★5 | ミリオンダラー・ベイビー(2004/米) | イーストウッドの正義にまつわる冒険。 [review] | [投票(8)] |
★5 | スター・ウォーズ(1977/米) | アメリカが見た夢 [review] | [投票(6)] |
★5 | 里見八犬伝(1983/日) | 余命一カ月の宿業を抱えて、無理筋の作戦を遂行する千葉真一扮する犬山道節。
一人、また一人と八剣士が倒れる度に、胸中のあらゆる感情を押し殺して叫ばれる「ええい!行け!行け!行けぇ!」
この叫びに一点の曇りもない。
きっと千葉ちゃんは俺たちの為にコロナの扉を身を賭して閉じてくれたんだ。
俺にはそうとしか思えん…
R.I.P
だから一点オマケするよ…
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★5 | ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | 一切はバッタの夢。ラスト、玉座を眺めるローンの表情。権力も罪も全てを知り全てから切り離された男のそれ。見事としか言いようのない筆致。映画が終わっても映画が追ってきた時空に取り残されたように受け手もまた玉座を眺める。マジック。 [review] | [投票(5)] |
★5 | ターミネーター(1984/米) | 私が知る限り、この世で最もロマンチックな映画。
方や理不尽な殺戮の世界で、方や何もない平凡な人生で、自分自身を見つけられない男女が、互いの中にある”互いの幻想の姿”に自分を当てはめてみる事で、世界を、自分を、或いは運命を別の物に書き換える物語。と言えるのではないだろうか
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★5 | 戦場のメリークリスマス(1983/英=日) | 国家とか社会とか歴史とか。神や宗教も。それが如何にホモソーシャル的か。それが如何に自滅的か。如何に甘美か。そして、それらは全て、それらの行き着く先である第二次世界大戦によって終わりを迎えたと。その鎮魂の映画ですね。
しかし、映画音楽における坂本の登場は、殊、日本映画にとっては革命だったのだなと再認。
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★5 | 七人の侍(1954/日) | 7人が走る姿が兎に角美しい。涙が出る。
それを見ながら、これはもう戦後を乗り切った日本人の生きる神話だね。と思う。
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★5 | 風立ちぬ(2013/日) | 最後に親父の本音を聞いた・・・。的な映画。
恐らく、長く大衆の興味の対象だった“宮崎アニメの秘密”がこれにより幾つも明るみに出る事だろう。
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★5 | 野性の証明(1978/日) | たった一つの真実がこの出鱈目を成立させている。 [review] | [投票(4)] |
★5 | ポセイドン・アドベンチャー(1972/米) | 神など居ないのだ。あるのは意思なのだ。しかし、牧師が皆の生還と交換で命を捧げた瞬間。神を求めた男といない筈の神との対話が成立する。それを観客は見届ける。牧師の言葉を信じた人々と共に。そこに神はいただろうか?
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★5 | ジャージー・ボーイズ(2014/米) | 何度でも言うけど、音楽の何が素晴らしいってどんな糞人間が奏でようとそのイノセンスや聖なる瞬間が失われる事はないと云う事。そして、その事がそれを成した糞人間のイノセンスを保障しているって事。涙で前は見えないが、人生の祝福は見える。それでよし | [投票(3)] |
★5 | タンポポ(1985/日) | ひとネタ毎にズルいなぁwwと思ってしまう。兎に角、ラスト三々五々去って行くメンバーが良いんですよ。いそいそ去る加藤善の後ろ姿も、桜金造のニヤリも、早く来いよと急かす渡辺謙の何故かふて腐れたような顔も、走り去るトラックから小さくなる力也の人懐こさも。何より、皆の成し遂げた感から、ちょっと阻害されたような山崎努の所在なさがね。泣けます。何故か。名作
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★5 | ジャッカルの日(1973/米) | ものすごく淡々と事が運ぶ。 [review] | [投票(2)] |
★5 | アンタッチャブル(1987/米) | 再現度99%のコスプレ映画。
1%はファンタジーに捧げられていて、まるでディズニーシー。
このリアルに仮託したファンタジーは宮崎駿のアニメと同じ地平。
それ故、永遠を獲得している。
アルマーニの仕事も、目抜き通りの向こう側までT型フォードが“演技”している街並も素晴らしいが、ファーストシーンの「第一印象が大事よ」という奥さんのセリフから、ファンタジーとして一つの無駄もないシナリオが凄い。
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★5 | 刑事物語(1982/日) | 端々に武田鉄矢の独善が隠し切れない。しかし・・・
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★5 | ヒート(1995/米) | 二つの別の映画を合成したキメラの様な映画。
娯楽映画としては最後のヤマの成否を焦点にシンプルに構成出来たし、その方が完成度が高かったと思われる。
その後、エピローグかと思われたパートが無駄に長いなあ・・・。
と思っていたら、そちらがこの映画の本体だったと。
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★5 | コミック雑誌なんかいらない!(1985/日) | この映画は、この映画が描き出した剥き出しのエゴと暴力性の季節が、バブル期と云う名で歴史の沈殿物に化す事をどこまで予見していたのか? [review] | [投票(2)] |
★5 | ロッキー(1976/米) | ロッキーは一人で見て泣く映画だ。ロッキーとエイドリアンが12ラウンド終了後の喧噪をよそに愛の言葉を交わすのを観客はこっそり目撃する。同じように観客も自分の闘いを思う。果たして命を賭けるべき愛はあるだろうか?その個人的空間にこの映画の真実があるし、映画の真実があるように思う。 | [投票(2)] |
★5 | ラスト・ワルツ(1978/米) | ここに映ってるのは、すでに失われた純粋さなんですよ。だから泣ける。実際にはロバートソンの商売気に他のメンバーは白けていたりとか、色々聞きますが。でも、音楽のなにが素晴らしいって、どんなクソやろうが演奏しようが、音楽が持ってるイノセンス、創出する聖なる瞬間は失われないところです。それが、全て過去形でくくられているのがミソです。 | [投票(2)] |
★5 | ゼロ・グラビティ(2013/米) | スピード2に出た事を後悔していると発言したサンドラが見事に落とし前をつけた映画。 [review] | [投票(1)] |