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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★4ザ・バニシング 消失(1988/仏=オランダ)初夏のフランス。休暇でドライブをしてきた恋人同士のレックス(ヘネ・ベルフーツ)とサスキア(ヨハンナ・テア・ステーゲ)は、ガス欠になり些細な感情の諍いで険悪なムードになる。それでもガソリンを持ち帰ったレックスに2人は仲直りし、ドライブインに休憩で立ち寄る。一方で1人の男がやってきて車を停める。男は何故か健常な腕に簡易ギブスを装着した。彼の名はレイモン(ベルナール・ピエール・ドナデュー)。周りの様子を観察し始めた。そろそろ出発しようとした恋人たちであったが、サスキアが飲み物を買いに行く。車で待つレックスであったが…。キューブリックが見た中で最も恐ろしいと言ったとかのカルト作。[投票]
★3七つの会議(2018/日)中堅電気メーカー、東京建電で販売会議が行われ鬼と称される営業部長、北川(香川照之)の檄が飛ぶ。一課はエース板戸(片岡愛之助)のもと販売成績をクリアしたが、原島(及川光博)率いる二課は未達で彼は北川からの罵倒に耐え切れず無理な目標達成を約させられるのであった。しかし、そんな会議の中で居眠りする男がいた。一課の万年係長、八角(野村萬斎)。彼は北川の面前で悠々と退出する。そんなある日、板戸がパワハラで訴えられ左遷となる事件が起こった。訴えたのは八角。それを見た原島は疑問を感じ始める…。池井戸潤原作のベストセラーの映画化。[投票]
★3偉人エーリッヒ博士(1940/米)1887年。ベルリン大学で助教授として働いていたパウル・エーリッヒ(エドワード・G・ロビンソン)は、打ち込んでいた細胞染色の論文が認められてコッホ(アルバート・バッサーマン)の研究室に招かれた。そこで生涯の盟友、ベーリング(オットー・クルーガー)と出会う。研究に勤しむ彼であったが、結核を患い2年間、妻(ルース・ゴードン)とともにエジプトで療養生活を送るが、そこで革命的なヒントをつかむのであった。帰国した彼は、死病とされていたジフテリアの研究にとりかかるのだが…。『ゾラの生涯』など伝記映画を連作しハリウッドのプルタークと称されたウィリアム・ディターレ監督第47作。[投票]
★4ジュリアン(2017/仏)夫アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)のDVが原因で離婚をしたミリアム(レア・ドリュッケール)であったが、無職の彼女は子供たちの親権を共同にせざるを得なかった。大学生の長女ジョセフィーヌ(マチルド・オヌヴー)はともかく、幼いジュリアン(トマ・ジオリア)は隔週で面会にくる父と1日過ごさねばならない。最初は優しく接する父であったが、ジュリアンの頑なな態度に徐々に本性を出し始め、妻に未練がある彼は執拗に彼女の連絡先を聞きだそうとし始める。必死でそれを拒むジュリアンであったが…。2018年セザール賞、作品賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞受賞のグザヴィエ・ルグラン長編映画デビュー作。[投票]
★4悲しみは女だけに(1958/日)戦後まもない尾道。刑事を戦後に退職し闇商売に手を染めたが上手くいかず離婚し今では後妻くに子(望月優子)と一緒に売春宿を細々と営む政夫(小沢栄太郎)であったが、姉、秀代(田中絹代)が30年ぶりに渡米したアメリカから帰国することになった。政夫の長男、浩(船越英二)と次女、芳子(市川和子)、秀代の妹、春江(水戸光子)が遠方から集まる。秀代は家族の為に泣く泣く嫁いで一家の困窮を助けたのであったが、集まった面々は寧ろ彼女に更なる無心を考えてたりする。そして、両親の墓参りから帰った一行を政夫の長女、道子(京マチ子)が待っていた…。新藤兼人の自伝を題材にした作品のうちの1本。[投票]
★4マスカレード・ホテル(2018/日)連続予告殺人が勃発し、捜査陣の新田(木村拓哉)が犯人が残した暗号から解析した次の殺人現場は「コルテシア東京」という一流ホテルであった。彼に潜入捜査が命じられ、いやいやながらに新田はフロントマンとして潜入するはめになる。ホテル側のサポート役を命じられたのは山岸尚美(長澤まさみ)。彼女もまた、刑事なんかが接客できっこないと反発するのであった。無理難題を言うわがまま客に切れそうになる新田を尚美は懸命にサポートするのであったが、とある老婆の素性を見抜いた観察眼に一目おいたりもする。そんな折、事態は急転直下するのであったが…。東野圭吾原作のベストセラーの映画化。[投票]
★3一万三千人の容疑者(1966/日)明彦ちゃん(藤山敏美)が誘拐された。下谷署では捜査本部が設けられ堀塚部長刑事(芦田伸介)が現場責任者となった。若手の高井刑事(田畑孝)を伴い少年の家を訪れた2人は、憔悴しきった母、敏子(小山明子)と父、和夫(神山寛)に面談し事件の早期解決を約する。1週間が過ぎ、東北訛りの男から身代金の要求電話がかかる。折り悪しく堀塚は非番であったが、高井を先導に受け渡し場所に包囲網がしかれた。のであったが、身代金50万円は奪われ明彦ちゃんも戻ってこなかった。警察の失態に世間の非難が巻き起こる。捜査は公開捜査に切り替えられたが…。1965年の「吉展ちゃん事件」の捜査手記をもとに映画化された。[投票]
★4ミスター・ガラス(2018/米)不死身男デヴィッド(ブルース・ウィリス)は、悪人を見つけて成敗していたが、そのころ連続監禁殺人事件が発生、感知能力を発動し彼はそいつを探し当てる。4人のチアリーダーを廃倉庫に監禁したのはケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)。24人格の解離性同一障害で、その1つビーストが発現すると凶悪能力を発揮する。そして、倉庫を発見したデヴィッドとケヴィンは対峙し激しい格闘になる。窓を突き破って外に出た2人は警官隊に包囲された。そして、病院に収容される。そこには、94回の骨折男イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)も収容されていた…。『アンブレイカブル』と『スプリット』の後日譚であり最終章。[投票]
★3ナポリの饗宴(1954/伊)第二次大戦後まもなく、ナポリで路上演奏楽譜売りで生計を立てる一家は居住区を追い立てられる。放浪の途についた一家は各所で音楽を奏でるのであった。家長のサルヴァトーレ(パオロ・ストッパ)が音楽に乗せて伝承を語りはじめるる。16世紀のサラセン人の襲撃による悲話「ミケレンマ」を皮切りに「ブルチネッラ」「惚れ薬」「シジーナ」「マルゲリータ」の5話からなる話を語り終える頃には長女に新しい恋人ができていた。彼を加えて一家は更なる放浪の旅に赴く…。1954年カンヌ国際映画祭、国際賞受賞。『河の女』でブレイクする前のソフィア・ローレンが「シジーナ」の挿話に出演。[投票]
★3水面のあかり(2017/日)業界紙の記者をしている森下あかり(加藤千果)は、同僚の伊坂(川上祐)とともに赴いた取材先の大学で松本教授(堀内正美)から退行催眠のレクチャーを受けるが、取材のために自分もやむなく被験者となることにする。その結果、桃山時代の人里離れた山間部の川でたたずむ少女のイメージが去来。それが、自分の前世であったのではないかとの思いにとりつかれる。そして、彼女は京都の山崎を訪れ、市の資料館の職員、早川(津田寛治)に協力をあおぎ、歴史をさかのぼるのだが…。渡辺シン劇場映画監督第1作。[投票]
★4蜘蛛の巣を払う女(2018/英=独=スウェーデン=カナダ=米)幼少期の記憶がリスベット(クレア・フォイ)の脳裏に去来する。幼い妹を変質者である父の元に置き逃げ出した苦渋。今、彼女は天才ハッカーとして裏街道で名を馳せていた。今日も女性を虐げる変質男を成敗してきたばかり。そんな彼女に、人工知能の権威バルデル博士(スティーヴン・マーチャント)から自身が開発した核攻撃制御システムの米国家安全保障局から奪還依頼がある。瞬くまにシステムを手に入れたリスベットであったが、起動のパスワードの解析中に何者かが彼女のアジトを急襲、システムは奪われてしまう…。原作者スティーグ・ラーソンの急逝でダビド・ラーゲルクランツが代筆したシリーズ第4作の映画化。[投票]
★3ジプシー・フラメンコ(2012/スペイン)スペイン、バルセロナ。ジプシーコミュニティ。映画館では『バルセロナ物語』(1963年)が上映中で主演のカルメン・アマジャのタップに陶酔の面持ちで見とれる少年がいた。名前はフアニート・マンサーノ。フラメンコダンサーを夢見る5歳の少年。一方、カルメンの姪メルセデス・アマジャ・ラ・ウィニーの娘でのカリメ・アマジャを迎えての記念コンサートの準備が開始された。初顔合わせのセッションでカリメがステップを踏み始める。そのダイナミズムの本物であることをを一瞬にして知った演奏家たち。スタジオは巨大なグルーヴ感に包まれていく…。カルメン生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。[投票]
★4君とひととき(1932/米)オリヴィエ教授(ローランド・ヤング)は浮気性の女房のミッチ(ジュヌビエーブ・トビン)との離婚を考え探偵に素行調査を頼んでいた。医者のアンドレ(モーリス・シュヴァリエ)は奥さんのコレット(ジャネット・マクドナルド)と相思相愛であり円満であったのだが、女癖も悪い。ひょんなことから親友のコレットの亭主がアンドレであると知ったミッチはコレットが催した晩餐会で彼を落とそうと画策する。女房を愛しながらも浮気の虫が抑えられないアンドレ。あっち行こうかこっち行こうかとハムレットさながらに悩むのであったが…。エルンスト・ルビッチ長篇監督第49作。[投票]
★5彼が愛したケーキ職人(2017/イスラエル=独)イスラエルから出張でベルリンに来たオーレン(ロイ・ミラー)はケーキ店でケーキを注文する。ケーキ職人トーマス(ティム・カルクオフ)は、彼から子供土産を相談され、玩具専門店に案内を頼まれた。それがきっかけで付き合うようになった2人は、やがて、オーレンの出張中、愛し合う仲になる。しかし、1ヵ月後の再訪を約し帰国したオーレンから連絡が途絶えた。思いあぐねてトーマスは大使館で消息を尋ね、事故死の事実を知る。数ヵ月後、エルサレムルの街をさまようトーマスの姿があった…。グレイツァ初監督作品で主演のカルクオフも無名の新人ながら2018年カルロヴィヴァリ国際映画祭、エキュメニカル審査員賞受賞。[投票]
★3殺られる(1959/仏)仕事から帰ったピエール(ロベール・オッセン)は恋人のベアトリス(エステラ・ブラン)が夜にもかかわらずこっそり出かけるのを見る。後をつけると裁縫店に入っていく彼女。そこには他にも多くの若い女たちが集まっている。店前で張り込むピエールであったが、彼を監視する車があった。警官に詰問されたピエールは歩き出す。すると2人の男が出てきてピエールを襲った。若い処女の人身売買組織の頭目キャリオ(ジャック・ダクミーヌ)の配下の殺し屋トム(フィリップ・クレイ)であった。伸されたピエールはトムの殺人の容疑者にされてしまう。アート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズが音楽を担当したノワール。[投票]
★4くるみ割り人形と秘密の王国(2018/米)愛する母を失ったクララ(マッケンジー・フォイ)は、父(マシュー・マクファディン)からクリスマスイヴに鍵のかかった小箱を遺品として受け取る。名付け親ドロッセルマイヤー(モーガン・フリーマン)にその箱の意味を尋ねるクララ。彼は糸をたどるゲームに彼女を促した。その糸をたどっていったクララは不思議な世界に迷い込む。衛兵であるキャプテン・フィリップ(ジェイデン・フォウォラ・ナイト)の案内のもと世界に足を踏み出した彼女にマザー・ジンジャー(ヘレン・ミレン)の手のものが襲い掛かるのだが…。共同監督名義のジョー・ジョンストンは撮り直し部分のみ担当。[投票]
★4月夜釜合戦(2017/日)大阪、釜ヶ崎。公娼を抜けたメイ(太田直里)は私娼となり街頭で客を引く日々であった。メイと「子供の家」で一緒に育った仁吉(川瀬陽太)は彼女たちの用心棒ということになっていたがケチな泥棒で日々を凌ぐ。そんな折、飛田遊郭を仕切る鎌足組の代紋のお釜が盗まれた。老齢の組長(才本隆彦)に代わり実権を握る宍戸(海道力也)の号令のもと一大捜索が行われるが見つからない。それどころか組の買い占めで釜が高騰する有様であった。そんな騒動のさなかに、組長の息子タマオ(渋川清彦)が帰ってくるのだが…。ドキュメンタリー作家佐藤零郎の16ミリフィルム自主制作による長篇劇映画デビュー作。[投票]
★1不倫への招待(1988/仏=韓国)女優のエマ(ヘリー・オー)は夫(サック・ヘイオン)を韓国に残して1人でパリにやってきた。かねてよりの不倫相手のニコラエル(ニコラ・バイオン)との情事のためであった。再会の悦びに激しく燃える2人であったが、エマはその程度では満足できない。さらなるアバンチュールを求めてパリを彷徨し乱交やレズプレイや3Pを愉しむのであった。純粋な青年(オリベル・マゾワイエ)と束の間の純愛にひたってみたが結局は淫乱の焔が燃え上がり彼と別れるのであったが…。『エマニエル夫人』の韓国版バッタもん。「ジプシー・エマ」シリーズ第1作。[投票]
★3アウト&アウト(2018/日)都内某所の立体駐車場で銃の取引が行われるが、諍いから買い手の青年が組事務所の男2人をのして銃を奪って逃走した。探偵事務所を営む矢能(遠藤憲一)は、かつて広域暴力団、菱口組の若頭であったが、事情から盃を返して堅気になった男。渡世のしがらみから両親を亡くした小2の栞(白鳥玉季)を預かっていた。そんな折、矢能に1本の依頼電話が入る。あるものの取引に立ち会ってほしいとのことで、舎弟の工藤(酒井伸泰)の紹介と言われ仕方なく応諾。しかし、現場に行った矢能を待っていたのは死体になった依頼人だった…。きうちかずひろ監督第7作。[投票]
★4三人の女(1977/米)カリフォルニア、パームスプリング。老人リハビリ施設で働くミリー(シェリー・デュヴァル)は、新人のピンキー(シシー・スペイセク)の指導を命じられるが、彼女は新人そっちのけで若い医師連中に色目をつかうのであった。しかし、テキサスの田舎から出てきたばかりのピンキーはミリーにべったり。結局は彼女の家に居候することとなった。そのアパートには酒場のマスターのエドガー(ロバート・フォーティア)と妻のウィリー(ジャニス・ルール)も住んでいたが、彼女の描く画はこの世ならぬ異界の秘め事めいていて、そんななかで彼女たちの関係性も徐々に変容し始める…。1977年カンヌ国際映画祭・女優賞受賞。[投票]