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Kavalierさんのコメント: 更新順

★2WATARIDORI(2001/仏)題材を切り貼りしていくドキュメンタリー製作の基本過程で、作り手達の偏向した文化観、動物観が浮きぼりにされていく。 [review][投票(3)]
★4ブラッド・ワーク(2002/米)ありきたりの物語の中でもイーストウッドは人間を失わない。推理を結論から話すことなく弁証的に語ること、勘や思いつきはそれと断ってから話すこと。これによって自身に悪感情を持っている人間にさえ自説を納得させてしまう。 [review][投票(1)]
★2シモーヌ(2002/米)コンピューター関係やら、映画制作現場等の突っ込みだらけのトンデモ設定の中で先が読めず暴走するストーリー、笑えない脱力ギャグ。 [review][投票(4)]
★4女優須磨子の恋(1947/日)田中絹代の熱演と、舞台内容の質の高さ、それを切り取る溝口のカメラ、これらからなる映画内の舞台その物の表現力の高さは特筆に値するが… [review][投票(1)]
★4人情紙風船(1937/日)群像劇を行うときの、過度なまでの客観性の確保に監督の非常なクレバーさを見る。 [review][投票(5)]
★4アダプテーション(2002/米)悪くない、というか積極的に支持したい。 [review][投票(2)]
★4悪の階段(1965/日)再現度80%のフィルムノワール。想像するに作り手の「ジャンル・ノワールを作ろう」とする意図が、分かりやすい予定調和や説明セリフといった欠点になっているような気もする、が、映像と役者陣の演技と音楽のキレには痺れた。[投票(2)]
★2ゲロッパ!(2003/日)まず内容以前に、音声の録音状態が酷すぎる。多くのシーンでセリフを正確に聞き取ることができない。それとは別に、シットコムとしては失敗していると思うし、何のエクスキューズも無しにこのような通俗的な人情物をやってしまうのはちょっと受け入れがたい。凝ったスタッフロールが一番面白い。 [review][投票(3)]
★4茄子 アンダルシアの夏(2003/日)レーサーはレース中はレースにのみ集中し過去の故郷のことなど脳裏には浮かばないものだ。リアリズムを追求したレースシーンと、登場人物達のドラマを見事に表現上で分離したことが本作の成功点にある。 [review][投票(9)]
★4荒野の七人(1960/米)オリジナルよりこちらのほうが楽しめてしまったというと暴論だろうか。侍のストイシズムより、ガンマン達のオープンな性格に惹かれてしまったので。後半の村の造形を生かした立体バトルにも燃える。[投票(1)]
★3少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999/日)現在社会下での男性原理の封建的価値観に多くの女性は望んで収まるのだというラディカルなフェミ論に基づいた女性(女の子)への啓発・啓蒙映画。男性がこの手の題材を扱った時にしでかす欠点をすべて回避しているのは、作り手は非常にクレバーで巧妙だと関心していたのだが。 [review][投票(1)]
★5あなたが寝てる間に(1995/米)冒頭の回想シーンでのナレーション「思い出の夕焼けはこんな綺麗じゃないけど」は、安っぽい恋愛ファンタジーをあえてやろうとする作り手の強固な意思表示であり宣言でもある(と思う)。 [review][投票(4)]
★4アヴァロン(2001/日=ポーランド)ゲームを題材に扱った映画で多いバーチャルな世界での自己アイデンティティの模索、なんて作品として捕らえるからこの映画を誤解する。「ゲームを極限まで進化させることで、現実を模すことができかもしれない」なんて、ゲーマーの思いつきを特殊な画面効果と箱庭を模す映像技術によって具現化した、素晴らしい傑作。非ゲーマーに楽しめるかは知らんが。[投票]
★2ターン(2001/日)原作においては、繰り返す日常はこの映画のような世界の孤独下での「ジャンルホラー」などというものでは決してなく、心地よい日常が転じる怠惰の恐怖であったはずだ。 [review][投票]
★4大いなる幻影(1937/仏)戦争に代表される時代の推移にって浮き彫りになる旧来の価値観と戦争その物の虚飾性を映画は粒さに描いていく。国、階級、文化、人種を背負わされた人物の描き方に高い完成度を見るに、それが逆に後年の視点に晒された時、いささかステロタイプに見えるも事実でもある…。[投票]
★4キューポラのある街(1962/日)劇映画として見れば満点なのだろう。 [review][投票(3)]
★4キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)良質の教条主義映画。随所の大人視点の介在が心地良い。そしてテーマや人物描写の分化がバランス良い。早撮りを逆手に取った自然光を多用した撮影もお手軽で最大限の効果をあげているように思える。 [review][投票]
★5ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001/米)不良児童文学的な子供時代の多くのエピソードにワクワクする。 [review][投票(2)]
★5スウィート・ヒアアフター(1997/カナダ)閉鎖的コミュニティをできるだけ偏向なく描こうとする試み。 [review][投票(5)]
★4恐怖のメロディ(1971/米)あのラストが語る物は。 [review][投票(2)]