★5 | 物語を指摘するよりも、なぜか終止符を打つような寂しさを感じる。どこか、受身のミステリーは角川作品にも匹敵する。ただ、所々のカメラアングルは、実際に人の好奇心を覗き込むような鋭さを感じた。その辺のタッチが、やっぱりトリュフォーなんですよね。 (かっきー) | [投票] |
★3 | 思わせぶりな伏線が多いわりにはどれも不発でうまくおちないし、犯人が(観客に)簡単にわかってしまうというのもミステリーとしてどうかと思う。 [review] (tredair) | [投票(1)] |
★3 | 間の抜けた音楽が、緊張感という言葉を忘れさす。 (らーふる当番) | [投票] |
★4 | リラクシン・サスペンス・コメディ。このファニー・アルダンはとっても魅力的だ。映画は魅力的な女性とささやかな謎さえあれば出来てしまう。雨降る夜や電話ボックスの俯瞰など思わず目を見張るカットも。端正な黒白で車中のアルダンを真正面から撮ったカットはもはやグッド・オールド・ハリウッド。 (3819695) | [投票] |
★3 | 下手の横好きでも何本か撮ってれば肩の力が抜けて洒脱なムードが醸成される。トリュフォー米ミステリー翻案もの系譜上の新生面とも言えるこぢんまりしたモノクローム小品。しかし、赤川次郎原作の本邦作と違いアルダンが骨太で今一乗れないのだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 手がかりの発見やプロットの進行は偶然の巡り合わせでなされ、繋がらない編集や眼を開ける死体など意図的な出鱈目さが楽しいっちゃ楽しい。しかしヒッチが好きだというならそれだけでなく、窃視による殺人と揺れる暖簾、電話ボックスの俯瞰などサスペンス醸成、或いはメロドラマ醸成にももっと努力してほしいのだが。真っ向勝負で泣かせてくる部分が欲しい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 映画としては『隣の女』のほうが素晴らしいと思うが、ファニー・アルダンが活き活きしていたのはこっちのほう。茶目っ気溢れるラストの字幕といい、遺作とは思えない軽さ。何よりあの衣裳は脚フェチには堪りません。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★2 | ミステリーとしては、真相はまるで面白くなく、恋愛心理の絡ませ方も稚拙。このトリュフォーの緩さ、甘さは「味」なのかもしれないが、ナンパ・シーンにも一端が見える、トリュフォーの馴れ馴れしさと享楽性が、僕には無神経に感じられる。 [review] (煽尼采) | [投票] |