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[コメント] 太平洋ひとりぼっち(1963/日)
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★4意外に陰鬱なのだが、青春とはそんなものだろう。日本で個人主義を貫けばそうなるしかないともいえる。ひとの話をきいていない青年と太平洋の青。これはやはり裕次郎にしかできまい。ヨットが金門橋をくぐった時、日本の戦後は完成形に到達したと言っていい。 ()[投票(2)]
★4日本の窮屈な現状と太平洋の解放感の対比が上手く描けていた。 [review] (t3b)[投票(1)]
★4冒険物にしてはテンションは低めな映画。もろ作家性が出ている映画に石原裕次郎が演じているのが面白い。 [review] (ギスジ)[投票(2)]
★3石原裕次郎と「海」というイメージに騙されてはいけない。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★4タイトルから勝手に牧歌的な青春ものをイメージしていたけど、やたら端に被写体の片寄った絵作りと、会話でさえモノローグのような自閉キャラで描く、冷えきった孤独感が印象的だった。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
★3主人公のナレーションや、頻繁に挿入される回想シーンは、観客を退屈させはしないが、孤立感を殺ぐこと甚だしい。堀江青年に寄り添うような撮影が、彼を捉えるカメラ、観客という三者の共犯関係を成立させるが、「ひとりぼっち」感にとっては致命的。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
★3市川崑のアーティスティックな画面構成は楽しめるものの、いかんせん裕次郎のインチキ棒読み関西青年の独白にゲッソリさせられる。 [review] (水那岐)[投票(4)]
★3母親を演じているのが田中絹代というだけでほとんど条件反射的に涙してしまう自分に呆れながら、石原裕次郎の気色悪いモノローグが段々と心地よくなってゆく不思議に「スター」の重みを噛み締める。 (3819695)[投票(1)]
★4この偉業(異形)を成し遂げたのは、ビリー・ワイルダーと市川崑しかいない。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4敗戦のあおりで渡航の自由を奪われた日本青年の行為を、冒険による快挙ではなく半鎖国状態の中で加速する情報化と経済化の「スピード」からの無意識の逃走と捉えた和田夏十市川崑の視点が面白い。結果として冒険談への期待に肩透かしを喰わせたが。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
★3う〜ん・・・面白いんだけど、いかんせん石原裕次郎がへたくそで・・・ (テトラ)[投票]
★3裕次郎はやっぱバカ映画に出演しないと魅力を出し切れません。まあ、方向転換を図ったというのは分かりますが。 (りかちゅ)[投票(2)]
★3そう言えばビールで米を炊く話は覚えていたけど、バターと粉末牛乳と角砂糖でクリームを作った話は覚えてなかったなあ。試したことはないんだけど(試したいとは現時点では思わないけど)、おいしいんだろうか? [review] (甘崎庵)[投票]
★3単独航海で太平洋横断を果たした堀江謙一さんの偉業を映像化したのは良いのだけど、私は、スクリーンの前で独りぼっちを喰らい、単独後悔で帰路を乗り切り家に到着した。おもいっきり石原裕次郎プロのノベルティグッズな出来。 [review] (ジャイアント白田)[投票(1)]
★2本当の孤独というものが今イチ伝わらないし、裕次郎の青年然とした喋り方もアホに見える。ヨットの中での孤独の描写が見所なのだろうが、それよりも家族との関係や、サンフランシスコに着いてからの描写の方が面白かった。['03.3.20京都文化博物館] (直人)[投票(3)]
★3主演は石原裕次郎で良かったのか?孤独ってあんな程度なのか?監督は市川崑で良かったのか?もっともっと凄い偉業じゃなかったのか? (sawa:38)[投票(4)]
★4裕次郎ルリ子の日活明朗コンビも田中の『おとうと』根暗父母に呑まれ暗鬱になる、そのミスマッチ。頻繁にインサートされる東京の夜景は甘い郷愁じゃなく異世界の風景みたいだ。市川節は堪能できても感銘は今いち盛り上がらない。 (けにろん)[投票(4)]
★3実話だけど、海での本当の緊迫感はこの映画では伝わらないんだけど、ヨットで大平洋を横断しようと考えた本人はすごい。 (にゃご)[投票]