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ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 点数順

★5アパートメント・ゼロ(1988/英=アルゼンチン)フォークランド紛争後のアルゼンチン…どことなく不安であいまいな時代の空気が下敷きになっている点に注目したい。…挙動不信な隣人へ募る疑惑の念…『アナザー・カントリー』の美男子、コリン・ファース主演の異色サスペンス。隠れた秀作だ。[投票(1)]
★5冷血(1967/米)たかが金のために、無関係の人々を惨殺してしまった冷血さ。古ビン拾いでのささやかな小銭稼ぎの中に見出してしまったぬくもり。このあまりに相反する自らの心のギャップに戸惑うからこそ、「誰に(或いは何に)謝ればいいのかわからない」のだろう。[投票(1)]
★5オーソン・ウェルズのオセロ(1952/米=仏=伊=モロッコ)モノクロであることが完璧すぎる。大胆すぎる。美しすぎる…。それにしてもオーソン・ウェルズが何故ゆえに「呪われた映画監督」などと評されるのか。異能…それを受け入れることのできないこの世界こそ呪われているのかもしれない。[投票(1)]
★5砂漠の流れ者(1970/米)まさにバラッド。気難しい頑固者だったペキンパー監督…そんなオヤジが背中を向ける時にだけちらりと見せる優しさ…それがここにある。ヴァイオレンスな作風ゆえに彼を毛嫌いしている方にこそ、鑑賞をお薦めしたい。[投票(1)]
★5ハイランダー 悪魔の戦士(1986/米)時空を越え、無限の哀しみの中を彷徨うハイランダー達。「Who want to live forever?」…フレディの歌声が切なく響き渡る。[投票(1)]
★5COWBOY BEBOP 天国の扉(2001/日)「びばっぷきたきたぁ〜いらっしゃぁ〜い」…というワケで再会を祝して満点!TVシリーズ同様、美しく、そして深い作品なので、DVDによる繰り返し鑑賞を推奨する。メカの比重が抑え気味?なのも(私にとっては)正解だ。[投票(1)]
★5機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988/日)フル装備で出撃したガンダムが、戦闘で次第に消耗し、最後には肉弾戦。そして…という展開に、この作品の隠された(映像化にあたり削除された)命題「モビルスーツの否定」を読み取ることができる(サイコフレームの出所が暗示的)。[投票(1)]
★5椿三十郎(1962/日)「本当にいい刀は、いつも鞘に収まっているものですよ。」兵器とは、使われないことに本質がある。余談だが、三十朗のあの技は、「逆抜き不意打ち切り」と言うそうです(ポスターより)。[投票(1)]
★5デス・レース2000年(1976/米)面白ければそれで良いわけではないが、面白くなければ全てが始まらないのがエンターテインメントの鉄則。その意味でこの作品は満点。[投票(1)]
★5伝説巨神イデオン 発動篇(1982/日)あまりに早過ぎた傑作。打ち切り?になったTVパートと新作パートの繋ぎ目がはっきり判る構成に、富野監督の執念を垣間見ることができるだろう。[投票(1)]
★5マッドマックス2(1981/豪)最後にちらりと笑い顔を見せるマックスがいい。[投票(1)]
★5昼下りの決斗(1962/米)イーストウッドの『許されざる者』はこの作品へのオマージュでもあるという。それにしてもペキンパーの描くオヤジどもはどうしようもなく「男」であり続けている。そうこなくては![投票(1)]
★5渚にて(1959/米)BGMがちょっと鳴り過ぎてるような気がする。もっと静かなエンディングの方がよかった。[投票(1)]
★5TAXi(1997/仏)はやっ。いやスクーターが。[投票(1)]
★5ファインディング・ニモ(2003/米)超美麗なCGに、愛らしい魚キャラ。そしてアッと驚くダイナミックなクライマックス。ニモを思うマーリンの姿に思わず涙がポロリ。…また、ニモが生まれつき障害を持っていること、そして安易に子供を助けるシーンがないことなど、さりげない設定の妙に唸った。[投票]
★512人の怒れる男 評決の行方(1997/米)オリジナルは未見なのだが、これは秀作だ。議論をすることの楽しさ、厳しさ、責任の重さがよく伝わってくる。…舞台がほとんど会議室のみに限定される中で、名前さえ名乗らない12人の男たちの個性を十二分に描き切ったフリードキン監督の演出力には脱帽だ。[投票]
★5アメリカン・ゴシック(1988/英=カナダ)暗闇の中襲いくる異形の化け物…というのならいざ知らず、燦々と降り注ぐ陽光の下、古い規律を厳格に守る一家という題材を元にこれだけの恐怖が演出できるとは!私はreviewを使わないコトにしているが、今回ばかりはどうしてもネタバレをひとつしておきたい。 [review][投票]
★5幻の女(1944/米)光と影の刺激的なコントラスト。BGMをほとんど使わないことで演出する強烈なサスペンス。余計な場面の大胆な削除(速記録と傍聴席しか映さない裁判シーンが圧巻)…ロバート・シオドマク監督の手腕が光る傑作。クライマックスはアッと驚く衝撃だ。[投票]
★5パルコフィクション(2002/日)正直全く期待していなかったのだが…なるほどこれが矢口史靖監督の味かと感激!本篇時間が短いのに5+1本の短編が盛り込まれているのが心配だったが、その短さゆえ各話のテンポと切れ味の良さが光る。なにより底辺に流れる暖かい雰囲気が大好きっ♪[投票]
★5ブラックホーク・ダウン(2001/米)アカデミー受賞の音響効果と編集、そして地獄の戦場を描き切ったリドリー・スコット監督の凄まじい演出力は、単なるプロパガンダの域を越え、観る者に様々な問いを投げかけるだろう。『地獄の黙示録』を彷彿とさせるヘリの美しい飛行シーンが印象的だ。[投票]