★4 | 石川県の冬からスタートするこの映画は当然ながら柔和な日本的な光をまとうことになる。金沢市街を舞台になぜ中華料理をテーマにした物語が始まるのか。もちろんこれには豊かなたくらみが働いている。その仕掛けの視覚的な象徴である「橋」と「写真」に注目しよう。 [review] (ジェリー) | [投票(8)] |
★3 | 劇場からの帰り道は藤竜也で頭がいっぱいになる藤竜也映画。紹興で真正の中国人に囲まれて完全に溶け込みつつ、非母語話者的アクセントの日本語を操ってエキセントリックに堕しないというのは実際凄い。「まじない」シーンの藤―「これで幸せになれます」という言葉のいいかげんさ&本気顔―には涙腺をやられる。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | いい映画です。こういう映画は見る方が気持ちをしゃんとして、少々余裕のある時に見たほうがいいと思えます。映像から何か、映画愛を感じるようなそんな素晴らしい映画です。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | 宴の奥の厨房の孤独な作業の悦び。序盤の藤竜也にも終盤の中谷美紀にも静謐な空気に包まれた悦楽がある。その2人にしかわからない共感の至福で断ち切ったラストが秀逸。料理が美味しそうな点も良。又藤には男優賞を獲って欲しい。 (けにろん) | [投票(3)] |