★3 | 藤田敏八が東宝で撮った一本。白川和子と大門正明のベッドシーンから始まる。そこに、白川の夫・穂積隆信と、主人公・原田芳雄がライフル銃を持って踏み込んでくる。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 連帯や反抗心、まして気分や友情などでなく、原田、大門、桃井たちは「ある空気」によって結ばれている。いかにボジテュブに状況にコミットしても、小悪党からも大悪党からも相手にされぬ彼らは、始めから行き詰っているのだ。作品に充満する70年代初頭の空気。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 別にナニがナニだからってわけじゃぁない。悩みなんて誰にだってある。これは理由なき反抗なのだ。 [review] (町田) | [投票] |
★3 | モラトリアムとアウトローな末路を誂えた下町食堂の定食の趣だが、いいかげん定職につかんと俺みたくなっちまうぞーと芳雄に言わせて単なるポーズが露見。温泉宿のシロクロ撮影会の最果てが見たかった。紛い物の連鎖の中かおりのおっぱいだけが真実。 (けにろん) | [投票(2)] |
★2 | イッピーのジェリー・ルービンは当時、高度資本主義において正気でいるためには遊んでいるしかないと云った、そういう時代背景があるのだが、このフーテン連中が結局は高度経済成長の徒花に過ぎなかったのは、いま観れば一目瞭然だ。 (寒山拾得) | [投票(1)] |