★3 | 岡本喜八の中ではイマイチじゃないか。まずは、全編主人公・小林桂樹の独白で進行する構成がうるさい。例えば、終盤の直木賞を取ってからの過去の述懐は、中盤の小説執筆時の描写と重なる部分もあり、屋上屋を重ねる感もある。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★2 | 午前四時にクダ巻くオヤジの滑稽に辟易とする。話の中身が戦中派のありふれたいい訳なら尚更だ。 二瓶正也 が気の毒と同情するばかり。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 終盤、説教臭くなかった? (kenichi) | [投票] |
★4 | 江分利満氏は父と同い年であり、かつ大っ嫌いな元上司にそっくりである。 [review] (るぱぱ) | [投票(1)] |
★4 | 画作りに凝って語り方に凝って。この物語を「効果的に」提示するにはそんなに頑張らないほうがよいのでは? とも思うが、この物語だからこそ頑張らねばならぬのだという岡本喜八の姿勢には感動を覚えぬでもない。 [review] (3819695) | [投票] |
★3 | 抑もサントリー広報に勤務し直木賞を受賞することが普遍人かという疑問はさておき、親や女房や子供のことにチマチマ悩む市井人を描くに喜八演出は奇想的手法を採らず好感。が、戦中派30代サラリーマンの鬱屈が理屈で解っても心根ではピンと来ない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 敗戦とは革命と同じであり、それを境に価値が180度変わった分けで、江分利(小林桂樹)のように時代に乗り遅れた不器用な人々の行き先をなくした想いが、猛スピードで突っ走る昭和30年代という時代の奥底には、もの言う術なくマグマのように蠢いていたのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | この桂樹は社長シリーズとコンテンポラリーの彼を結ぶ架け橋みたいなものか。当事者になれなかった、産まれ遅れた戦中派の苛立ちと無責任と安堵感が分別不能になっていてカワイイ。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | 女子社員にカルピスの話。セクハラという言葉の無かった良き時代。(06・12・16) (山本美容室) | [投票] |
★4 | 日本にも、これだけ洗練されたコメディがあったとは驚き!リチャード・レスターも真っ青なセリフの洪水と、細かなカットの嵐にどんどん引き込まれた。タイトルの江分利満氏を演じた小林圭樹が何とも魅力的。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★4 | 「ひとつの時代」を描いた作品のようでいて、「日本人の普遍性」を描いた作品でもあると思う。だってわたしも未だに何となく恥ずかしいもの、カルピス。 (はしぼそがらす) | [投票] |
★5 | 日本映画史上最高の一大叙事詩! [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | 『アニー・ホール』より先に見とけば良かった。 (coma) | [投票] |
★5 | 虚飾がない。偽善がない。そのかわり自分と異なる人間の立場がある。だから喜八映画に憧れる。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★3 | 人生を語る時、つねに戦争に絡めてクダを巻くオジサンに父の世代は共鳴したのだろう。こちらはというと珍しく真人間の天本英世、同僚の科特隊のみなさん、トリス小父さんめいたサントリーのCMふうアニメばかりに目を潤ませていたが。…いや、これが今のオジサン趣味というヤツなのかねえ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 声を持たねえどこにでもいる小市民=EVERY MANも、それなりに波瀾万丈な過去と苦労を抱えてるんでえ。それをグッとこらえてコツコツと、戦後の日本を支えてんのよ。そうかいしかし、苦労知らずの現代っ子なあっしにゃ、後半部のグチはダルくてかないませんぜ。 (crossage) | [投票(1)] |
★3 | 前半は愉快なおとぼけ自虐、後半はただのグチに感じました。
それにしても声に出してる日本語が多い。
暗誦文化の世代。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票(4)] |
★5 | ちょっと食の細そう(でも小太り)な小林桂樹が役どころにピッタリ。小林の為に江分利が居て、江分利の為に小林が居ると思える程。あのしょうもないウンチクまで可愛らしい。愛すべき小市民! (マッツァ) | [投票(1)] |
★4 | 生活者の生活者による生活者の為の映画 (ゲロッパ) | [投票] |
★3 | 戦中派の気分って言うのは、江分利満の年になっていない僕には、まだ分からないや。『肉弾』のあいつの方が共感できる。これはこれで愛すべき作品なんだけどね。 (もしもし) | [投票] |
★4 | ああ、俺もいつの間にか江分利満。 (G31) | [投票] |
★3 | アニメだのストップモーションだのという手法はともかく、戦争に対する岡本喜八のメッセージが本筋から浮きまくっているのが一番気になる。[シネ・ラ・セット (FILMeX2001)] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 「宮本武蔵なんか全然偉くないよ、あいつは強かったんだから。本当にエライのは一生懸命生きてるヤツだよ、江分利みたいなヤツだよ!」(江分利満=小林桂樹) (荒馬大介) | [投票(4)] |
★3 | ぐいぐい引き込まれはしないが、アニメが入るところなど当時は斬新だったのかなぁとは思う。今ではよくある手法だけど。 (tredair) | [投票] |
★4 | 戦中派の悲哀をベースにしたコメディ。いきなり挿入されるアニメなど実験的なギミックはウディ・アレンを思い出したりして。 (さいもん) | [投票] |