★4 | シンプルながら味わい深い日活文芸映画の佳作。屈託のない踊子(吉永小百合)の行く末が、酌婦達(南田洋子・十朱幸代)の末路や野卑な人夫頭との関係に暗示され実に切ない。若いカップルを見つめる老教授(宇野重吉)の悔悟も胸を打つ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 超える事の出来ない「格差社会の壁」と交差すべきでない「希望の未来」。結末が明らかな下田港という旅の終着点へむけてのデリケートな人間描写。原作に付加された酌婦たちのエピソードがテーマを明確にかつ骨太に主張している。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | 原作との相違はプロローグとエピローグの追加以上に十朱幸代演じる酌婦や郷えい治にまつわるシーケンスの追加が重要だろう。性的な描写が盛り込まれ過ぎ原作の持つ清冽さが損なわれた感もあるが貧しい庶民の悲哀と図太さを現して映画を豊かにしている。吉永小百合は14歳の可憐な表情を見せる場面もあるが、多くは成熟し過ぎな印象。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 「活動に連れていってほしい」とあれほどねだっていたのに、願いが叶わなかったのは、映画好きとしては観ていて辛い・・・という細かい感想はさておき、幼い恋心をピシッと諦めさせた浪花千栄子の演技が大変に良かった。 [review] (青山実花) | [投票(1)] |
★3 | オプティミスティックに観ようとすれば、ここが素晴らしいと挙げられる作品ではない。若い小百合の喜怒哀楽、上目遣いに「活動に連れて行って下さいましね」と幾度となくねだる姿のいとおしさくらいか。浜田光夫に代わっての折角の高橋英樹との共演なのだから変化が欲しいが、それがないのが小百合の不器用さ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 哀愁のラストシーン。70/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 浪漫漂う画調は郷愁の夢想を誘うも叙情が薄いSO-SO文芸映画 [review] (junojuna) | [投票] |
★3 | 青春は追憶のなかにあってこそ鮮やかに映えるのね。 (鷂) | [投票] |
★3 | 吉永小百合は,歳をとってからの方がきれいだと思う。 [review] (ワトニイ) | [投票] |
★2 | 高橋英樹ではインテリに見えず、吉永小百合では、漂泊の旅芸人に見えない。両者の交流をのんべんだらりとキャメラは追うが、鳴動するものが皆無。旅情、恋情、懐旧の情一切合財がフィルムの表面にも表面下にも現われてこなかった。何を撮りたかったのか。 (ジェリー) | [投票] |
★2 | 初めと終わりに浜田光夫と吉永小百合が・・・ (confab) | [投票] |