ペンクロフさんのコメント: 投票数順
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006/米) | ガチ(ドッキリ)部分とヤオ(ドラマ)部分がはっきり分かれすぎていて少し興ざめ。その狭間の虚実皮膜にこそステキなサムシングがあるのではなかろうか。 | [投票] | |
サザン・コンフォート(1981/米) | 斯様な能無しどもにM16持たせて州兵やらせてるのがすでにおかしいのだが、アメリカの内なる「秘境」「土人」を描いた「悪魔のいけにえ」系の傑作。ケイジャンも怖いけど、州兵たちもひどい連中で救われない。渋い。 | [投票] | |
ズール戦争(1964/英) | 雲霞の如く押し寄せる勇敢なズールーの戦士たち。『スターシップ・トゥルーパーズ』『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の源流がここに。死闘の果てに生まれる宿敵への敬意。『プレデター2』の源流がここに。 | [投票] | |
プラネット・テラー in グラインドハウス(2007/米) | 「一周まわって」なんて言い訳無用、まっとうにメチャ面白い。カーペンター先生の背中が見えてきた境地。 | [投票] | |
アルティメット・フォース 孤高のアサシン(2005/米=クロアチア) | 戦慄の左ハイが戦場で炸裂! しません。ベニー・ユキーデにはなれなかったよ。 | [投票] | |
スカイ・クロラ(2008/日) | テーマや主張以前にまったく面白くないウンコ映画。あの『イノセンス』よりつまらない。押井さんはもう辞めたほうがいい、終わってる。 | [投票] | |
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米) | 実に力のある面白い映画なのだけど、PTAの過去作品の如く心が震えることはなかった。自分にキリスト教の素養がないからだろうか。 | [投票] | |
マパンツラ(1988/南アフリカ=豪=英) | アパルトヘイトなんて関係ないぜ! と面白おかしく自由に生きるチンピラも、「それ」からは逃れられない。そこで生きるということは、否応なしに決断を迫られることだった。 [review] | [投票] | |
マジンガーZ対暗黒大将軍(1974/日) | 底抜けに強い新たな英雄の登場よりも、滅びゆく鉄の城マジンガーZの只事ではない色気に目を奪われる。あっさり敵を倒すグレートより、大苦戦のZが見せる驚異の粘り腰に感動した。オレにとってはこの主役交代劇は失敗だった。 | [投票] | |
ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960/日) | 敗戦からたかだか15年でこれほど絢爛たる戦争映画が作られていたことに驚く。演出と演技には戦争の残り香の色が濃く生々しい。太平洋戦争について冷静な論考や総括がなされていないからこそ価値のある、人間臭い映画と思えた。 | [投票] | |
オアシス(2002/韓国) | 脳性麻痺の女とレイプマンが主役なので風変わりだが、実のところベタな恋愛もの。2人の演者の芝居はたいへんなものだが、鳩や蝶、繰り返される健常幻想など、気に入らない演出も多い。 | [投票] | |
フロント・ページ(1990/香港) | ホイ兄弟の最高傑作だと思う。すべての場面が名場面。サム・ホイの盲人のフリも凄いが、マイケルのアホの子のフリは凄すぎる。地上波では絶対放送できない。 | [投票] | |
SF新世紀 レンズマン(1984/日) | まるで『ダーティーペア』の高千穂センセみたいなノリ。うろ覚えだが「銀河パトロール隊」ってこうじゃなかっただろう。アルフィー・・・ | [投票] | |
スチームボーイ(2004/日) | 24億もかけた映画で、こいつらはいったい何をやっておるのだ。 | [投票] | |
地上最強のカラテ PART2(1976/日) | 極真カラテの常軌を逸した稽古の数々。ウィリー・ウィリアムズが熊と闘う映像は凄すぎる。これはよくできた映画ではないかもしれないが、同時に映画という枠におさまらぬ「何か」であることもまた明白だ。 | [投票] | |
地上最強のカラテ(1976/日) | 「空手バカ一代」に燃えた勢いで観ると、意外や真面目な記録映画なので驚く。伝説の第1回世界大会をフィルムに残した意義は果てしなく大きい。待機する救急医師団、KOされ担架で運ばれる選手たち、世界の強豪を迎え撃つ日本勢・・・間違いなく昭和の武道史を変えた映画。 | [投票] | |
ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984/日) | 全編これセンス・オブ・ワンダーの塊。石像のくだりは特にズバ抜けて素晴らしく、子供心に映画とはこれほどの力を持つものかと驚愕した。 | [投票] | |
ドラえもん のび太の恐竜(1980/日) | のび太の成長を正面から描く骨太大作。この映画ののび太は吐いたヨタの帳尻を合わせ、時に迷いながらも勇気を持って決断し、他者(ピー助)のために行動して落とし前をつける。降ってわいたファンタジーではなく、のび太自身の行動が契機となり冒険の扉がひらく展開も好きだ。 | [投票] | |
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005/米) | ドンデンミステリとしては出来が悪く、びっくりスリラーとしては瞬発力がない。誰か早くダコタ・ファニングがかわいいだけの純粋ダコタ映画を撮ってくれないものか。 | [投票] | |
稲妻草紙(1951/日) | 主演の男女4人が実にいい。阪妻と田中絹代の雨のシーンもいいが、木暮実千代が仕草ひとつで見せる阪妻への愛情には胸が苦しくなった。こういう感情表現を見せる演出、できる役者を最近とんと見なくなった。 | [投票] |