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愛、アムール (2012/オーストリア)

Amour
Love

[Drama/Romance]
製作総指揮マルガレート・メネゴーズ / ウーヴェ・ショット / ミヒャエル・カッツ
監督ミヒャエル・ハネケ
脚本ミヒャエル・ハネケ
撮影ダリウス・コンジ
美術ジャン・ヴァンサン・ピュゾ
衣装カトリーヌ・ルテリエ
出演ジャン・ルイ・トランティニャン / エマニュエル・リヴァ / イザベル・ユペール / アレクサンドル・タロー / ウィリアム・シメル / ラモン・アジーレ / リタ・ブランコ / キャロル・フランク / ディナーラ・ドルカーロワ / ローラン・カペリュート / ジャン・ミシェル・モンロック / スザンヌ・シュミット / ダミアン・ジュイユロ / ワリッド・アフキル
あらすじパリの瀟洒なアパルトマンで暮らす音楽家の老夫婦ジョルジュ(ジャン・ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)。娘のエヴァ(イザベル・ユペール)は結婚して遠方に住んでいる。今は、二人で自慢の弟子のコンサートに出かけて悠々自適の生活を楽しんでいた。そんなある日、アンヌの身体に異変が起きる。入院の末に手術に失敗、家に戻ったアンヌは半身麻痺で車椅子の生活を強いられることになった。もう二度と入院だけはしたくない。そんな妻の願いをジョルジュは受け入れ、二人の新たな生活が始まる。誇りを持って毅然とした態度を貫く妻を献身的に支える夫。周りの人々は、そんな二人を敬意を持って見守っていた。(127分) [more] (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全14 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5突然『惑星ソラリス』を思い出した理由を考えてた。 愛は、二人が奇跡的に見ている同じ夢かもしれない。 窓から鳩が、ドアから子どもが入って来ても、夢の方が真実。 (minoru)[投票(3)]
★4開かれたものと、閉じられたものの話。「窓」や「ドア」の使い方によく表れている。ほとんどは閉じられている。だからこその「愛」なんだけれども……実はとても個人的、閉鎖的なのが「愛」なのだ。誰にでも分かる「愛」なんて嘘だ。 [review] (ツベルクリン)[投票(8)]
★4静かだけれど濃密な時間を堪能できる映画らしい映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4捻りも無い老老介護映画とも思えるのだが、それでも、感情を抑制し事の進行を淡々と凝視する精緻さには引き込まれる。鳩とトランティニャンの引き芝居の長廻しこそハネケの真骨頂。過酷な帰結のあとの黄泉への誘いの陶然。随分優しくなったもんだ。 (けにろん)[投票(2)]
★4ハネケにしてはえらくオーソドックスで毒がないなあと言うのがまず僕が感じた印象。また映画ファンとしてもあのトランティニャンとエマニュエル・リヴァ が映像に並ぶだけであらゆる想いが湧いてくる。 [review] (セント)[投票(2)]
★4細部に悲酸が宿るほど経済問題のない介護物の浮遊感は否めなくなるが、そのフワフワを逆手にとって、トランティニャンは気品を隠せない自身の西村晃声に導かれ運命の虐待から卓越していく。その際、イザベル・ユペールのテンパりが対比として効いてくる。 (disjunctive)[投票(1)]
★4老人版ベティ・ブルー。激しさのかわりに耄碌を。白猫のかわりに鳩を。3.5点。←という感想を鑑賞当日に書いたんだど、・・・この映画、次の日から始まります。日常生活でふとフラッシュバックする、この映画の場面の数々。鮮やかでおそろしい程です。なので点数上げにきました。 (worianne)[投票(1)]
★4窒息しそうなほどの閉塞感なのに、温かみがある。ハトと描写と役者が好きでした。 (あちこ)[投票]
★4おそらくありふれた話だと思う。しかしディテールを描くタッチが胸の奥がしんとさせる。 (モロッコ)[投票]
★3エマニュエル・リヴァがまだ健在だった時系列上の第一シークェンス、およびジャン=ルイ・トランティニャンが見た夢のシーンを除いて、カメラの可動域は老夫妻の住居内に厳密に限られている。妻の手術も夫が参列した葬儀もカメラは無視する。撮影の基準は「出来事」でも「人物」でもなく「空間」である。 [review] (3819695)[投票(3)]
★3面白かった。スリリングだった。ハネケの演出の緊密さ厳格さもあって、一瞬も弛緩しない強度の緊張を持って見た。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3二人が重ねた年輪の分だけ、その愛情と誇りが重く沈殿しているかのような空間密度の濃さ。本来、賞賛されるべき「愛」と「誇り」が導き出す抜き差しならない状況。ハネケの語り口に隙がなく、見る者の感情の逃げ場を塞いでしまうだけに、ちょっときつい映画だ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3無害なハネケ。かといって老境の彼が「白い絵」を描いたわけでもなかった。(ジョン・ヒューストンにおける『ザ・デッド「ダブリン市民」より』のような)。 [review] (rikutakumi)[投票]
★1まったく、ダメでした。もしこれを、家でDVDで見ていたとしたら・・・ 恐ろしいです。 (ぱちーの)[投票]
Ratings
5点4人****
4点14人**************
3点9人*********
2点3人***
1点1人*
31人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
2018 BBCが選ぶ21世紀最高の100本 (けにろん)[投票(8)]
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