かるが、タイムリミットサスペンスはそっちのけ。これなら「ニュー・トーキヨー」で一杯やってたほうがいいだろう。[投票(1)]
★4竜とそばかすの姫(2021/日)懐かしの「超時空要塞マクロス」を思い出す。リン・ミンメイがその「歌」によってゼントラーディ軍(文化を持たない人種)をあたふたさせたプロトカルチャーっぷりを、本作はベルが仮想現実(今)の世界で嘘クソ「そこに愛はあるんか!」なキャンセルカルチャーに対し純真に歌いあげる(歌全部良かった)、、、ツッコミ所や浅はかな設定はあるが、これはこれでありだと思った。[投票]
★3寝ても覚めても(2018/日)まあ麦は獏なんだろうというのはわかるが、冒頭からしてあまりにも浮世だなあと。そんな彼に一目惚れな隠れ地雷系彼女。割りを食ったのは麦2.0でドッペルゲンガーものの定説に収まった感もあり。 [review][投票(1)]
★4ALONE アローン(2016/米=スペイン=伊)「ベルベル人親子とのタクティカルな禅問答!? 〜ああ、我が人生最悪の時〜地雷砂漠編」って感じのちょっと捻りを利かせたワンシチュコンバット映画。悩みつつも聡明な目をした主人公が印象深く、人生一歩踏み出す事の「粋」も。とりあえずオレは便器の前で一歩前進してみる(笑) いやでも面白かった。なんだかんだ人間ひとりぼっちじゃないのよ。[投票]
★4仮面病棟(2020/日)さほど広くない病院内をからくり部屋要素も含めうまく活用してたし、怪しさ120%な登場人物達の思惑を一定のサスペンスとして持続させてた。でも、そして最後の最後に、、、 [review][投票]
★3沈黙のパレード(2022/日)このご時世で地方都市であそこまでの仮装パレードとは市民あっての事だし見事な催し。今回は草薙にスポットライトな感じも良かった。ただ、沈黙ぶりに甚だ疑問符もつき、早々な湯川の推理のすんなりぶりがちょっと興を削ぐ。多段式ロケットな終盤だが「真夏の方程式」のペットボトルロケットのきれいな放物線には及ばなかったかな。[投票]
★2エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022/米)ランドリーでぐるんぐるんされながら鑑賞したような目まぐるしさだったが、それもあってなのか主人公が青木功に見えるところもあった。これもある意味マルチバースか?色々見せ方に貪欲ではいたが、こんなにも超越した体験をしなければ家族再生はしないのかよという冷めたツッコミで洗濯終了しましたのブザーが鳴った。このスタイルで全く笑えないのも致命的。[投票]
★3そして僕は途方に暮れる(2022/日)序盤はこのポッカリ心に穴の空いた主人公と5年も同棲してた彼女に凄いなと思いつつ、ちょっと前までは彼もこんないいところもあったんだよエピソードを見せてくれないと、、、う〜んなんかねって思ってたが。 [review][投票(3)]
★3逆転のトライアングル(2022/スウェーデン)このタイトルはいいね。三角(三人)ってのがミソで船内・島という2つの舞台で構成された本作。ってことは誰かがハミされる。そんな1人がラスト、山中を猛ダッシュする姿に「あなたも主役なんだよ!」と言ってやりたい。いやしかしあのゲログロ船内での船長とロシア人乗客だっけ?かのはっちゃけトークのカオス感はナイス!3.5点。[投票]