「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
終戦のエンペラー(2012/日=米) |
ソクーロフの「太陽」と同じく天皇の肉声の見事さを貫く秀作である。ラストの10分間、マッカーサーと天皇ヒロヒトとの会見がそれまでのすべてを伏線にしてしまうほどの映画的醍醐味と人間天皇としてのほとばしる感動に酔う。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
設定的には魅力たっぷりなのだが、設定と物語がこうまで乖離してしまっては、一本の映画としては評価できない。もったいない。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] | |
アメリカがなぜ天皇を免責にしたのか、この映画の言いたいことはよく分からない。だが言いたくないことは、天皇に戦争責任なんかある訳ない、ということ。 [review] (G31) | [投票] | |
視点が想像以上にニュートラルなことに驚く。天皇の戦争責任という日本社会におけるタブーに踏み込む一方で、原爆投下の記録映像に始まり大空襲による破壊殺戮を率直に描いている点でバランスが取れている。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |