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ぽんしゅうさんのあらすじ: 点数順

★3マニトウ(1978/米)サンフランシスコの大病院で、腫瘍の権威ヒューズ医師(ジョン・セダー)は奇妙な患者を前に途方にくれていた。カレン(スーザン・ストラスバーグ)という女性の首に出来た腫瘍は急速に成長し続けていた。その速度とカタチは、どうみても胎児そのものだった。手術を前に不安に駆られたカレンは、かつての恋人で今は街の三流占い師をしている心霊術師のハリー(トニー・カーティス)のもとを訪ねたのだった。その夜、ベットをともにしたハリーは不思議で不気味な寝言で目をさます。「パナ、ウィチィ・サリトウ」カレンはそうつぶやいていた。400年前の古代インディアンの悪霊と現代の精霊との死闘を描くパニックホラー。(103分) [投票]
★3埋もれ木(2005/日)山に囲まれた小さな町。鉄道の路線からはずれ、かつては賑わいを見せていたはずのバスターミナルも廃止され人々からも忘れ去られそうな町。そこに暮らす高校生のまち(夏蓮)は、友達2人と空想物語のリレー遊びを始めた。「ある日、街のペットショップにラクダがやって来た・・・」。やがて彼女たちが紡ぎだす物語が、おんぼろ市場の魚屋さん(坂田明)や豆腐屋さん(大久保鷹)、真っ赤な車を乗り回す陽気な三ちゃん(浅野忠信)、頑固婆さん(坂本スミ子)たちの現実の世界と不思議な調和を織りなし始めるのだった。夢と過去が交錯するファンタジー。小栗康平監督、9年ぶりの第5作。(93分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]
★3荒野のダッチワイフ(1967/日)ブルーフィルムを製造するヤクザ一味に女をさらわれた金持ち男(津崎公平)は、腕利きの殺し屋ショウ(港雄一)を雇い女の救出を依頼した。殺し屋の恋人(渡みき)もまた、そのヤクザ(山本昌平)たちの手にかかり陵辱の中で殺されていたのだ。単身、アジトに乗り込んだショウは、やがて救うべき女と死んだ恋人の幻影の間を彷徨い始め妄想に獲り憑かれていくのだった。音楽を山下洋輔が担当。『裏切りの季節』に続く大和屋竺の監督第2作。若松プロ作品。原題は「恐怖人形」。(75分/モノクロ/ワイド)[投票]
★3マラソン(2005/韓国)自閉症のため、生まれつき人と上手くコミュニケーションをとることの出来ない19歳のチョウォン(チョ・スンウ)。しかし、彼には長距離ランナーとしての才能があった。走ることで彼は心の平静を得、行動も落ち着くのだ。母親のキョンスク(キム・ミスク)も、そんなチョウォンを励まし続けることにいつしか自分の人生を託し始めていた。ある日、養護学校にボストンマラソンの優勝者ソン・チョンウク(イ・ギヨン)が奉仕活動のため体育教師としてやってきた。母親キョンスクは、チョウォンがフルマラソンを完走できるようにソンにコーチを頼むのだが・・・・。実話にもとづく癒しと感動と成長の物語。(117分/カラー/ビスタサイズ) [投票]
★3国士無双(1986/日)ひょんなことから、将軍家御指南番・伊勢守を名乗るようになった青年が巻き起こすナンセンスコメディ。伊勢守一行になりすまし豪遊しようと企んだ素浪人・瀬高(岡本信人)と小鹿(火野正平)は、通りかかった青年を伊勢守に仕立て上げる。この青年(中井貴一)、何処へ行くのか尋ねると真っ直ぐ前を指差し、何処から来たのかと尋ねると黙って天を指さすちょっと不思議な変わり者。そんなニセ伊勢守が暴漢から救った娘八重(原田美枝子)を家まで送り届けると、なんとそこは本物の伊勢守(フランキー堺)のお屋敷だった!伊丹万作脚色・監督、片岡千恵蔵主演の同名作(32)のリメイク。(105分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3脱走大作戦(1968/米)第二次大戦中のイタリア。連合軍の将校が間抜けにも5人まとめて捕虜になってしまった。連れて行かれた収容所は、元ホテルマンのイタリア軍人が警備する、若くて美しい伯爵未亡人フランチェスカ(シルヴァ・コシナ)の豪邸。始めは真剣に脱走を考えた将校たちも、美味い料理に居心地の良い部屋、そして美人ときては戦争などどこ吹く風。優秀な将校がいなくなり困りはてた連合軍司令部は、上官嫌いで脱走の常習犯フリッグ二等兵(ポール・ニューマン)を、無理やり将校に昇進させて脱走の手助けをさせようと豪邸収容所に送り込んだまでは良かったが・・・・。『動く標的』のジャック・スマイト監督の戦争コメディ。(122分/カラー) [投票]
★3カーツーム(1966/英)1883年、エジプト支配下のスーダンで、狂信的イスラム教徒マーディ(ローレンス・オリビエ)による内乱が発生。エジプト軍1万人が殺された。当時、エジプトを統治していた英国首相のグラッドストン(ラルフ・リチャードソン)は、英軍出兵による自国内の批判を恐れ事を穏便に済ませようと、かつて中国の内乱を治めスーダンにも影響力をもつ英雄ゴードン将軍(チャールトン・ヘストン)と補佐役のスチュワート大佐(リチャード・ジョンソン)の二人だけを現地カーツームに送る。しかし、事態は想像を超えて悪化していた。実在の英国将軍チャールス・ゴードンの最後を描く伝記大作。(134分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3妖女の時代(1988/日)露骨な人間関係に嫌気がさし、製薬会社を退職した辰野(片岡鶴太郎)は自由な時間を謳歌していた。そんな辰野は、大学時代の友人で大会社の跡取り息子・柳沢(小西博之)から、ひと目惚れした麻酔科の女医・大河内葉子(名取裕子)の身辺を調べて欲しいと依頼された。小遣い稼ぎのつもりで引き受けた辰野。勤務先の病院で耳にする洋子の評判は申し分のないものだった。しかし、夜の洋子は別の顔を持つ女だった。豪華なドレスを身にまといホストクラブへ出入りしては、お気に入りのホスト田村(沖田浩之)を誘い出し淫微なプレイに興じていたのだった。原作は遠藤周作の「妖女のごとく」。(107分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3郡上一揆(2000/日)1754年、美濃国郡上の藩主金森頼錦(河原崎建三)は、藩財政建て直しのため新たな年貢制度「検見取り制」の導入をこころみた。郡上の農民たちはこれに反発。三千人を超える農民が八幡城へと押しかけ導入見送りの一筆をとりつけた。しかし一年後、再び藩は平右衛門(前田吟)ら庄屋に圧力をかけ強行策に出たのだった。絶対「検見取りお断り」で一致した村人たちは、江戸藩邸への直訴を決意。四郎左衛門(林隆三)、喜四郎(古田新太)、定次郎(緒方直人)らの代表一行を江戸へと送り出した。それが、3年間に及ぶ農民たちの戦いが始まりだった。江戸三大一揆のひとつ郡上一揆の映画化。(112分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]
★3白い手(1990/日)昭和31年、海辺の小学校。5年生の新学期を迎えた勝(中垣克麻)のクラスに、担任の彩子先生(南野陽子)が東京からの転校生隆清(福原学)を連れて現れた。隆清は緊張するとウンコを漏らしてしまう気の小さなお坊ちゃん。登校初日から、勝たちはケツメドとあだ名を付けてからかうのだった。とこが、その日の内に戦争未亡人の母(桜田淳子)と二人暮らしの勝の家に、自家用車で乗り付けた隆清の母(小川真由美)から、涙ながらに半ば強制的に息子の親友になってくれるよう懇願されてしまう。翌朝から勝は、悪ガキ仲間の目を避けてケツメド隆清と二人で登校するはめになってしまうのだった。(100分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3下弦の月〜ラスト・クォーター(2004/日)19歳の誕生日、音大生の美月(栗山千明)は恋人知己(成宮寛貴)の裏切りを知り街を彷徨っていた。絶望にくれる美月は、吸い寄せられるように入った洋館でアダム(HYDE)と名のる青年と出会い二人で新たに旅立つことを決意する。しかし、その旅立ちの朝、美月は不慮の事故に襲われ、記憶をなくしたイブとなって生と死の世界を彷徨いはじめたのだった。唯一、イブの姿が見える高校生の蛍 (黒川智花)は友人の正輝(落合扶樹)と共に館の謎を追い以前その洋館で暮らしていたさやか(伊藤歩)という少女の存在を突き止めたのだった。過去と現在、生と死の世界を彷徨う幻想ラブ・ミステリー。(112分/カラー/ワイド)[投票]
★3花と蛇2 パリ/静子(2005/日)「お前のような堅物に、秘められた静子の本性は分かるまい」。美術評論家の遠山(宍戸錠)に、画壇の老大家はその言葉と遠山の妻で有能な秘書でもある静子(杉本彩)のあられもない姿態と秘部を細密に描いたスーパーリアル春画を残し逝った。限られた人生の僅かな時間、男として静子を満足させることのできない悔悟の念が、遠山に静子をパリに赴かせることになる。遠山はかねてから支援を続けていた、日本を追われた不遇の反逆画家池上(遠藤憲一)の様子を見てくるよう静子に命じたのだった。訪ねたアトリエには、妹と精神的近親相姦に陥り酒浸りで1枚の絵も描くことのできない獣の目をした池上がいた。(113分/カラー/ワイド) [投票]
★3朝はダメよ!(1980/日)昼は有能な下着メーカーデザイナー、そして夜は男たちと奔放なセックスを楽しむ美希(鹿沼えり)。会社でも宣伝部のプレーボーイ辻本(北見敏之)をターゲットに、アタックするのだがどうも上手くいかない。後輩の典子(大崎裕子)から、辻本とベッドインした話を聞かされ心中穏やかでない美希だった。ある晩、美希のルームメイト典子(江崎和代)のもとへ、以前美希が酔った勢いで一夜を共にした会社社長三崎(小松方正)の使いが訪ねてきた。男は三崎社長が美希と愛人契約を結びたがっていることを告げに来たのだった。奔放なセックスライフを楽しむキャリアウーマンを描く、にっかつロマンポルノ。(69分/カラー/ワイド) [投票]
★3海賊版 BOOTLEG FILM(1999/日)文子という女が死んだ。そして、彼女の葬儀へ向かう二人の男の姿があった。一人は、昔の恋人文子(環季)との縁が切れず、妻から離婚されたうらぶれヤクザの立夫(柄本明)。もう一人は、立夫に文子を寝取られた夫で警察官の成司(椎名桔平)だ。二人は恋敵でありなら、昔馴染みの腐れ縁で結ばれた友人でもあった。文子の思い出をめぐって口論になった二人は、途中のドライブインで偶然通りかかったカップル洋二(北村一輝)と順子(舞華)に、トランクの中に隠していた「ちょっとマズイもの」を見られてしまった。冬の北海道を行くちょっと奇妙なロード・ムービー。小林政広監督、第2作。(74分/白黒/シネマスコープ)[投票]
★3CLOSING TIME(1996/日)酒びたりのシナリオライター(深水三章)には、帰る自宅はあるのだがその家へ帰る気と金がなかった。そして仕事をする気力も失っていた。行きつけのバーでもマスター(中原丈雄)に叱責され、愛想を尽かされてしまう。それでも酒を求めて女たちのもとを転々とする日々は続く。公園で知り合った赤毛のホームレス・レイ(夏木マリ)との映画談義。エイズの青年久保(北村一輝)との橋の下での生活。男をこんな生活に追い込んだ失意とは・・・。その心の傷が癒されることはあるのか。小林政広監督デビュー作。97年、ゆうばり国際ファンタスチック映画祭 ヤング・ファンタスティック部門グランプリ。(81分/カラー/ワイド)[投票]
★3美加マドカ 指を濡らす女(1984/日)ストリッパーのまゆみ(美加マドカ)は、まだ若いが逃げた男との間にできた赤ん坊をかかえ、今は俳優の俊一郎(広田行生)とつき合っている。ところが俊一郎は、まゆみの熱烈なファン勇次(内藤剛志)に、彼女と赤ん坊の世話を押し付けて長期の旅公演へ出てしまった。いつも、彼女の舞台をみてシコシコやっていた勇次は、憧れの女神をまえに心穏かではいられない。まゆみは、俊一郎がいない寂しさで勇次に八つ当たりばかりだが、ついに寂しさに耐え切れず勇次と関係をもってしまった。でも、まゆみの俊一郎への想いは一向に覚めないのだった。現役アイドルストリッパーが主演した、にっかつロマンポルノ。(89分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3忠直卿行状記(1960/日)家康(中村鴈治郎)に合戦の武勇を称えられ、家臣達の尊敬と畏怖のなか若殿・松平忠直(市川雷蔵)は上機嫌で宴に興じていた。翌日、家中の若者を集めて催された槍試合でも忠直に敵う者はなく、ことごとく武者たちを退けてしまった。忠直の願いは、2歳の時に出家した母・清涼尼(水谷八重子)に立派に成長した姿を見てもらうことだ。しかしその夜、忠直は槍で打ち負かした家来の会話を耳にする。「以前ほど、勝ちをお譲りするのに骨が折れなくなった」。生まれて以来、自分に向けられていた家臣たちの賞賛と尊敬、女たち愛情は全て偽りだったのか!忠直は深い猜疑の闇へと引きずり込まれたのだった。(94分/白黒/シネマスコープ)[投票]
★3幕末(1970/日)土佐では武市半平太(仲谷昇)を中心に、尊皇攘夷を唱える下級武士の一派は二百余名に達しようとしていた。その中に、諸藩を回り根回しをする中岡慎太郎(仲代達矢)や江戸帰りの坂本竜馬(中村錦之助)の姿もあった。そんなおり竜馬は藩の町人や下級武士に対する横暴に嫌気がさし再び江戸へと舞戻り、千葉道場の重太郎(尾形伸之介)とともに開国論の先鋒勝海舟(神山繁)の暗殺を計画するのだった。中岡との友情、 桂小五郎(御木本伸介)や西郷(小林桂樹)との交流、お良(吉永小百合)との愛。 後藤象二郎(三船敏郎)を動かし大政奉還を実現する竜馬の半生を描く。(120分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3女と三悪人(1962/日)幕府の政治も行き詰まり、人心も乱れた幕末の江戸。スリや泥棒が行き交う両国で一座をかまえる美人座長・喜久之助(山本富士子)は、街の人気ものだ。とりわけ浪人・勘十郎(大木実)と地元の顔役・竜運和尚(勝新太郎)は座長にぞっこん惚れ込んでいる。しかし今は、座長は一座の借金を肩代わりした但馬屋(三島雅夫)の女だ。二人とも手を出せないでた。そんなある日、スリと間違えられた役者くずれの流れ者・芳之助(市川雷蔵)が一座に舞い込み、我がままな人気役者・楽之助(島田竜三)の代わりに舞台をこなし観客から拍手喝采を浴びたのだった。井上梅次監督の大映時代劇。(102分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3コースト・ガード(2002/韓国)停戦合意後の韓国。北からのスパイ侵入を防ぐため韓国海兵隊は、国境近くの海岸線の監視にあたっていた。夜間、その海岸に立ち入る者は全て不審者として射殺されるのだ。その夜、警備についていたカン上等兵(チャン・ドンゴン)は岩場にうごめく人影を発見。迷わず銃弾を浴びせかける。そこには恋人ヨンギルの無残な死体を前に、恐怖にすくむ地元の娘ミヨン(パク・チア)がいた。民間人を射殺したにもかかわらず、任務への忠実さが称えられ特別休暇を与えられたカンは、罪の意識を抱えながらソウルへ向かう。そして海岸には、精神のバランスを崩し恋人の名を呟きながら男を求めるミヨンの姿があった。(96分/カラー/ビスタサイズ)[投票]