★4 | 被写体としてのヨットの優秀さ。鋭角さと流線形を併せ持ち、風にはためく帆という動的要素を備え、垂直に高く聳えるマスト、甲板の下の船室、という縦の空間構造を持ち、細長い形状による、狭い閉鎖性と、強い遠近感とを同時に演出し得る事。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★4 | 実にタイトな演出だ。若い男が湖面から姿を消してしまうシークエンス、男が水の上を走るカット等忘れがたい場面は沢山あるが、中でもタイトルバック、フロントガラスの映りこみのカットがいい。男女が過剰に暗く見える画面は本作全体を象徴する。この冒頭から本作は全編「反射物の映画」と云うこともできる。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 男同士の刺すような視線の交し合いと無関心な素振りが作り出す尋常ならざる緊張感。ジャズの使い方もさり気なくて良かった。でもあれじゃ誰でも頭に来るよね。 (マッツァ) | [投票(2)] |
★4 | 瑞々しい映像、醒めた音楽。一見おシャレな映画かと思いきや、描かれていることはかなり醜い。 [review] (くたー) | [投票(2)] |
★3 | ポランスキーらしく、観察と五感がそれこそナイフのように鋭く冴える作品。刃を取り出す際の「ジャキッ」と鋭い音の異物感や編集。この頃から既にして不味そうな食事。皮肉めいたジャズ。絡み、あるいは躱される視線の緊張。虚栄と不穏と滑稽のドラマに説得力と深い陰影を与えている。正直愛せる類の話ではないが、とことん巧い。 [review] (DSCH) | [投票(1)] |
★4 | 青年とは人生の放浪期を行く人のことである。閉鎖空間へ持ち込まれたのは、放浪者への嫉妬と青年そのものであるナイフ。スタンダード画面で重なりひしめく男と男と女。懸命に全能を誇示する男は、社会性という規範のなかで矮小化する自分に気づいていたのだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 構図が冴えている。絵画のようです。悪意を生まんとする心理劇。じれったい確執。やはり「太陽がいっぱい」に似ている。新発見。ポランスキーにしては全くユーモアなし。そこがなかなかいい。 (セント) | [投票(1)] |
★4 | 退屈で仕方がない人たちが,集まっても,さらにどうしようもなくなると言う一つの例えを見たような気がしました。 (ゴン) | [投票(1)] |
★4 | 二十歳そこそこで初監督で、こういうやりとりを生み出せるなんて、凄すぎるというか、傷つき過ぎてる。光と構図と編集の、めちゃ痛い美しさ。ところで、小説『ハンニバル』で明らかになるレクター博士の生い立ちとポランスキーのそれが、ダブルのは私だけ? (エピキュリアン) | [投票(1)] |
★4 | 青年の幼児性・無知・率直さ・反抗的態度に対する、男の世慣れたスマートさ・残虐性・ライバル意識。これらの両面が女の母性をくすぐる。船上にいるのは3人だが、大人と子ども、女と男の意識下の戦いだ。 [review] (jollyjoker) | [投票] |
★4 | ミニマルで隙のない演出に小躍りする。前半は、貧者と富者、大人と若者という対立軸上の男性が中心に描かれるが、後半、女性が存在感を増して対立構造を無化していく。湖面の圧倒的な量感、波の輝映を収めたモノクロ画面が美しい。狭い空間内のキャメラが魔術師のようだ。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | まさしく湖の凪のような、平坦な印象。 [review] (青山実花) | [投票] |
★3 | 2(海・船)×3人の組み合わせを網羅したシチュエーションで綿密に心理描写をしていた点が律儀で素晴らしい。ナイフの不気味さ、海の白々しさが独特の雰囲気を醸し出す映画。 (hk) | [投票] |
★4 | 幻想。(レビューは冒頭からラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票] |
★2 | 贅沢だねえ。 (24) | [投票] |
★3 | 構図がかっこいい。カラーで見たかったなー。限られた空間での閉塞感は満喫したけど、さほど緊張感は感じなかった。むしろのんびり牧歌的?眠い時に見たからか…? (埴猪口) | [投票] |
★5 | 凝縮された人間模様に魅力を感じた。風潮豊かな映像美にイクスカーションを堪能。儀礼的な愛情表現が飛び交う中、幾度も緊張を覚える。風による最大の見せ場では息苦しさまで骨身に染みた。荒業を炸裂させ自然をも操る骨太い憎い演出、見応え充分有りです。 (かっきー) | [投票] |
★4 | シャープな白黒映像で語られるけだるい物語。渋い。 (熱田海之) | [投票] |
★5 | めちゃめちゃカッコいいと思う。犯罪者の複雑な心理状態を探るなんて寄り道をせず、徹底して渇いてるのがいい。 (きいす) | [投票] |
★4 | ナイフがいっぱい (アリ探し) | [投票] |
★5 | じりじり熱い太陽とまばゆい水面と少年の青さにゾクゾクした。音楽も最高。 (tomcot) | [投票] |
★3 | 2.7点。ポランスキーとは相性悪そうです。 (ころ阿弥) | [投票] |
★3 | 太陽がいっぱいとどっちが古い? [review] (かなえ) | [投票] |