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けにろんさんのあらすじ: 投票数順

★2えきすとら(1982/日)役者を夢見ながらエキストラ稼業の冴えない日々を送る修五郎(武田鉄矢)は仕事場で同じ稼業の育子(石田えり)と知り合い付き合うようになる。しかし、日々は冴えなく一向に芽が出ない修五郎。一方、育子は健気にも劇団公演の為にビル掃除のバイトを始めるのであった。そんな、育子の為に修五郎は香典泥棒をして、その金で公演のチケットを大量購入するのだが…。『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』と併映された朝間義隆の監督第4作。[投票]
★4コキーユ・貝殻(1998/日)中学の同窓会に出席した浦山(小林薫)は30年ぶりに直子(風吹ジュン)と出会う。彼女は結婚後に東京に引っ越してずっと同窓会にも出席していなかったが、離婚して郷里に帰って来たのだ。浦山は直子のことを思い出そうとするが、クラスでも目立たなかったというくらいしか覚えていないのだった。後日、たまたま、上司の黒田(深水三章)と「コキーユ」というスナックを訪れると、直子がやってる店であった。それがきっかけで、浦山は直子の店に通うようになるのだが…。山本おさむのコミックを映画化した中原俊の劇場映画監督第20作。[投票]
★3MISTY ミスティ(1997/日=香港)平安貴族の武弘(金城武)と、その許婚の真砂(天海祐希)は都へと向かう途中、森の中で多襄丸(豊川悦司)という男と遭遇する。そして、事件は起きた。一夜明けた翌朝、武弘の死体と片腕を切り落とされた多襄丸と真砂が発見される。喰い違う2人の説明。そして、ただ1人事件を目撃したという少年盗賊ミミズ(小西杏奈)の証言は…。黒澤明の『羅生門』のリメイク。NHKディレクターの三枝健起の劇場映画初監督作。[投票]
★4女侠一代(1958/日)明治中期の九州筑豊。鉄道敷設を図る当局とそれに抵抗する川船頭の戦いは唐戸橋架橋工事を巡って膠着状態にあった。事態の解決を急ぐ当局は女傑として名を馳せる皆木組の島村ギン(清川虹子)に依頼し彼女はダイナマイトを体に巻いて元締の寅松(近衛十四郎)のもとに乗り込み説得に成功する。その帰り道で船頭の国本(戸上城太郎)に命を狙われるが、そこを吉田(三国連太郎)という船頭に助けられた。そんな吉田に心惹かれるギン。やがて、鉄道は開通しギンは鉄道院から表彰をされ栄華を誇るが、吉田は大阪へ去ってしまい、仕事も回ってこなくなっていく…。火野葦平の大河小説を映画化した内川清一郎の監督第18作。[投票]
★2インテルビスタ(1987/伊)1987年。設立50周年のチネチッタ撮影所ではフェデリコ・フェリーニ(本人)監督による新作の撮影が行われていた。日本のマスコミのインタビューに答えフェリーニが語る若き日の思い出。1940年に駆け出し記者だったフェリーニ(セルジオ・ルビーニ)が初めてチネチッタを訪れスター女優(パオラ・リグオーリ)にインタビューしたことなど。やがて、CM撮影でチネチッタにいたマルチェロ・マストロヤンニ(本人)がやって来てフェリーニと供にローマ郊外へ向かう。そこには引退したアニタ・エクバーグがひっそりと住んでいた…。87年モスクワ国際映画祭グランプリ、カンヌ国際映画祭40周年記念特別賞受賞。[投票]
★2殺意の香り(1982/米)ニューヨークの精神科医サム(ロイ・シャイダー)のもとに或る夜、ブロンドの美女が訪ねて来た。彼女の名はブルック(メリル・ストリープ)といい、バイナム(ジョゼフ・ソマー)という殺人事件の被害者の仕事上の助手であった。そして、又バイナムは嘗てサムの患者でもあったのである。折りしも来訪して来た刑事ヴィトッキ(ジョー・グリファシー)に不自然に慌ててその場を去るブルック。ヴィトッキには守秘義務からバイナムのことを話せないと言ったサムであったが、その夜、診療ファイルを再検討し始めた…。ロバート・ベントンの監督第4作。[投票]
★4もだえ(1944/スウェーデン)高校生のヤン(アルフ・ケリン)は学校の前の雑貨屋で働く少女ベルタ(マイ・ゼッターリング)に惹かれていたが、一方でサディスティックな教師カリギュラ(スティーグ・イェレル)から目を付けられていた。そして、あろうことかカリギュラも又ベルタに関心を持っていたのである。親友のサンドマン(スティーグ・オリーン)と映画を見た帰りに泥酔いのベルタを見かけたヤンは彼女を送っていくのだが、ベルタは何かに怯えていた。そして言う。「あの男がまた来る…怖い…」ベルイマンの助監督時代の脚本を恩師アルフ・シューベルイが監督した作品。[投票]
★3さすらいの航海(1976/英=スペイン)1939年。ナチスはユダヤ虐待への国際批判をかわす為937人のユダヤ人を乗せたセントルイス号をキューバへ向けて出航させた。貴婦人のデニス(フェイ・ダナウェイ)と夫の大学教授エーゴン(オスカー・ウェルナー)や元弁護士のカール(サム・ワナメイカー)と妻リリアン(リー・グラント)、ハバナに居る娘ミーラ(キャサリン・ロス)を訪ねるハウザー夫人(マリア・シェル)達乗客と反ナチ感情を持つ船長シュレーダー(マックス・フォン・シドー)。しかし、キューバ大統領のブルー(フェルナンド・レイ)は国内の反ユダヤ感情に抗しきれなくなっていた…。76年ゴールデングローブ助演女優賞受賞。[投票]
★2キルソドム(1985/韓国)今では良き夫(チョン・ソムン)にも恵まれ上流階級の婦人としての生活を送るファヨン(キム・ジミ)には辛い過去があった。朝鮮戦争下で当時の恋人ドンジン(シン・ソンイル)との間に生まれた息子と生き別れになったのだ。KBSテレビの人探し番組に触発された彼女は「出会いの広場」を訪れる。そこで、ドンジンと再会。彼にも今では家庭があった。2人は思い出の土地「キルソドム」を訪れる。そして、そこで2人が見たものは…。86年シカゴ国際映画祭人類平和賞、85年大鐘賞優秀作品賞・主演女優賞・音楽賞・美術賞受賞。[投票]
★3獅子王たちの最后(1993/日)北国の寒村で育った幼馴染の和馬(哀川翔)と智弘(錦織一清)と弥生(松田ケイジ)。たまたま、伝説のヒットマン鳴門隆殺害現場に居合わせた和馬と智弘は死体を始末し、桜井組の構成員となる。一方、ホストとなった弥生は来店した天女の刺青の女しのぶ(秋野暢子)と出会い本物の鳴門(清水健太郎)は生きていることを知るのだった。やがて、桜井組で頭角を現してきた2人であったが、本家筋の佐竹組の遠藤(ガダルカナル・タカ)の女の奈美(船田幸)を寝取ってしまった和馬は破門に、そして、智弘は堅気になろうとしていたのだが…。『獅子王たちの夏』の姉妹篇。[投票]
★3ローラ(1960/仏)港町ナント。何もかもに嫌気がさしてきたローラン(マルク・ミシェル)は船乗りになって旅立ちたいと思っていたが、ヨハネスブルグ行きの仕事を紹介されたときに、偶然にも幼馴染の酒場「エルドラド」の踊り子ローラ(アヌーク・エメ)と再会したのだ。しかし、彼女はアメリカ人の水兵ミシェル(ジャック・ハーデン)に恋をして7年間も彼を待ち続けていた。一方、ローランは、ひょんなことからデノワイエ夫人(エリナ・ラブールデット)と娘セシル(アニー・デュベルー)と知り合い親交を深めるのだが…。ジャック・ドゥミの監督処女作。[投票]
★5大菩薩峠(1966/日)大菩薩峠の山頂で老巡礼(藤原釜足)を斬った机竜之助(仲代達矢)は帰宅して奉納試合で立ち合う予定の宇津木文之丞(中谷一郎)の妻お浜(新珠三千代)の訪問を受ける。自分の夫に勝ちを譲ってくれと言うのだ。しかし、竜之助はお浜を強姦し、試合では文之丞を撲殺したのである。2年後、お浜を連れて江戸へ出奔した竜之助は島田虎之助(三船敏郎)の道場で宇津木兵馬(加山雄三)を見掛け他流試合を申し込む。兵馬こそ文之丞の弟であった。その頃、江戸では新撰組が誕生し時代は風雲の兆しを迎えつつあった…。『大菩薩峠』4回目の映画化だが第1部だけしか作られなかった岡本喜八の監督第20作。[投票]
★2膝と膝の間(1984/韓国)ソウルの音大生チャヨン(イ・ボヒ)は幼い頃に米人教師にいたずらをされたトラウマから音楽を聴く度に性的興奮を覚えてしまうようになってしまった。一方、彼女の母親(イ・ヘヨン)は浮気性の夫への憎しみが嵩じる余りにチャヨンに対しては異常なまでの潔癖を要求する。二律相反する環境下で育まれたチャヨンの性的衝動は或る晩のクラシックコンサートの帰りに言い寄ってきた不良のスイリ(イム・ソンミン)に身を任せるという最悪の結果となって現れる。しかし、彼女には良家の子弟である恋人チョビン(アン・ソンギ)が居たのである…。『馬鹿宣言』『旅人は休まない』のイ・チャンホによる韓国初のセミポルノ。[投票]
★4フリーマネー(1998/米)FBI捜査官カレン(ミラ・ソルヴィーノ)は囚人射殺事件の捜査の為に故郷のフローレンスに帰って来たが、町は看守長で事件の容疑者スウィード(マーロン・ブランド)に牛耳られていた。スウィードの双子の娘インガ(クリスティン・ワトソン)とリブ(ホリー・ワトソン)と結婚したバド(チャーリー・シーン)とラリー(トーマス・ハーディン・チャーチ)はスウィードに奴隷状態で、2人は逃亡を画策、その資金源として現金輸送列車の襲撃を決行。成功したものの、スウィードとつるんだ裁判官ローゼンバーグ(ドナルド・サザーランド)によって投獄されてしまう…。イブ・シモノーの劇場映画監督第9作。[投票]
★2博奕打ち いのち札(1971/日)関東桜田一家若頭の相川清次郎(鶴田浩二)は逃亡先の越後で女剣劇一座の静枝(安田道代)と知り合い恋に落ちた。しかし、程なく組から呼び戻された清次郎は1年後の再会を誓って彼女と別れる。桜田一家の地場大森では天野(天津敏)率いる新地会が勢力を伸ばし、刃傷沙汰に巻き込まれた清次郎は刑務所行きとなったのである。そして、数年後、清次郎を探しあぐねた静枝は岩井組組長の東五郎(水島道太郎)よりの縁組申し出を受けたのだった。更に数年後、大森海岸の埋立て工事を請け負った岩井組の利権に桜田一家総長の大竹(内田朝雄)は目をつけ、殺し屋金原(天本英世)に岩井暗殺を指令した…。シリーズ第7作。[投票]
★3座頭市果し状(1968/日)秩父街道沿いのとある宿場町で町を牛耳る松五郎(土方弘)一家の雇われ浪人、弦八郎(待田京介)とその一派に斬られた男を通りがかった座頭市(勝新太郎)は医者の順庵(志村喬)のところに担ぎ込んだ縁でしばらく逗留することになる。悪道の限りを尽くす松五郎一家は遂には庄屋徳左衛門(南部彰三)を惨殺、市が立ち上がる。しかし、弦八郎の短銃が火を噴き市は深手を負ってしまった…。シリーズ第18作。[投票]
★5柔らかい肌(1964/仏)著名な中年文芸評論家のピエール(ジャン・ドザイ)はリスボンでの講演会に向かう機上で美人スチュワーデスのニコール(フランソワーズ・ドルレアック)に目を惹かれる。講演会が盛況に終了したその日の晩、ホテルに戻った彼は偶然、ニコールを見かけると強引にナンパし成功したのであった。パリに戻った2人は密会を重ねるが、忙しい為にゆっくりとした時間が取れない。そんな折り、地方での講演依頼が舞い込み、格好のチャンスとピエールはニコールを誘って出かけるのであった。しかし、一方で妻のフランカ(ネリー・ベネデッティ)は夫の挙動に不審を抱き始めていた…。フランソワ・トリュフォーの監督第9作。[投票]
★2シーウルフ(1980/英=米)第2次世界大戦末期の1942年。ドイツ軍の優秀なるスパイ網の為にインド洋にて戦艦を撃沈されまくる連合軍は、デリーのイギリス軍司令部にグライス中佐(デビッド・ニーブン)を呼び寄せた。早速グライス中佐はビュー中佐(グレゴリー・ペック)とスチュワート大尉(ロジャー・ムーア)にドイツスパイ網の調査を命じ、2人はゴアに潜入、中立国のマーモゴアに停泊中の商船エーレンフェルス号こそが敵ドイツの無線基地たることを突き止めたのだ。しかし、スチュワート大尉がぞっこんの美女クロムウェル夫人(バーバラ・ケラーマン)は実はナチスのスパイなのだった…。アンドリュー・V・マクラグレンの劇場映画第26作。[投票]
★3インド夜想曲(1989/仏)「自分と同じ背格好の笑うと寂しげ」な行方不明の友人を捜しに古文書研究家のフランス人ロシニョル(ジャン・ユーグ・アングラード)はインド訪れ、無神論者の医師(T・P・ジャーイン)、自分の影を無くした男の物語を語る老人シュレミール(オットー・タウシヒ)、「あなたはここに居ないので未来を占えない」と言う異形の女占い師(ディプティ・ダーヴェ)等に会い、列車の中で神智学会教授(イフテカール)から友人の手紙を見せられる。そこには「私は夜鳴く鳥になった」と書かれてあったのだが…。アラン・コルノーの監督第9作。[投票]
★3新仁義なき戦い 謀殺(2003/日)尾田(小林稔侍)を組長とする大阪の尾田組は上部組織の広域暴力団・佐橋組から世代交代尾を迫られるが、その背景には尾田組の利権を狙う佐橋組の謀略があったのである。衆目の一致するところの2代目候補は武闘派の藤巻(渡辺謙)であったが、佐橋組若頭の杉浦(隆大介)は藤巻の弟分の頭脳派の矢萩(高橋克典)を指名。しかし、一方で尾田は組長の座に執着する。そして、すったもんだの挙句にまさかの第三の男、佐奈田(高知東生)を指名した為に怒り狂った藤巻は暴走し始めるのだが…。『仁義なき戦い』をタイトルに抱く作品としては11作目に当たる作で、橋本一の劇場映画デビュー作。[投票]