★3 | 波が打ち寄せる浜辺の大俯瞰。とびっきり綺麗なカットで、この開巻を見た瞬間に、いい映画に決まっている、と感じた。続いて、海の家のような場所で、子供たちに、お話を始める主人公ウスナビ。彼の回想という体(てい)で、メインのプロットがスタートする。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | “それじゃ音楽で話そう”のひと言を皮切りに全篇歌とダンスで貫かれる。五線譜で管理された西欧的理性音楽など一曲もなく、人物たちの喜怒哀楽は華やかなラテンのリズムと目まぐるしいカッティングで一気呵成に綴られる。一本調子で押しまくるこの潔さが心地よい。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 2時間半の尺の長さを感じさせず一気に駆け抜ける、前向きな生のエネルギーと多幸感!傷ついたレコードからの歌声のように、永遠に、永遠に…ずっとこの映画の世界が続けばよいのに、と思わせられた。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★5 | 多民族国家で内向きに閉じるコミュニティから1歩外に出ると人種や格差の障壁にぶち当たる。逃げ帰ってきた女の子と出るのを迷う男を主軸に据え保守の誹りを受けかねないが、その肯定感の圧倒的なパワーの前に参りましたと垂れた頭も擡げるアドレナリンの嵐。 (けにろん) | [投票(3)] |