けにろんさんのあらすじ: 投票数順
| スフィンクス(1980/米) | アメリカ人考古学者のエリカ（レスリー・アン・ダウン）は紀元前の王墓建築技師メネフタ（ベルーズ・ヴォスーギ）に興味を持ちカイロを訪れる。訪れた古美術店でメネフタの名が刻印されたセティ１世の黄金像を発見するが、賊に襲撃され店主ハムディ（ジョン・ギールグッド）は殺害され像も盗まれる。それを目撃したエリカは追われるが危ういところを仏人ジャーナリストのイヴォン（モーリス・ロネ）に救われた。そして、ホテルに戻った彼女を部屋で政府古代美術管理局長のアーメッド（フランク・ランジェラ）が待ち受けていた…フランクリン・Ｊ・シャフナーの劇場映画監督第１１作。 | [投票] | |
| バット★２１(1988/米) | １９７２年３月。北ベトナム軍が非武装地帯を越えて南進する最中、米戦略空軍の電子戦機ダグラスＥＢ６６デストロイヤーが地対空ミサイルにより撃墜された。生存者は「バット２１」のコードを持つ電子兵器将校ハンプルトン中佐（ジーン・ハックマン）１人。米軍トップシークレットを持つ彼を北ベトナムは確保すべく猛追をかける。一方、米空軍戦闘救難チームが出撃。前戦航空統制官のクラーク大尉（ダニー・グローバー）はハンプルトンと連絡を取るが無線は敵に傍受されていた…。実話を映画化したピーター・マークル劇場映画監督第４作。 | [投票] | |
| 蜂の旅人(1986/仏＝伊＝ギリシャ) | 小学校教師のスピロ（マルチェロ・マストロヤンニ）は娘の結婚式を終えると、何故か人生に虚しさを覚え職を辞し旅に出る。彼の父親の生業は養蜂家であったのだが、スピロも又、蜜蜂を携えて花畑を求めて道を往くのだ。そんな彼が、ふとした切欠で知り合ったヒッチハイク少女（ナディア・ムルージ）は彼を誘惑するが、スピロは大人の対応をするのであった。しかし、旧友（ディノス・イリオプロス）を訪ねあと再び少女と再会したスピロは…。アンゲロプロスの「歴史の沈黙４部作」の第２作。尚、他は『シテール島への船出』『こうのとり、たちずさんで』『霧の中の風景』。 | [投票] | |
| チェンジリング(1980/カナダ) | 作曲家のジョン・ラッセル（ジョージ・Ｃ・スコット）は妻と子供を交通事故で失い人里離れた１件屋で作曲の仕事に没頭しようと歴史保存協会のクレア（トリッシュ・バン・ディバー）に紹介された屋敷に移り住む。しかし、その屋敷では変事が次々に起こるのであった。屋敷を調べたジョンは開かずの間で子供用の車椅子を発見、クレアの協力で屋敷の由来を調べると上院議員のカーマイケル（メルヴィン・ダグラス）の名が浮かび上がる。そして、レア（レン・バーンズ）とアルバート（エリック・クリスマス）という夫婦の霊媒者を呼んで降霊会が行われたが…。ピーター・メダックの劇場映画第７作。 | [投票] | |
| 背徳の囁き(1990/米) | ロサンゼルス市警の悪徳警官デニス・ペック（リチャード・ギア）は署内で若手を牛耳って悪の道に引きずりこみまくっていた。しかも、狡猾で尻尾は決して掴ませないのだ。折しも、内務調査班が入り新任のエリート捜査官レイモンド・アヴィラ（アンディ・ガルシア）はパートナーのエイミー（ローリー・メトカーフ）と共に捜査を開始するが、彼の警察学校時代の同窓生ヴァン（ウィリアム・ボールドウィン）も又、ペックの魔の手に取り込まれていた。ヴァンへの切り込みからペックを挙げようとするレイモンドであったが、彼はパトロール中に何者かによって射殺されてしまう…。マイク・フィギスの劇場映画監督第２作。 | [投票] | |
| アモス＆アンドリュー(1993/米) | 著名な人類学者アンドリュー・スターリン（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）は高級避暑地に購入した別荘へ引越中に隣人のフィル（マイケル・ラーナー）とジュディ（マーガレット・コリン）のギルマン夫妻にコソ泥に間違われる。黒人であったが為であった。夫妻は警察に通報、乗り込んで来た地元警察署長トリバー（ダブニー・コールマン）は、事実確認もせずアンドリューに対して発砲。しかし、よくよく聞けば、とんでもない間違いであった。慌てたトリバーは刑務所に拘束中のアモス（ニコラス・ケイジ）に釈放を条件に、ある提案をするが…。ジョナサン・デミファミリーの脚本家Ｅ・マックス・フライの監督デビュー作。 | [投票] | |
| 冒険者カミカゼ(1981/日) | 東西大学職員で元オリンピック選手の神風大介（千葉真一）は、女性ジョッキーを目指す金城ケイ（秋吉久美子）と知り合い意気投合。しかし、折しも湧き起こった不正入学問題の煽りを受け大学を解雇される。一方、医学部の学生で体操選手の星野明（真田広之）も自らの不正入学で退学に。２人は別々に７億円の入学金強奪を計画実行するが、大介が奪取に成功する。しかし、愛人みどり（あべ静江）の不用意な行動から、ヤクザの堂島（岡田英次）に目をつけられ襲撃される…。ロベール・アンリコの『冒険者たち』を翻案した鷹森立一の監督第２９作。 | [投票] | |
| ダブル・クラッチ(1978/日) | みなし子姉弟の真紀（松坂慶子）と彰彦（郷ひろみ）。姉の真紀は昼は駅の売店で、夜はキャバレーでと昼夜に渡り働きづめに働いていたが、弟の彰彦はパチンコ三昧のグータラ男なのであった。真紀は高校時代の恩師、木島（地井武男）と付き合っており、木島は真紀から相談を受けて彰彦を立ち直らせようとする。彰彦は車好きであったのが幸い、木島はＡ級ライセンスの持ち主であったのだ。彼は彰彦にテクを伝授する。しかし、木島は結婚していたのであった。しかも、真紀は木島の子を妊娠していた…。監督山根と主演郷のコンビ第５作。 | [投票] | |
| さよならミス・ワイコフ(1978/米) | カンザス州フリーダム高校のラテン語教師イブリン（アン・ヘイウッド）は周囲からの信頼も厚く質実な日々を送っていたが、最近とみに体調の変調を感じていた。ニール医師（ロバート・ボーン）に診断を受けると更年期障害だと言われる。彼女は３５歳にして処女だったのだ。紹介された精神科医シュタイナー（ドナルド・プレザンス）は彼女の少女期のトラウマを突き止める。悶々とした日々。そんな或る日、教室で居残り採点をしていたイブリンの前にアルバイト職員のレイフ（ジョン・ラファイエット）が来てズボンのジッパーを降ろすのであったが…。ＴＶ『ルーツ』『ホロコースト』のマービン・チョムスキーの劇場映画第５作。 | [投票] | |
| ブレイキング・イン(1989/米) | 全米で嘗ては名を知らしめた伝説的な金庫破りのアーニー（バート・レイノルズ）も今では寄る年波には勝てず、ハイテク金庫を避けて旧式の金庫専門に気儘な泥棒稼業で日々を送っていたが、或る日、忍び込んだ家で別の泥棒と鉢合わせ。彼の名はマイク（ケーシー・シマスコ）。女と車にしか関心のない軽薄そのものの若造であった。しかし、マイクに才能を嗅ぎ取ったアーニーは、コンビを組んで伝説のテクを伝授し始める。そして、一世一代の引退仕事の遊園地襲撃にとりかかるのだが…。ジョン・セイルズ脚本によるビル・フォーサイス監督第７作。 | [投票] | |
| レディ！レディ ＲＥＡＤＹ！ ＬＡＤＹ(1989/日) | 東京の都市銀行で支店長次長として働く菅野萌子（桃井かおり）の元に姪の高橋亮子（薬師丸ひろ子）が田舎から上京して来て居候するようになったが、キャリアウーマンとしてシティライフを謳歌する萌子と呑む打つ買うが取り柄の田舎娘の亮子ではそりが合うわけもなく、彼女たちは何かにつけて衝突する。萌子が紹介した就職口を蹴ってブラブラしていた亮子は、パン屋の店員の吉野（近藤敦）に興味を覚え彼に接近するのだが…。６人のプロデューサーが立ち上げたアルゴプロジェクトの第１回作品。 | [投票] | |
| 夕なぎ(1972/仏＝伊) | 画家の夫アントワーヌ（ウンベルト・オルシーニ）と別れたロザリー（ロミー・シュナイダー）は解体屋を営む５０前の男セザール（イヴ・モンタン）と出会い同棲するようになり愛されたが、結婚に失敗したロザリーは束縛を嫌った。そんな或る日、母シェリー（エヴァ・マリア・メインケ）の結婚式で嘗ての恋人デビッド（サミー・フレー）と出会ったロザリーの心は揺れる。新進のデザイナーである彼は５年前に彼女をおいて去ったのであったが今は成功しロザリーに求愛する。そんな中、セザールの心も激しく動揺していくのだが…。７３年フランスシネマ大賞受賞作。 | [投票] | |
| ブラス・ターゲット(1978/米) | １９４５年。ドイツを分割占領した米軍はナチスの２億５千万ドル相当の隠し金塊を発見し、時の司令官パットン将軍（ジョージ・ケネディ）はスイスへの移送を命じたが、移送列車が途中で何者かに襲撃され金塊は奪われた。その襲撃手法がイタリアで試みられた奇襲戦法に酷似していたことから、帰国まぎわの作戦の立案者ド・ルーカー少佐（ジョン・カサヴェテス）が呼ばれたが、彼は任務につきたくなかった。そして、友人のマコーリー大佐（パトリック・マクグーハン）を訪ねて取り計らいを依頼するが、そこで嘗ての愛人マーラ（ソフィア・ローレン）と出会う…。ジョン・ハフの劇場映画第９作。 | [投票] | |
| ペンデュラム 悪魔のふりこ(1990/米) | １９４２年のスペイン。魔女裁判が各地で猛威を振るう中、パン屋の人妻マリア（ローナ・デ・リッチ）は謂われのない疑いをかけられ捕らわれた。そして、宗教裁判所所長のトルケダマ（ランス・ヘンリクセン）の前に全裸で引き出され辱めを受けるのである。しかし、トルケダマはマリアの魅力に徐々に惹かれていく…。エドガー・アラン・ポー「落し穴と振り子」を映画化したスチュアート・ゴードン監督第７作。アメリカではビデオ用映画であったが、日本では劇場公開された。 | [投票] | |
| ファースト・ミッション(1985/香港) | タク（サモ・ハン・キンポー）とヤン（ジャッキー・チェン）のシュン兄弟は幼くして親を亡くし苦労して育ってきた。弟ヤンは警察学校で抜擢され特殊警察の刑事となる。一方、兄タクは知恵遅れで近所の子供達にも馬鹿にされる有様。或る日、路地裏で遊ぶタクの前に必死の形相で逃げて来た男が鞄を放り投げた。中には盗品の宝石がぎっしり。森に鞄を隠したタクは哀れシンジケートに囚われの身となってしまうのだが…。８０年代に連作された養成学校出のサモ・ハン（監督・主演）、ジャッキー（主演）、ユン・ピョウ（武術指導）のコラボによる１作。 | [投票] | |
| 二頭女 影の映画(1977/日) | 輪回し遊びをする少女の影が、やがて１人歩きを始めたのを皮切りに、様々な実像が無き後の影の残像が登場する。やがて、と或る１室で抱き合う男（パンチョ目黒）と女（新高恵子）。愛の行為の果ての破局。そして、男は荷物をまとめて部屋を去る。しかし、男の影はいつまでも残り続ける…。７７年ベナルマデナ映画祭特別賞受賞。寺山修司の監督第１４作。 | [投票] | |
| スター・トレック５ 新たなる未知へ(1988/米) | 銀河系中立惑星ニンバス３で叛乱が勃発との報を受け、カーク艦長（ウィリアム・シャトナー）指揮下のＵＳＳエンタープライズ号は発進したが、道中で叛乱の首謀者がバルカン星人サイボック（ローレンス・ラッキンビル）であることが判明し、彼と異母兄弟であったミスター・スポック（レナード・ニモイ）は動揺するのであった。ニンバス３に到着した彼等は精神の解放を説くサイボックに感化され伝説の惑星シャカリ探索に協力するのであったが…。シリーズ第５作。前作のニモイの後を受け今度はシャトナーが監督した。９０年ラジー賞ワースト作品賞・主演男優賞・監督賞受賞。 | [投票] | |
| 蔵の中(1981/日) | 雑誌編集者の磯貝（中尾彬）は蕗谷笛二（山中康仁）という美少年の持ち込んだ原稿「蔵の中」に浸りこんでいく。肺病の為、蔵の中に幽閉された小雪（松原留美子）は幼い頃の中耳炎が元で聾唖者で、絵草紙や錦絵に囲まれた耽美の世界にひっそりと生きていた、弟の笛二は何かと姉の面倒を見てるうちに感化されて女装したりするのである。そんな２人は遠眼鏡で近くの家を覗き見るようになる。そこには年増美人のお静（吉行和子）の１人暮らしの生活があったが、磯貝が通って来ていたのだ…。横溝正史原作を映画化した高林陽一監督第１０作。ニューハーフ松原の抜擢が話題となった。 | [投票] | |
| 昭和残侠伝 人斬り唐獅子(1969/日) | 皆川一家と東雲一家が覇権を争う浅草に７年振りに戻った花田秀次郎（高倉健）は義兄弟の風間重吉（池部良）が代貸を勤める東雲一家に草鞋を脱ぐ。しかし、秀次郎が嘗て愛した芸者、雅代（小山明子）は皆川（大木実）の後妻となっていたのだ。大陸浪人、山村（内田朝雄）にそそのかされた東雲一家の下河原（須賀不二男）は悪辣な手段で皆川一家の縄張りを犯し始める。見かねた秀次郎は下河原を諫めたが、その後、渡世の義理から皆川を斬るはめに…。シリーズ第６作で唯一の山下耕作監督作。（他は佐伯清が５本、マキノ雅弘が３本） | [投票] | |
| 真夜中の向う側(1977/米) | 第二次世界大戦が勃発した１９３９年のマルセーユ。お針子のノエル（マリー・フランス・ピジェ）は一念発起しモデルとなるためパリに上京、そこで休暇中の米空軍中尉ラリー（ジョン・ベック）と出会って恋に落ちる。しかし、ラリーの休暇は終わって彼は再び戦場へ、３週間後に再会を約したが彼は現れなかった。失意の彼女はモデルとなったが、妊娠が発覚。仕方なく堕胎するのである。一方、帰国したラリーは映画会社に勤めるキャサリン（スーザン・サランドン）と出会い結婚した。しかし、ラリーの消息をたずねるノエルは彼の結婚を知る…。シドニー・シェルダン原作によるチャールズ・ジャロットの劇場映画第５作。 | [投票] |