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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4帰れない二人(2018/中国=仏)2001年、山西省の大同。好景気に活気づくヤクザたちの兄貴分ビン(リャオ・ファン)と愛人のチャオ(チャオ・タオ )は仲間から一目置かれる存在だった。ところが二人は新興勢力との抗争に巻き込まれ投獄されてしまう。2006年、ビンをかばって5年の刑を受けたチャオはよやく出所するが、そこには待っているはずの男の姿はなかった。チャオは開発の波にさらされる長江のほとりの古都・奉節でビンと再会を果たすが、彼の心をとり戻すことは出来なかった。さらに大陸の奥地・新疆への旅を経て2017年、古巣の大同で雀荘の主となっていたチャオは変わり果てた姿のビンと再会するのだった。急激に変遷する中国社会に重ねて描かれる女と男の物語。(135分)[投票]
★5火口のふたり(2019/日)東京で失業中の賢治(柄本佑)は、一時期、兄妹のように暮らしていた従妹の直子(瀧内公美)が結婚すると知らされ帰省する。その賢治のもとに、結婚式を10日後に控えた直子が突然あらわれた。新婚家庭用の買い物に付き合って欲しいという彼女の言うままに新居へ向かう。実は二人は20代の初め、東京で恋人同士として激しく互いを求め合った仲だった。そんな直子が、今夜だけ、あの日に戻りたいと賢司に誘いをかける。真新しいベッドで激しく燃える直子と賢司。それからの5日間、婚約者が出張から戻るまで、二人は理性を失ったように互いの“体の言いぶん”に素直に従ってひたすらセックスに没頭していく。荒井晴彦が脚本・監督。(115分)[投票]
★4嵐の孤児(1921/米)18世紀のフランス。横暴な貴族の支配に庶民は疲弊し怒りは頂点に達しつつあった。貴族の家系に生まれながら孤児となったルイーズ(ドロシー・ギッシュ)は、貧しい一家の娘アンリエッタ(リリアン・ギッシュ)とともに姉妹のように育った。成人した二人は、病で目が不自由なルイーズの治療のため連れ立てパリへと向かう。しかし、アンリエッタは傲慢な貴族男にみそめられ拉致され、残されたルイーズは強欲な物乞い婆の手に堕ちてしまう。離れ離れになった二人は、やがてフランス革命が引き起こす混乱の嵐に巻き込まれていくのだった。可憐なリリアン&ドロシーのギッシュ実姉妹共演でD・W・グリフィスが描く大河ロマンス。(150分/サイレント)[投票]
★2アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲(2019/フィンランド=独)あれ(『アイアン・スカイ』(2013))から30年。地球を捨てた人類の生き残りたちは、月の裏側にあるかつての月面ナチの基地跡で暮らしていた。エネルギーは枯渇し人々の生活は困窮。一方、教祖のドナルド(トム・グリーン)率いるジョブズ教団だけが富を得て貧富の格差は拡大していた。そこにロシア人青年サーシャ(ウラジミル・ブラコフ)ら地球難民の一団が漂着。かつての闘士レナーテ(ユリア・ディーツェ)の娘で、基地のメンテナンスをになう女性機関士のオビ(ララ・ロッシ)は、地球の地下に別世界が存在することを知る。オビは新たなエネルギー源を求めて、マッチョ兵士マルコム(キット・デイル)らを連れて地球へと向かう。(93分)[投票]
★4よこがお(2019/日)美容師の米田(池松壮亮)を指名して店に現れた小奇麗な身なりの中年女性はリサと名のった。それは、元訪問看護師の白川市子(筒井真理子)の偽名だった。・・・半年前。市子は担当先の大石家で、認知症で癌も患う女性老画家(大方斐紗子)を献身的に看護していた。老女の孫で介護福祉士を目指す長女の基子(市川実日子)や、中学生の次女サキ(小川未祐)からも信頼され家族のように慕われていた。そんなおり、塾帰りのサキが突然行方不明になってしまう。やがて失踪事件は思わぬ展開をみせ、市子はその対応を誤ったことで窮地に追い込まれていくのだった。ねじれた愛情と憎しみが絡み合い織りなす転落と復讐のサスペンス。(111分) [投票]
★4復讐鬼(1950/米)黒人としては異例の警察署付属病院の医師となったルーサー(シドニー・ポワチエ)は、大怪我を負い担ぎ込まれてきた強盗犯兄弟の担当となる。兄は瀕死の重体。黒人に対して猛烈な反感を持つ弟のレイ(リチャード・ウィドマーク)はルーサー医師に悪態をつき担当を替えろと騒ぐのだった。そんななか手当のかいもなく兄は命を落としてしまう。レイは自分の悪口に腹を立て故意に兄を殺したのだと主張。病院は司法解剖の許可をもらうため兄の元妻エディ(リンダ・ダーネル)のもとを訪れるのだが・・・。一方、事態は噂を聞きつけた町の白人と黒人グループの集団暴動にまで発展してしまう。シドニー・ポワチエのデビュー作。(白黒/スタンダード/107分)[投票]
★4シャッターアイランド(2010/米)ボストン沖の孤島シャッターアイランドは、いつも荒波にさらされていた。そこは精神を病んだ犯罪者たちを収容する島だった。その閉ざされた病院でレイチェル(エミリー・モーティマー)という女囚が鍵のかかった病室から忽然と姿を消した。捜査に訪れた連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック(マーク・ラファロ)は残された「4の法則」というメモを手がかりに聞き取りを始めるが謎は深まるばかり。陰鬱とした島での捜査は何日にも及び、テディの心は乱れ苛立ち始めるのだった。それは、まるでこの島がテディを呼び寄せ監禁しているかのようでもあった。混沌のなか悪意と理性がせめぎ合う心理サスペンス。(138分)[投票]
★3さらば愛しきアウトロー(2018/米)1980年代初頭。米国内を転戦するように犯行を重ねる74歳の銀行強盗フォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)がいた。人を傷つけず、いつも微笑みながら金を奪い去る彼を、被害者たちは口々に礼儀正しい紳氏だったと証言した。そんなフォレストは偶然知り合った未亡人の牧場主ジュエル(シシー・スペイセク)と気心を通じさせていく。一方、事件を追うハント刑事(ケイシー・アフレック)は手掛かりがつかめず途方に暮れていた。そしてフォレストは旧知の仲間(ダニー・グローヴァー/トム・ウェイツ)と共に大金を狙って大仕事にチャレンジするのだった。実在の銀行強盗をモデルにしたレッドフォードの俳優引退作。(93分) [投票]
★4COLD WAR あの歌、2つの心(2018/ポーランド=英=仏)1949年、ポーランド。民族音楽舞踏団の創設メンバーのヴィクトル(トマシュ・コット)は、オーディション会場で勝気な少女ズーラ(ヨアンナ・クーリク)の歌の上手さと彼女が醸し出す不思議な魅力に心を奪われる。ズーラはある事件を起こし執行猶予中の身だと言う。二人は激しい恋に落ち3年、ソ連の支配のもと自由な活動が出来なくなったヴィクトルは、ズーラを誘って西側へ亡命をはかるが、彼女は約束の場所に現れなかった。さらに2年後、ジャズピアニストとなったヴィクトルは舞踏団のツアーでパリを訪れたズーラと再会する。それは15年間に渡り冷戦下の東西を巡る二人の数奇な恋愛模様の、まだ序章にすぎなかった。(88分/白黒/スタンダード)[投票]
★3スケート・キッチン(2018/米)内気な17歳の少女カミーユ(レイチェル・ヴィンベルク)だが、スケートボードに対する情熱だけはひと一倍。ところが、熱中するあまりケガをしてしまい、二人暮らしの母親からスケボーを禁止されてしまう。することもなく動画サイトを見ていたカミーユは、ニューヨークのスケートパークで活動する同世代の女子グループを知り、居ても立ってもいられず母に内緒で仲間入り。人種や同性愛など気にしない女同志の付き合いを謳歌するうちスケボー男子(ジェイデン・スミス)に好意を持つようになるが・・・。ドキュメンタリーも手掛ける女性監督クリスタル・モーゼルが実際のストリート・スケボー・グループの少女たちを起用した青春ドラマ。(106分)[投票]
★3たちあがる女(2018/アイスランド=仏=ウクライナ)アイルランドの地方都市。合唱団の女性講師ハットラ(ハルドラ・ギェイルハルズドッティル)は、密かに地元の国策アルミニウム工場に過激な攻撃を仕掛ける環境保護活動家という、もうひとつの顔を持っていた。神出鬼没の執拗な攻撃で、たびたび工場の操業を止めてしまう彼女は、謎の闘志“山女”の異名で政府機関からも追われていた。同郷の牧場主(ヨハン・シグルズアルソン)や官僚(ヨルンドゥル・ラグナルソン)の助けを借りながら孤独な闘いを続けるハットラのもとに、長年待ち望んでいた養子縁組が成立したとの知らせが届く。ようやく母となる夢が叶ったハットラは、保証人になってくれる予定の双子の姉アウサ(二役)のもとを訪ねる。(101分)[投票]
★4町田くんの世界(2019/日)勉強も運動も苦手な、どこにでもいるフツーの高校生・町田君(細田佳央太)ですが、実はフツーではなかったのです。彼は困っている人を絶対に見過ごせず、悪意に満ちた出来事もすべて“善意”に解釈してしまういささか度の過ぎた博愛精神の人なのです。ときに理解不能なその言動は、周りの人を苛立たせ変人扱いされていました。そんな町田君が「人が大嫌い」で友だちを作ろうとしない孤独な猪原さん(関水渚)に“偶然”大接近。二人の心は近づいたり離れたり。これははたして“善意”なのか“恋”なのか? またしても、同級生のりら(前田敦子)や西野(太賀)たちをイラつかせるのでした。安藤ゆきの同名コミックの映画化。(120分)[投票]
★4私の20世紀(1989/独=キューバ=ハンガリー)1880年、米国でエジソンの白熱電球のお披露目イベントが華々しく開催されていた。同じとき、ブタペストで双子の姉妹(ドロサ・セグダ二役)が生れた。リリとドーラと名づけられた二人は、やがて孤児となりイブの夜に離れ離れになってしまう。そして1900年、20世紀を迎える大晦日。20歳になった二人は偶然、オリエント急行に乗り合わせ、リリは気弱な革命活動家、ドーラは華麗な美人詐欺師としてブタペストへ戻ってきた。そこで、世界中を巡る謎の男Z(オレーグ・ヤンコフスキー)は、双子だと気づかずに二人と付き合うことになる。ハンガリーの女性監督イルディコ・エニエディの初長編でカンヌの新人賞受賞作。(白黒/スタンダード/102分) [投票]
★4カモとねぎ(1968/日)ノーブルな風貌で策略家の詐欺師・石黒(森雅之)は、威勢のいいチンピラの丸木(高島忠夫)と器用な発明屋の森(砂塚秀夫)を使って、大道具、小道具を駆使した変幻自在の成りきりコスプレで荒稼ぎをしていた。その日も、八百長を仕掛けてた競艇でまんまと300万円を手にするが、ぼったくりバーのホステス麻美(緑魔子)に金を持ち逃げされてしまった。金は全部亭主の保釈金に使ってしまったと、麻美は言うのだが・・・。劇映画としては谷口千吉監督の遺作となったクライム・コメディ。(カラー/シネマスコープ/92分)[投票]
★2新聞記者(2019/日)政権を維持するために情報を操作し秘密裏にメディアに流すこと。それが、外務省から内閣情報調査室へ出向している杉原(松坂桃李)に与えられた国家公務員としての仕事だった。葛藤を覚えながらも上司の多田(田中哲司)に命じられるままに強引な情報を“作る”ことに専念していた。そんなおり、杉原が尊敬する外務省時代の上司・神崎(高橋和也)が自ら命を絶ってしまった。同じころ東都新聞の社会部記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、何者かによって送られてきた「医療系大学院大学」新設に関する極秘文書の裏をとるよう、上司の陣野(北村有起哉)に指示される。東京新聞の望月衣塑子記者の著書に着想を得た政治サスペンス。(113分)[投票]
★5ウィーアーリトルゾンビーズ(2018/日)バズ事故で両親を一度に亡くしてしまった13歳の少年ヒカリ(二宮慶多)だが、ちっとも悲しくなんてなかった。そんなヒカリは火葬場で、同じ年頃のイクコ(中島セナ)、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)と出会う。それぞれ悲劇にみまわれ親を失った境遇なのに、3人もまた全然泣けないでいた。まるでゾンビのように感情のない4人は、この先の希望も展望もないまま、ゲームの世界のキャラクターのように「世の中」の冒険へと旅立つが、すぐにホームレス生活寸前に。そこで4人は楽器を拾い集め、バンド“LITTLE ZOMBIES”を結成するのだった。サンダンス映画祭ショートフィルム部門のグランプリ監督、長久允の初長編作品。(120分)[投票]
★3旅のおわり世界のはじまり(2019/日=ウズベキスタン)バラエティ番組のリポーター・葉子(前田敦子)は、制作クルーとウズベキスタンを訪れていた。お目当ての“幻の怪魚”がなかなか現れず苛立つディレクターの吉岡(染谷将太)。そのビジネスライクな要求に、現地民との間に挟まれながらも誠実に役目を果たすコーディネーターのテムル(アディズ・ラジャボフ)。淡々と仕事をこなすベテランカメラマン岩尾(加瀬亮)と心優しいADの佐々木(柄本時生)。葉子は、そんなスタッフと一線を引いて与えられたことだけを孤独にこなしていた。英語すら話せず、困ったことが起きると逃げ出してしまう葉子だが、ある日街中で耳にした歌声に誘われるように美しい劇場へと導かれる。(120分)[投票]
★4洗骨(2018/日)沖縄の離島には死者を風葬にし、4年後にその骨を海水や酒で洗って正式にあの世に送る「洗骨」という風習があった。恵美子(筒井真理子)の「洗骨」のために、東京で一流企業に勤める新城家の長男剛(筒井道隆)と、名古屋で美容師をしている娘の優子 (水崎綾女)が島に帰って来た。ところが家長の信綱(奥田瑛二)は妻を亡くして以来腑抜けたように酒浸り。生活は乱れ家は荒れ放題。さらに驚いたことに未婚のはずの優子の腹は、今にも子供が生まれそうなほど大きかった。島中の噂になって優子と剛は激しく対立。一家は崩壊寸前。そんな新城家を信綱の勝気な姉、信子(大島蓉子)が「洗骨」に向けて取り仕切ろうとするのだが・・・。(111分) [more][投票]
★3エリカ38(2019/日)逃亡先のタイで、現地の若い男と暮していた日本人の女が逮捕された。マスコミの問いかけに若作りのその女は、名前はエリカ、歳は38、と応えた。女の本名は渡部聡子(浅田美代子)、六十歳を過ぎた初老の詐欺師だった。― 化粧品の紹介販売を組織化し小銭を稼いでいた聡子は、会長と呼ばれる謎の経営者、伊藤(木内みどり)と知り合い、国際的な支援事業を手がける平澤(平岳大)という紳士を紹介される。その弁舌と資金集めの手腕に魅了された聡子は、平澤の手先として自分のネットワークを使って事業への寄付金を募り始めるのだった。億単位の出資金詐欺をはたらいた実在の女をモデルにした犯罪ドラマ。(103分/スタンダード)[投票]
★4さよならくちびる(2019/日)インディーズの人気女性デュオ「ハルレオ」が最後のコンサートツアーに出発した。旅の終わり、函館でデュオは解散するのだ。曲作り担当のハル(門脇麦)は才能豊かだが性格は控えめでぶっきらぼうにも見える。一方、奔放で不器用なレオ(小松菜奈)は男にだらしがない。今は完全に仲たがいしてしまった二人を、ローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)は醒めた目で突き放していた。浜松、四日市、大阪、新潟、酒田、弘前を巡り、ハルはレオに、レオはシマに、シマはハルに・・・三人の想いとすれ違いが回想を交えながら語られる。劇中曲を秦基博あいみよんが担当。塩田明彦原案、脚本、監督の音楽ロードムービー。(116分) [投票]