★4 | 宴の奥の厨房の孤独な作業の悦び。序盤の藤竜也にも終盤の中谷美紀にも静謐な空気に包まれた悦楽がある。その2人にしかわからない共感の至福で断ち切ったラストが秀逸。料理が美味しそうな点も良。又藤には男優賞を獲って欲しい。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 他者との料理合戦を描く映画が概してつまらないのは、ナンバー1を決める行為自体がナンセンスだからだ。料理に戦いがあるなら、それは自分との戦いだ。そして、その褒賞はなんと言っても賓客の屈託のない笑顔だ。それを受けるのが料理人の何よりの歓びだろう。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | いい映画です。こういう映画は見る方が気持ちをしゃんとして、少々余裕のある時に見たほうがいいと思えます。映像から何か、映画愛を感じるようなそんな素晴らしい映画です。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | 不自然さがほとんど見られない希有の映画。そのために費やされた周到細心の集中力こそが不自然、というか常軌を逸していると思われる。 [review] (ぱーこ) | [投票(2)] |
★4 | 喧騒とは無縁な静謐な風景の中、美味しそうな料理に腹の虫を鳴らされながらDVD鑑賞。堪らずに早目の飯を食うはめになった。中盤、上海のシーンなど間延びした印象も若干あるものの、落ち着いた描写で声高に主張するでもなく、ほっくりとしたラストシーンが美しい。それにしても中華鍋の料理って、何故あんなに美味しそうに見えるのかな。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★3 | この平凡さこそ愛すべきもの。貴子の台詞、「ワンさんの味は、飽きがこないのよ」の通り、この映画も上品、丁寧、奇を衒わない、万人向けのもの。地味で手堅い職人技が好ましい。だが調理シーンは、意外にも映画的なスペクタクル。 [review] (煽尼采) | [投票(6)] |
★3 | 劇場からの帰り道は藤竜也で頭がいっぱいになる藤竜也映画。紹興で真正の中国人に囲まれて完全に溶け込みつつ、非母語話者的アクセントの日本語を操ってエキセントリックに堕しないというのは実際凄い。「まじない」シーンの藤―「これで幸せになれます」という言葉のいいかげんさ&本気顔―には涙腺をやられる。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | 2時間の間に評価が振幅しすぎてのこの評価。藤竜也の演技に円熟を感じて少し点数甘め。 [review] (ありたかずひろ) | [投票] |
★3 | 「かもめ食堂」と双璧の腹ペコ映画。やや淡白ながら素材(役者)の風味を生かした優しい味わい。
[review] (TOMIMORI) | [投票] |