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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3ドクトル・マブゼ(1922/独)〔大賭博師篇〕変装と催眠術を駆使し株価操作、偽札作り、不正賭博と悪事を尽くす謎の男。それが精神分析医マブゼ(ルドルフ・クライン・ロッゲ)のもうひとつの顔だった。資産家ハル(パウル・リヒター)が次の標的だと察知したヴェンク検事(ベルンハルト・ゲツケ)は賭場に入り浸る厭世的な伯爵夫人(ゲルトルート・ベルカー)の協力を得て謎の男に迫ろうとする。〔犯罪地獄篇〕マブゼは警察の手におちた情婦のカロッツァ(アウト・エゲデ・ニッセン)を見捨て、さらに捜査の混乱を狙って伯爵夫人を誘拐。自ら検事に近づき命を狙うのだった。第一次大戦後のドイツを舞台に悪と秩序の対決を描くサスペンス。(サイレント/272分)[投票]
★4暗黒街(1927/米)シカゴの暗黒街。ブル(ジョージ・バンクロフト)という一匹狼の銀行強盗がいた。強面だが気っぷが良く人情味があり周りからも一目おかれた男だ。ブルは、ある晩知り合ったアル中の浮浪者(クライヴ・ブルック)の気概にほれ込み、高級車の名にちなんでロールスと呼び面倒をみるようになる。元は弁護士だったロールスは恩義を感じ、生活を立て直しブルのブレーンとなった。そんな理知的な紳士ロールスに、ブルの情婦で羽毛のコートをまとったフェザース(イヴリン・ブレント)は恋心を抱くようになる。そして、暗黒街のボスたちが集まる舞踏会の夜、ある事件が起きる。友情と愛情、恩義と疑心の相克を描くギャング映画。(サイレント/86分)[投票]
★4人生の乞食(1928/米)養父から虐待を受けていた若い娘ナンシー(ルイズ・ブルックス)は耐え切れず父を殺害してしまう。事情を知った旅の途中の青年ジム(リチャード・アーレン)は、ナンシーに男の服装をさせ兄弟をよそおい逃亡を手伝うことに。無一文の二人は貨物列車に飛び乗りあてのない旅に。たどり着いた先で、無賃乗車で移動する浮浪者(ホーボー)たちの集団に紛れ込もうとするが、ナンシーが女だとばれて目を付けられてしまう。そんななか、荒くれ者の浮浪者レッド(ウォーレス・ビアリー)が、ナンシーを力ずくで自分の女にすると言い出し仲間割れが始まってしまう。そのころ、警察の追手はすぐそこにせまっていた。(サイレント/83分)[投票]
★2人数の町(2019/日)借金を抱えて行き詰った蒼山(中村倫也)は、黄色いツナギの男に拉致され奇妙なコミュニティー(町)に送られた。住人は社会生活で問題を抱えたり失敗した者ばかり。全員デュード(あいつ)と呼ばれ部屋番号が唯一のアイデンティティ。それ以外に不自由はなく結婚は禁止だがフリーセックスが推奨され競争や格差のない平穏な町だ。ただ食糧を得るためには、ネットへのやらせ投稿、特定政党への投票、街頭での抗議活動への参加が必要だった。先輩住人のスレンダー美女(立花恵理)の手ほどきを受け、そんな生活へ順応した蒼山のまえに、自ら進んで実生活を捨てたという紅子(石橋静河)が現われる。CMプランナー荒木伸二の監督デビュー作。(111分)[投票]
★3雲の上(2003/日)山あいの片田舎。暴力事件を起こし服役していた、古びた寺の跡取り息子チケン(西村正秀)が仮出所し町に戻ってきた。かつて一緒に暴れていた仲間たちは、リーダだったチケンをあたたかく迎え入れる。だが、今はまっとうとは言えないまでも、それぞれ仕事を持つ彼らのなかにチケンは居場所を見つけることができなかった。そんなとき、幼馴染の親友シラス(鷹野毅)が、地元のヤクザ事務所で使いっぱしりをしていると聞かされる。赤く体を染めた無数の蛇が束となって、寺の屋根をつたって天に登るというの龍神伝説の呪縛に導かれ、若者たちは行き場を求めて迷走し始めるのだった。富田克也監督の自主制作による初長編作。(8ミリ→DV/140分)[投票]
★4はりぼて(2020/日)地方議員の滑稽なまでの腐敗の連鎖を描くドキュメンタリー。自民党員の割合が10年連続で日本一の富山県。2016年、その富山市議会で、議員報酬の増額問題に端を発し自民党会派議員を中心に架空請求やカラ出張などの「政務活動費」の不正取得が発覚。議会の重鎮議員を始め14人のドミノ辞職が全国的に報じられ話題となった。市議会では事件をふまえ“全国一厳しい”と言われる条例が制定された。このスクープを報じた地元のテレビ局は、その後さらに3年半に渡る調査報道で活動費の使用実態を追跡。すると改まるどころか次々と不正が発覚。その呆れた言い分けや、しどろもどろの対応、潔の悪い居直りは、もはや苦笑まじりの喜劇の様相を呈してゆく。(100分) [more][投票(1)]
★4ミュンヘンへの夜行列車(1940/英)1939年、第二次大戦前夜のチェコ。新兵器開発の鍵を握るボーマシュ博士はドイツ軍の侵攻を察知しイギリスへ逃れるが、娘のアンナ(マーガレット・ロックウッド)はナチの手に堕ち強制収容所に送られてしうまう。が、アンナもまた、そこで知り合った反ナチの若者カール(ポール・ヘンリード)とともに脱走し父を追ってイギリスへ渡る。父の行方の手掛かりを求めて、アンナはある港町の謎の男(レックス・ハリスン)に会いに行く。『バルカン超特急』(38)に続き、マーガレット.ロックウッドにノーントン・ウェインベイジル・ラドフォードのコンビを配しユーモアを交えながら英独の諜報合戦を描く娯楽サスペンス。(白黒/93分)[投票]
★4SKIN/スキン(2019/米)スキンヘッドで全身いたるところにタトゥーを入れたブライオン(ジェイミー・ベル)は、白人至上主義の過激派組織の幹部だ。10代でグループに拾われリーダーのクレーガー(ビル・キャンプ)とパートナーのシャリーン(ヴェラ・ファーミガ)に実の息子のように育てられ硬い絆で結ばれていた。ある日ブライオンは、グループのイベントで知り合った3人の娘を育てるシングルマザーのジュリー(ダニエル・マクドナルド)に心惹かれ、やがてふたりは交際を始める。だが彼らの過激な活動と非道な悪行に恐れをなしたジュリーは、ブライオンにグループを抜けるよう懇願する。アメリカのレイシスト集団の幹部がたっどた実話の映画化。(118分)[投票]
★5SKIN 短編(2018/米)スキンヘッドで全身いたるところにタトゥーを入れたその白人至上主義者の男(ジョナサン・タッカー)は、妻(ダニエル・マクドナルド)と最愛のひとり息子(ジャクソン・ロバート・スコット)と暮らしていた。ある日、男は妻子と連れ立ってレイシストグループの仲間たちとピクニックに出かけ、ビールを飲みながら銃の試し撃ちに興じた。小さな息子もまるで祭りを楽しむように、そんな大人たちの輪なかにいた。その帰り、男は立ち寄ったスーパーマーケットで子ども連れの黒人一家とトラブルを起こす。長編映画『SKIN/スキン』への出資を募るためにガイ・ナティーヴ監督により製作された短編映画。アカデミー賞 短編賞を受賞。(21分) [投票]
★2典座 -TENZO-(2019/日)禅寺で「食」を司る役僧のことを「典座(てんぞ)」という。永平寺での修業を終えて10年。僧侶の智賢(ちけん)は実家の山梨で寺を継ぎ父母と妻、そして食物アレルギーに苦しむ3歳の息子と暮していた。曹洞宗青年会副会長でもある智賢は「今」の仏教のありかたを探りつつ精進料理教室やヨガ座禅、いのちの電話相談を企画して意欲的に活動していた。一方、修業時代の兄弟子、隆行(りゅうぎょう)は“あの津波”で寺も檀家も、そして家族も失い福島の仮設住宅でひとり瓦礫撤去の作業員として働きながら、本堂の再建をあきらめきれず鬱々とした日々を送っていた。そんなおり智賢は曹洞宗の指導的尼僧、青山俊董に自らの進むべき道を問いに行く。 (62分) [more][投票]
★3カゾクデッサン(2019/日)ヤクザ上がりで、恋人の美里(瀧内公美)のバーで半分ヒモのように働いている剛太(水橋研二)のまえに中学生の少年が現れる。離婚した元妻、貴美(中村映里子)の息子の光貴(大友一生)だった。交通事故にあった貴美は、傷は癒えたが意識が戻らず、いろいろな知り合いに頼んで声を掛けてもらっているのだという。見舞いに現れた剛太と出くわした今の夫、義治(大西信満)は戸惑い息子に二度と剛太と会うなと厳命する。そんないきさつから光貴は、自分の出自に疑問を持ち始めるのだった。ときおり剛太の脳裏をよぎるガード下で争う男女3人の記憶。それはいったい何をもの語っているのだろうか。今井文寛の長編初監督作。(98分)[投票]
★5海辺の映画館 キネマの玉手箱(2019/日)その尾道の古びた映画館はオールナイト上映の「日本の戦争映画特集」を最後に閉館を迎えようとしていた。満席の館内には、陽気な映画マニアの毬男(厚木拓郎)、メモ片手に戦争史を学ぼうという真面目な鳳介(細山田隆人)、戦争なんてヤクザの喧嘩と同じだろうと立ち寄ったチンピラの茂(細田善彦)の三人の若者の姿があった。やがて、若者たちは「映画」のなかに迷い込んだ中学生の少女希子(吉田玲)を追って、幕末の権力抗争から会津戦争、日中戦争、そして太平洋戦争のもと三人のヒロイン(成海璃子/山崎紘菜/常盤貴子)たちと恋に落ちる。末期癌の闘病中にゆかりの俳優総出演で作られた大林宣彦の集大成的遺作。(179分) [投票]
★3この広い空のどこかに(1954/日)昭和30年代。川崎の商店街の酒屋。新婚夫婦の若主人の良一(佐田啓二)は新妻のひろ子(久我美子)と店を切り盛りしてた。姑のしげ(浦辺粂子)は、現代的であけすけのない嫁ひろ子を「いまどきの恋愛結婚」だからと揶揄するが、大学生の次男登(石浜朗)は明るく前向きな義姉をしたっていた。そんな一家のなかで、戦災のために片足が不自由になったことで婚期を逃した長女の泰子(高峰秀子)は、劣等感から世の中を恨み何ごに対しても悲観的だった。戦後復興期の一家をめぐる人間模様を描いて、未来に希望を託し礼賛する小林正樹監督の松竹大船ホームドラマ。(モノクロ/111分)[投票]
★4WAVES/ウェイブス(2019/米)経済的にも恵まれたマイアミの黒人高校生タイラー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)は、レスリング部の有望選手として期待され青春を謳歌していた。ただ、厳格な父(スターリング・K・ブラウン)は息子に期待するあまり過剰なほど強権的だった。従順に従っていたタイラーだが、肩に致命的な怪我を抱えていることが判明。同時に恋人(アレクサ・デミー)から妊娠を告げられる。窮地に追い込まれたタイラーがとった行動により、母(レネー・エリス・ゴールズベリー)は夫への不信感にさいなまれ、妹のエミリー(テイラー・ラッセル)も周りに対して心を閉ざしてしまう。今をを代表する楽曲をフィーチャーした「プレイリスト・ムービ」。(135分)[投票]
★4レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019/米)NYの成金家庭育ちのギャツビー(ティモシー・シャラメ)は、母親への反発もあり家を出て遠方の大学に通っていた。ある日、南部育ちの恋人アシュレー(エル・ファニング)が大学新聞の取材で映画監督ローランド(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをすることに。そこでギャツビーも同行して勝手知ったる有名スポットを巡って楽しい一夜を過ごそうと計画。ところがアシュレーは、成り行きで脚本家のテッド(ジュード・ロウ)や、人気俳優のヴェガ(ディエゴ・ルナ)と行動することに。予定が狂ったギャツビーの前に元カノの妹チャン(セレナ・ゴメス)があらわれる。ウディ・アレンの長編第50作目。(92分)[投票]
★4のぼる小寺さん(2020/日)高校のクライミング部の小寺さん(工藤遥)はボルダリングに夢中だ。名誉慾などなく他人の評価も気にしない、ちょっと天然な小寺さんは、毎日毎日ひたすら壁を登り続ける。そのひたむきな姿に、何ごとにもやる気のなかった同じクラスの近藤(伊藤健太郎)は惹かれていく。みんなからキショがられえている四条君(鈴木仁)もまた、小寺さんを尊敬の目で追っていた。さらに、学校をさぼって遊びまわっていた梨乃(吉川愛)や、将来の夢に自信が持てないでいた田崎ありか(小野花梨)も、小寺さんに感化されていく。そんな周りの動揺をよそに、小寺さんは目の前の壁を黙々と登り続けるのでした。珈琲原作のコミックの映画化。(101分)[投票]
★4なぜ君は総理大臣になれないのか(2020/日)衆議院議員・小川淳也の初出馬から現在(2020)までの17年を追った大島新のドキュメンタリー。2003年、家族の反対を押し切って香川1区から民主党(当時)公認で初出馬した小川は、地元の有力新聞社オーナー一族の自民党現職に敗れ、ようやく2005年に比例区での復活当選をはたす。愚直に理想を追い求める姿勢は保守系の政治ジャーナリストからも若手ホープとして注目を集めるが、党利党益に貢献しない小川は党内で伸び悩む。大島はそんな姿をみて「この男は政治家に向いていないのではないか」と思い始めていた。2017年、小川は当時の民進党と小池百合子率いる「希望の党」との合流騒動のなか迷走する。はたして彼は政治家失格なのだろうか。(116分)[投票]
★3精神0(2020/日=米)精神科の診療所を営む医師と患者たちを見つめたドキュメンタリー『精神』から12年。82歳になった山本昌知医師は引退を決意していた。世話になった患者が次々に訪れ、長年の労をねぎらい、絶望から救ってくれた謝意を伝え、「このあと私はどうすればいいんでしょうか」と今後への不安を切々と語る。そんな患者たちの話しを山本は黙って聞きとめていく。やがてカメラは高校の同級生で、認知症を患う妻、芳子との二人暮らしの家のなかへ入り込む。そこには男性優位の社会や、妻の献身と忍耐、そして思いを吐きだすことと、それをじっと聞くこと。そんな二人が歩んだ人生の痕跡がみえ隠れするのだった。想田和弘監督の「観察映画」第9弾。(128分)[投票]
★3はちどり(2018/韓国=米)1994年、経済成長期のソウル。14歳の女子中学生ウニ(パク・ジフ)は餅菓子商の両親と兄姉の5人で大規模団地で暮らしていた。父権意識の強い父(チョン・インギ)。その期待に従う優等生の兄は隠れてウニに暴力を振るう。姉(パク・スヨン)は男友だちと遊びほうけ、母(イ・スンヨン)はそんな家族を放置しているようでもあった。親友や、淡いデートを繰り返す男子生徒や後輩の女子との関係も微妙な展開に。そしてウニは、有名大学を休学中だという漢文塾の女先生ヨンジ(キム・セビョク)の、気だるく煙草をくゆらせる何にも縛られないたたずまいに魅かれていく。自身の少女時代の体験を投影させたキム・ポラ監督の初長編作。(138分)[投票]
★3ペイン・アンド・グローリー(2020/スペイン)世界的な名声を得た映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)だが、長年の持病による全身の痛みと、望に応えられないまま4年前に世を去った母(フリエタ・セラーノ)への罪悪感で今は引退同然の状態だった。そんな彼の過去の作品が再上映されることになり、喧嘩別れした主演男優アルベルト(アシエル・エチェアンディア) のもとを32年ぶりに訪ねるのだが・・。貧しい生活のなか、本と映画が好きな彼に教育を受けさせることが生きがいだった若き日の母(ペネロペ・クルス)との想い出に導かれるように、新たな展開が開けるのだった。ペドロ・アルモドバルの精神的自伝映画。A・バンデラスがカンヌ映画祭 主演男優賞受賞。(113分)[投票]