「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
太陽(2015/日) |
個体差異と固定格差、情報統制と内在差別、独立自治と内紛抗争など極めて今日的な問題提起で、冒頭のテロなど実に切なく、かつ刺激的。なのにリアルな緊迫感が醸造されず話しが上滑りするのは、設定が物語にまで昇華していないから。足りないのはエゴと悲しみ。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
設定は面白いし、いろんなものも提示してるんだけど、内容は結構ありきたりな気がする。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] | |
四国=北朝鮮と読めば在日の今を暗喩したようにも見られ同化もあり共存もありという今更展開で、又SFの設定とすれば尚更に陳腐。だが、閉塞した地方共同体の煮えきらぬリアリズムが一方で死臭のようなドス黒い芳香を放つ。篇中最大の長回しシーンが白眉だ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
ウィルスを語って5年後のリアルをまるで予言できていない。本作は5年後の現実から選ばれなかった。オーシマ『飼育』にも大敗だろう。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |