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[コメント] 帝銀事件 死刑囚(1964/日)
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★4冤罪だった可能性もある本事件だとすれば、被告に対する「疑わしきは罰せず」は程々に、GHQ(731)絡みに対してはピシャリと「疑わしきは黙せ」。時代背景からすれば致し方無いのだろうが…じゃあ今現在は?トカゲの尻尾切りの横行…新聞記者達の矜持を持って取り組む姿勢は熱気に溢れていたからこそ、結局屈した形になってしまったのがある意味寒々しい余韻を残す(デスク含めみんな笑顔だった…) (クワドラAS)[投票]
★5アメリカ恐るべし。井上昭文の記者が素晴らしい。こんな格好いい文屋の連中は、本邦からもういなくなったのだろう。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4当時のジャーナリストがまだマシに見える。 [review] (たいへい)[投票(1)]
★3事件の顛末を一気に語る前半が圧倒的に面白いのだが、平沢登場あたりから勢いが減速し法廷場面で映画が停滞、平沢と娘の顛末は陳腐に堕する。つまりは、事件に対する立ち位置が、客観から主観へと移るにつれて技法で思いが制御できなくなっているということ。 (ぽんしゅう)[投票]
★4単なる事件ではなく、報道性の問題も同時に描かれます。それが熊井監督の一貫した描き方なんでしょうね。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4平沢貞通を中心に描いているのではなく、記者が事件の真相を追及し奮戦する姿が色濃い。 [review] (TOMIMORI)[投票(2)]
★3熊井の思いと気負いが鬩ぎ合ったのか、事件に直接関係するシーンとそれ以外のシーンのバランスが至極悪い。それにしても初監督作でこれを持って来るか。よっぽどの自信家、もしくは「映画の力」を信じていたのだろう。現実の未解決事件を映像化する時には割切った視点は不可欠。そういう意味ではこのラストへの導きは正しい。 (tkcrows)[投票(2)]
★5米国に保護された政府に保護されている資本家に雇われた新聞記者達によって担がれる御輿。その御輿の中にある事件と平沢という男、それをとりまく主役無き空虚な祭り。歴史を検証していくうえで、さらにその事に対し自分なりに思ったことを述べるのに映像を用いなければいけないという制約が付いた状況で、打破し、進み、完成しきった熊井啓の思いっきりの良さ。無条件降伏です。 [review] (ジャイアント白田)[投票(2)]
★4ドキュメンタリータッチでありながら、笑いあり、涙ありのエンタテイメントに仕上げてる手腕はデビュー作ながらさすがだが、ラストの説教臭いナレーションは余計。['03.8.1京都文化博物館] (直人)[投票]
★3犯人は誰か? 結論づけられない弱味から映画も少し弱くならざるを得なかったが,初監督作品でこの主題に挑む熊井を(今更ながら)賞賛したい。3.8点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4最初の出だしから展開が面白く、即映画に入っていける。しかし、途中たれるところのあるのはデビュー作であれば仕方のないところ。熊井啓の真っ直ぐな気持ちが全体に伝わってくる。秀作。 (セント)[投票]
★4抜群に面白い。犯行・捜査・公判シーンを盛り上げる様々な創意工夫に才気と情熱が漲っている。反面、家族間・恋人同士のドラマは陳腐極まるがこれは現在に至るこの監督の個性であるからして気にしないのが吉。 (町田)[投票(1)]
★3事件の真相に迫っていく展開が、スリリングな映画的興奮にまでつながってこないのが残念。 (ナム太郎)[投票]
★4決して感情的にはならず、淡々と事件を掘り下げていく熊井啓節がデビュー作にして既に完成されている。 はたして事件の真相は? (AONI)[投票]
★3確かに謎の多い事件。松本清張の「小説帝銀事件」も映画化してほしかった。 (yoda)[投票]