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ぽんしゅうさんのあらすじ: 点数順

★4憎いあンちくしょう(1962/日)北大作(石原裕次郎)は、マネージャーで恋人の典子(浅丘ルリ子)と知り合って以来、彼女の才覚もあって今やラジオやテレビ出演を分刻みでこなす人気タレントである。二人は自分達の愛が本物であることを信じ、プラトニックな関係を続けているが押寄せる倦怠感に不安も抱いていた。ある日、大作の番組に九州で医療活動を続ける恋人のもとへ無報酬で中古ジープを運んでくれる人を捜して欲しいという美子(芦川いずみ)が出演する。二人もまた2年間一度も会っていないが、今も純粋な愛で結ばれていると言う。それを聞いた大作は、スケジュールを投げ出して運搬役は自分がやると生放送で約束してしまう。(105分/カラー/シネスコ)[投票]
★4陸軍中野学校 密命(1967/日)昭和15年。中国で諜報活動中の陸軍中野学校の椎名(市川雷蔵)は、憲兵隊に逮捕され投獄先で元外務大臣高倉(山形勲)と偶然親しくなる。まもなく釈放された椎名は上官の草薙中佐(加藤大介)から、今回の密命は獄中で知り合った高倉の身辺を洗うことだと聞かされた。親英派の高倉を通じて英国諜報部へ日本の機密が流れているという。早速、椎名は一人娘の美鈴(高田美和)と箱根で静養中の高倉のもとを訪れる。そこで催されていたパーティーには英、米の大使夫妻も姿を見せていた。その中で椎名はドイツ大使館武官ウィンクラーと親密な関係にある男爵未亡人(野際陽子)に近づく。シリーズ第4作目(88分/白黒/シネスコ) [投票]
★4走らなあかん 夜明けまで(1995/日)出張先の大阪で食品会社サラリーマン坂田勇吉(萩原聖人)は、アタッシュケースを盗まれてしまう。中身は明日の大阪支社で開かれる会議で使う新商品の極秘資料。物見遊山の気分もぶっ飛んだ。運び屋の大山(大森嘉之)を見つけ出し、その幼なじみのホステス真弓(大塚寧々)とアタッシュケースの行き先を追いかける。なんだか知らないがケースは堀川組の組長(夏八木勲)の手にわたったらしい。おい!おい!おい!どうなってんだ!坂田は夜を徹して大阪の街を駆け回るのだった!原作は大沢在昌の同名小説。(108分/カラー/ワイド)[投票]
★4現代やくざ 人斬り与太(1972/日)昭和20年8月15日生まれ。沖田勇(菅原文太)は、川崎の繁華街にたむろする愚連隊のリーダーである。喧嘩、恐喝、スケこまし。さんざん暴れ回った末、5年の刑期を終え戻ってきた街には長髪の若者が行きかい真新しいビルが建ち始めすっかり変貌していた。繁華街も滝川組と横浜の愚連隊からのし上がってきた矢頭(安藤昇)が率いる矢頭組の二大勢力のもと平穏を保っていた。そんな街に退屈さを感じていた沖田に、組を破門された宿無しヤクザの木崎(小池朝雄)が声をかけてきた。一緒に組んで川崎の街に新たに縄張りを作ろうというのである。二人は滝川の縄張りで暴れ始める。(88分/カラー/シネスコ)[投票]
★4螢川(1987/日)「四月に大雪が降った年は、川の上流に蛍の大群が現れる。その光景をいしょに見た男と女は、やがて結ばれる」・・・昭和37年、冬の富山。中学三年の竜夫(坂詰貴之)は受験を控えていた。思いを寄せる幼なじみの同級生・英子(沢田玉恵)の進路も気がかりである。かつては羽振りの良かった父・重竜(三国連太郎)の事業も勢いをなくし、今は借金取に追われる日々が続く。そんなある日、父・重竜が倒れる。・・・四月、大雪が降った。そして桜が咲き、富山に遅い春が訪れた。それは竜夫にとって別れの時の訪れでもあった。原作は少年の心の成長と淡い性への目覚めを描いた宮本輝の芥川賞受賞作。(115分/カラー/ワイド) [投票]
★4男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980/日)さくら夫婦が新居に引っ越した。寅はお祝いに大金を包むのだが、例によってそのお金をめぐってとらやの住人たちとひと悶着、柴又を後にした。北海道江差町。まだ秋だというのに冷たい風が吹き抜ける中、のど自慢大会の会場で商売をするテキヤたち。寅はそこで古いテキヤ仲間の死を知らされる。酒と博打に明け暮れたその男の末路にふと自分を重ね、線香の一本も手向けたいと寅は男の故郷・奥尻島へ向かう。島には男の娘・すみれ(伊藤蘭)が暮していた。話を聞くと母親も幼い時に家を出たまま行方が知れないと言う。すみれは、東京に出て働きながら定時制高校に通いたいというのだが・・・・。シリーズ第26作。(100分/カラー/ワイド)[投票]
★4夏の妹(1972/日)1945年3月。米軍が慶良間諸島に上陸、沖縄戦へ突入。8月、敗戦により日本及び沖縄は米軍政下に置かれる。1951年、サンフランシスコ講和条約及び日米安保条約の締結により日本のみ独立。占領から27年、日本の独立から遅れること21年目の1972年5月15日に沖縄は日本に返還さた。・・・その72年の夏。素直子(栗田ひろみ)と桃子(リリィ)は、素直子の異父兄・鶴雄(石橋正次)に会うたに沖縄を訪れた。自分を殺してくれる相手を探しに来たという桜田(殿山泰司)もいっしょだ。やがて鶴雄の母(小山明子)、地元警察官・国吉(佐藤慶)、素直子の父で判事の菊地(小松方正)の奇妙な愛憎関係が明らかになる。[投票]
★4処刑遊戯(1979/日)鳴海昌平(松田優作)は、行きつけのバーにいた。フロアに流れる直子(リリィ)のピアノを聴きながら・・・・。鳴海はその夜、直子とベッドを共にした帰り、不意をつかれ何者かに監禁される。脱出をはかる鳴海。迷路のような建物の中、次々に襲ってくる男達を倒しながら疾走する鳴海。闇の中に迷い込む鳴海。突然、点灯されるライト。光の中に照らし出された鳴海・・・。そして藤田(山本燐一)と名のる組織のボスが現れる。殺し屋・鳴海への仕事の依頼である。相手は藤田の組織が使っていた殺し屋・岡島(青木義朗)。条件は直子の命。依頼?いやこれは命令なのだ。・・・・『殺人遊戯』に続く遊戯シリーズ第3弾。 [投票]
★4さらば映画の友よ インディアンサマー(1979/日)1968年、秋。二人の映画狂が新宿の映画館で知り合った。大学浪人のシューマ(重田尚彦)、19歳。彼の目標は勉強そっちのけで毎日映画館に通うこと、そして一日も早く童貞を捨てること。中年男のダンさん(川谷拓三)。彼の目標は一年に365本の映画を観ること、そしてそれを20年続けること。二人の映画話は尽きる事がない。そして友情は深まっていくかに見えたのだが、二人の前に17歳の不良少女ミナミ(浅野温子)が現れシューマとダンさんの友情が微妙に揺らぎ始める。年が明けた69年、テレビが東大安田講堂での学生と機動隊の攻防映し出す中、その事件は起きる。原田眞人監督デビュー作。(111分/カラー/スタンダード)[投票]
★4事件(1978/日)神奈川県厚木市でスナックを開業していた新宿の元ホステス坂井ハツ子(松坂慶子)が、他殺体で発見された。容疑者として逮捕されたのはハツ子の妹・ヨシ子(大竹しのぶ)と同棲中の自動車整備工上田宏(永島敏行)、19歳である。その時ヨシ子は妊娠3ヶ月の身重であった。谷本裁判長(佐分利信)のもと殺人、死体遺棄の罪状で公判は始まった。検事の岡部(芦田伸介)によって次々に送り込まれる証人たち。しかし、その発言は菊地弁護士(丹波哲郎)の大胆で巧みな尋問によって二転三転し始めるのだった。激しいやり取り繰り返される法廷で、やがて「事件」の真相が明らかにされるのだが・・・・。(138分/カラー/ワイド)[投票]
★4風の歌を聴け(1981/日)10年前の夏休み。大学生だった僕(小林薫)は、東京ー神戸間を結ぶ高速バス・ドリーム号で故郷の街に帰省した。昔馴染みの「ジェイズ・バー」では、中国生まれのバーテンダー(坂田明)が笑顔で迎えてくれる。春に知り合った親友の鼠(巻上公一)もずっと僕の帰りを待っていた。それだけではない。深夜放送では謎の女性から僕宛のプレゼントとしてビーチボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」がかかり、バーで酔いつぶれた左手の指が4本しかない女の子(真行寺君枝)と知りあった。そして何かが終わる予感が。群像新人文学賞受賞の村上春樹、32歳のデビュー作を29歳の大森一樹が映画化。(100分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★4TATTOO〈刺青〉あり(1982/日)ひんやりとした空気が漂う地下室。警察の死体安置所で、その男の検死が行われていた。銀行に篭城し射殺された男、竹田明夫(宇崎竜童)の死体である。検死官の事務的な声が「TATTOO〈刺青〉あり」と告げる。明夫の刺青。それは15歳で殺人を犯し保護観察が解けた20歳の時に入れた誓いのTATTOOである。30歳までに「ドデカイ事をやったる!」、それが明夫の立てた誓いだ。映画は「ドデカイ事」を目指し成し遂げるまでの、明夫の破天荒で矛盾に満ちた短い人生を再現し始める。・・・79年1月、警官・行員4人を殺害し2日間にわたり篭城を続けた三菱銀行・北畠支店事件の犯人像をモデルに高橋伴明監督が映画化。プロデュースは井筒和幸[投票]
★4薔薇の葬列(1969/日)少年がいる。整った顔立ちの少年である。少年は化粧を始める。見る見るうちに、そのあどけなさを残した顔に妖艶さが加わる。少年はエディ(ピーター)。ゲイ・バー「ジュネ」のナンバーワン・ホステスである。オーナーの権田(土屋嘉男)は、「ジュネ」のママ・レダ(小笠原修)と同棲しているが、若いエディの魅力の虜となり関係を持つようになる。嫉妬するレダ。レダとエディは店でも衝突する。反発するエディ。わき出るレダへの殺意・・・・と、そのときエディの脳裏を記憶がよぎる・・・。母の思い出。あふれんばかりの愛情をそそいで、父親のいないエディを育ててくれた母。・・・血まみれの母。[投票]
★4ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985/日)「あの〜吉岡さん知りませんか?」。高校の先輩をたよって上京した秋子(洞口依子)は、広い大学のキャンパスのなか吉岡を捜していた。あっちを尋ねては、こっちを覗く。そこで目にする学生達は、自由奔放のようであり、無責任のようであり、秋子にはまるで不思議の国のよう。やっと見つけた吉岡は、部室でエッチの真っ最中。秋子にはまったくの無関心で高校時代とは別人のようになっていた。落胆して帰郷しようとした秋子の前に、心理学部教授・平山(伊丹十三)が現れる。平山は「恥ずかしさ」の研究で、独自の理論を打ち立てようと野心を抱いていた。そのためには「とても恥ずかしい人体実験」が必要なのだ。(80分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★4廃市(1984/日)ある地方都市で大火があり、町のかなりの地域が焼失した。江口(山下規介)は、学生時代その町で過ごしたひと夏の出来事を思い浮かべる。町には古い運河が網のようにめぐり、人々はその水音の中でひっそりと暮らしていた。その夏、江口は論文を書き上げるため柏原家に身を寄せていた。歴史のある大きな木造家屋。住人は江口を出迎えてくれた安子(小林聡美)と姉の郁代(根岸季衣)、ふたりの祖母(入江たか子)。その家での最初の夜、江口は闇と共に訪れた静寂の中、運河の水音にまぎれ女のすすり泣く声を聞いた。次の日、いしょに暮らしているはずの郁代が姿を見せないことに気づく。・・・原作は福永武彦の同名小説[投票]
★4ロマンス(1996/日)郊外の造成地。地主に土地の売渡を請願する柴田(玉置浩二)がいた。柴田は大学卒業後、不動産業を起こし精力的に仕事をこなしている。一方、市役所の開発課で地味な仕事に精を出す安西(ラサール石井)。二人は大学の同級生である。ある日、柴田は安西を飲みに誘う。表向きは久しぶりの飲み会だが、安西から市の土地開発情報を聞き出したいのが本音である。初めは渋っていた安西だが、柴田の接待攻勢に担当者(塚本晋也)の名前をつぶやくように柴田に教える。かすかな共犯意識。したたかに酔った二人は、バーで一人で飲んでいた霧子(水島かおり)に声を掛ける。自由奔放で屈託の無い霧子。三人の不思議な関係が始まる。 [投票]
★4熱帯楽園倶楽部 the tropical people(1994/日)みすず(清水美砂)は、旅行会社の添乗員である。我がまま放題のツアー客を連れてタイ・バンコクへ。現地には日本人観光客を狙った、詐欺まがいの人間や店も少なくない。旅なれたみすずの目には危険がいっぱいに見える。そんななか、日本人の青年・飛田林(萩原聖人)が声を掛けてくる。調子はいいが、どうやら彼は悪い人間ではなさそうだ。二人はカフェに入って、乾いたのどを潤すことに。カフェのオーナー・ジョイ(風間杜夫)は、日本人とのハーフだそうだが日本語は話せないらしい・・・・何だか、だんだん怪しくなってくる・・・。監督、滝田洋二郎。脚本、一色伸幸。『僕らはみんな生きている』コンビによるコメディ。[投票]
★4俺っちのウエディング(1983/日)純白のウェディングドレスをまとった真紀子(宮崎美子)は、結婚式場の廊下で談笑していた。もう一人、ウェディングドレスの女が真紀子に近づく。一瞬の交錯。ナイフが真紀子の腹部に突き刺さる。式場内は騒然。そして轟きわたる爆発音。犯人の女は式場の倉庫で自爆し息絶えていた。出張先から直接式場に到着した新郎の勉(時任三郎)は、そこで始めて事件を知り病院へ。幸い真紀子の傷は浅かった。警察での事情聴取。勉はチーフ刑事(伊東四郎)と担当刑事(伊武雅刀)から過去の女性関係を問いただされる。そりゃ勉にだって、過去に付き合った女の一人や二人は・・・でも真紀子がいるし・・・勉はしぶしぶ女の名前を伝える。[投票]
★4国会へ行こう!(1993/日)大学4年の直哉(吉田栄作)は、単位も取り終ってクリーニング店でアルバイト中。卒業したら故郷へ帰って就職するつもりだ。直哉は配達中に、黒塗りの車が事故を起こすのに遭遇。機転を利かせてけが人を病院へ。助けられたのは衆議院議員・松平重義(緒形拳)。それをきっかけに直哉は、松平の下でアルバイト秘書として働くことになる。初めは好人物に見えた松平だが、これがとんでもないゴーマン男でダーティ政治家を絵に描いたような奴。しかも、こんな男が本気で政界のトップを狙っているのである。嫌気がさして秘書を辞めようとした直哉のもとに、一通の大きな郵便が届く。差出人は松平の妻(吉田日出子)だった。[投票]
★4熱海殺人事件(1986/日)部長刑事・二階堂伝兵衛(仲代達矢)は、犯罪捜査に彼一流の美学を持っている。自分が担当する事件は、ドラマティックで美しく文学的でなければならない。伝兵衛には愛人がいる。部下の水野刑事(志穂美悦子)。水野は数日後には他の男と結婚する予定だ。伝兵衛には腹違いの弟がいる。富山県警から呼び寄せた熊田刑事(風間杜夫)。熊田は妊娠した愛人を捨ててきた。三人が担当するのは、貧しい工員・大山(竹田高利)が、幼なじみのブスでデブのアイコを熱海で殺害したという事件。夢も哲学もない職工のブス殺し。伝兵衛の美学が許さない。伝兵衛は叫ぶ「いいか!犯罪を犯しただけで犯人になれると思うなよ!」[投票]