★5 | ラスト・ワルツ(1978/米) | ここに映ってるのは、すでに失われた純粋さなんですよ。だから泣ける。実際にはロバートソンの商売気に他のメンバーは白けていたりとか、色々聞きますが。でも、音楽のなにが素晴らしいって、どんなクソやろうが演奏しようが、音楽が持ってるイノセンス、創出する聖なる瞬間は失われないところです。それが、全て過去形でくくられているのがミソです。 | [投票(2)] |
★5 | 3−4X10月(1990/日) | 数ある彼のフィルモグラフィの中で、映画の神に愛された作品はコレだけだと思う。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 沈黙 -サイレンス-(2016/米) | キリストの福音が何なのか? その描き方が前提的、既知的で、教徒以外には理解が出来ないし、映画はそれを求めていない。沈黙なのだ。それをエピソードで補完する事は、神を矮小化する事であって、映画は壊されてしまう。それほど厳粛なキリスト教徒によるキリスト教徒の為の映画。 [review] | [投票(1)] |
★5 | ゼロ・グラビティ(2013/米) | スピード2に出た事を後悔していると発言したサンドラが見事に落とし前をつけた映画。 [review] | [投票(1)] |
★3 | エイリアン:コヴェナント(2017/米=英) | 映画のマジックは往々にして、種明かしされてしまうと霧散してしまうモノだが、巨匠になると、どうしても明かした種の向こうに更に解けない命題がある筈だと云う誘惑にかられるらしい。でも、謎の怪物の正体なんて知りたくないよ。
まあ老人が若者に返る事はないって事か。 | [投票(1)] |
★5 | 摩天楼〈ニューヨーク〉はバラ色に(1987/米) | マイケル・J・フォックス作品の中では、BTTFと双璧を成す傑作だと思う。
無茶な成りすましに関する”あるある”のアイデアだけで構成されるドタバタコメディと云うだけなんだけど、しかし、そうあって欲しいと思えるお伽噺を語り切っている。
肝は躍動するマイケル・Jの体のキレで、元振付師のロスはソレを完全に捉え、貫徹している。流石だ。
オープニングからウキウキする。
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★4 | イノセンス(2004/日) | 我々は観客として優秀過ぎた。
それが押井を惜しいにしたんです。 | [投票(1)] |
★5 | 人魚伝説(1984/日) | その者、赤き衣を身に纏いて、紺碧の海に降り立つべし。
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★4 | 野獣死すべし(1980/日) | 小林麻美に姿をさらしてから殺すと云う無意味な行動。
この童貞メンタリティが優作を時代のスターにしたんだと。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 魔界転生(1981/日) | コレがあっての里見八犬伝なんだなと想像。
しかし、エンタメとしてのシナリオの完成度と千葉ちゃんのヒロイズムは向こうが上だが、役者の迫力、映像の美しさは断然こちら。
足して2で割ってはくれまいか。
後、佳那晃子の美しさは至高。
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★3 | 孫文の義士団(2010/中国=香港) | こんなに燃えるしかないプロットなのに、何一つ刺さらない。
大陸の人が考える事は解らん。が率直な感想。
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★3 | パラサイト 半地下の家族(2019/韓国) | ちょっと川島雄三的な序盤から今村昌平的中盤にかけてホントに面白かったのにもったいない。 | [投票(1)] |
★4 | 1987、ある闘いの真実(2017/韓国) | 韓国人にとって一連の民主化運動の記憶はまだまだ鮮明であり、未だその決着は着いていないという事なのだろうとは思う。その迫力に圧される。ココには細部まで1987年が活写されてる。だが、映画が政治主張の実効的なツールとなり過ぎては美しくない。などと抵抗してみる。しかし、それはすぐに生活の実感すら排除したコントばかりが跋扈する足元を覗かせる鏡となった。悩ましい。 | [投票(1)] |
★3 | 天気の子(2019/日) | 新海作品なのに背景がゆがんでるとかありえない。
仕掛けとか設定とか状況を作るファクターは判るような判らないようなと云うところにおいておき、兎に角、なんだかよくわからないが強い思い込みを持った主人公だけが解っている大事なものを無にしたのはお前らだ。という突き付け。これが新海作品。長渕作品と同じ。
それ故、前作が如何に新海作品としては端っこにあるモノかが良くわかる。 | [投票(1)] |
★3 | 評決(1982/米) | これはロッキーへのカウンターなのではないか?
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★4 | タクシー運転手 約束は海を越えて(2017/韓国) | 光州人は頑張った。そういう感慨。俺が物心ついてガンダム夢中になってたあの時にね。
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★4 | 幸福の黄色いハンカチ(1977/日) | 随分とブロークンな語り口で山田洋次映画にしては珍しいなと。健さんと千恵子の再会が一応全体を引っ張るが、それだってモノの弾みであって、動機も必然もない3人の道行きは文脈構成や計算がない。あてどない、その感じがベタな感動に一点のリアリティをもたらしてると思う。 | [投票(1)] |
★3 | 点と線(1958/日) | 最初から線なんだよね。
今ここが九州なのか、北海道なのか。鎌倉なのか阿佐ヶ谷なのか、どこも同じに見えちゃう | [投票(1)] |
★5 | グローリー(1989/米) | 人間が人間である為に、俺が俺である為に、殺し合いに参加しなくてはならない。命を賭けて。そう思うと、殺しあう事もまた人間の一部なんだよね。なんて悲しい。なのにこんなに美しい。なんて映画だよ・・・。 | [投票(1)] |
★4 | 関ヶ原(2017/日) | 「豊臣腐食列島・呪縛」或いは「突入せよ!桃配山荘」
しかし、武将たちが皆サラリーマンか官僚みたいに見えるのはとてもしっくり来た。
日本人が、荒唐無稽なフィクションである怪獣映画の主役に役人を据える事が出来るのは、武家社会がそう云うモノだからだと実感。
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