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ゑぎさんのコメント: 更新順

★4女が階段を上る時(1960/日)沢山のスタンド看板や突き出し看板。バーがひしめく銀座の通り。昼のバーは化粧をしない女の素顔、みたいな高峰秀子のナレーションが入る。 [review][投票]
★3デューン 砂の惑星PART2(2024/米)フローレンス・ピューのモノローグで始まる。彼女は、皇帝−クリストファー・ウォーケンの娘。ティモシー・シャラメ−ポールの登場は、砂に顔を付けている象徴的なショットだ。 [review][投票(1)]
★3パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2022/韓国)主人公は、釜山港に近いペッカン産業という廃車処理場に勤める女性。演じるのはパク・ソダムだ。社長からはチャン課長と呼ばれる。彼女が邦題の「パーフェクト・ドライバー」だが、実はこの邦題、本作の面白さを矮小化するタイトルだと思う。 [review][投票]
★4青春の夢いまいづこ(1932/日)大学の構内で地面に座っている学生たちを横移動で見せる冒頭。まず、本作は横移動や前後のドリー移動がとても多い映画だ。これにより良いリズムを作っている。 [review][投票]
★4真夜中の虹(1988/フィンランド)革のジャケットとトランクとラジオの映画。あるいは自動車の映画と云ってもいいだろう。それぞれ複数の持ち主が、着たり、持ったり、鳴らしたり、乗ったりする。 [review][投票]
★352ヘルツのクジラたち(2024/日)食器の音。溶明すると、トレー上のコップに麦茶を注ぐショット。3人分。まず自分の分を飲む杉咲花。続いて、海の見える展望台のようなデッキが現れる。 [review][投票]
★4リスボン物語(1995/独=ポルトガル)アイリスインして都会の景色。フランクフルトか。アイリスでシーケンスを繋ぐ映画。床(?)にフェリーニの写真が掲載されている雑誌。その上に葉書や封書、新聞雑誌が放り込まれ重ねられるイメージ処理。中からリスボンの絵葉書を取る手。 [review][投票]
★3青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日)事務所の壁には門脇麦の写真がある。終盤では、若松孝二井浦新が「めぐみ!」と呼び、めぐみの声が聞こえる場面もある。 [review][投票]
★4CLOSE/クロース(2022/ベルギー=オランダ=仏)レオとレミの映画。それは、開巻からラストショットまで徹底的だ。同時に、かなりの部分が、レオとレミの母親の映画でもあり、いずれにしても、レオが全き主人公だ。別の切り口で云うと、レオの視線の映画、とも云えるだろう。 [review][投票]
★3ゴールド・ボーイ(2023/日)海。低い俯瞰の前進移動ショット。船上から(舳先から)撮ったショットかな、と思いながら見るが、それにしては浅瀬に見える。左から右へ波。透き通った水。 [review][投票]
★3コヴェナント 約束の救出(2023/英=スペイン=米)山間の道を空撮真俯瞰の移動撮影。ドローンだろう。灌木や低木の山。アフガニスタン。字幕で状況説明が入る。冒頭は2018年。ジェイク・ギレンホール−キンリーのチームのメンバーを1人1人字幕を出して紹介するのは、フェイントだ。 [review][投票(2)]
★4娘・妻・母(1960/日)「娘」は長女の原節子、次女に草笛光子、三女が団令子。「妻」は草笛がそうだが(原は序盤で寡婦になる)、長男−森雅之の妻である高峰秀子と、次男−宝田明の妻−淡路恵子。そして「母」が三益愛子だ。 [review][投票]
★3限りなき追跡(1953/米)これも面白い西部劇。小さなツイスト、ギアシフトが沢山ある。クレジットバックは、緑の木々も見える岩山(モニュメントバレーに似ているが異なる。セドナ)。騎兵隊数騎に護衛された駅馬車が行く。 [review][投票]
★3コットンテール(2024/日=英)開巻は黒画面でドアが開くショット。屋上に出たリリー・フランキーをジャンプカットも繰り出しながら、シェイキーなハンディカメラ撮影で見せる。ただし、屋上をさらに俯瞰で引いたショットは固定だ。 [review][投票]
★3不死身の保安官(1959/英=米)武器商人が武器を売りつつ、さらにその武器を使わずに平和な世界を築くという寓話。異国の文化や習俗を知らないエイリアン(異邦人)が、極めて自分勝手に振舞いながら、人々の予想に反して物事をすべて上手く運んでしまうパターンの喜劇でもある。 [review][投票]
★4くちづけ(1955/日)三話構成のオムニバス。それぞれ監督が異なるが、主要スタフは同一のよう。これは結構珍しいパターンだ。同時並行で作られたのではないということであり、製作も務める成瀬の目くばせが一貫して効いているのだろうと推測できる。 [review][投票]
★3落下の解剖学(2023/仏)犬で始まり犬で終わる映画。というか、一番最初と一番最後のショットに犬がフレームインする、というだけだが、犬は正直、ということかとも思う。 [review][投票(1)]
★3朝の波紋(1952/日)銀座か。都電軌道が見える道路を、走る自動車から撮ったショットでクレジット。アメリカ銀行の看板。高峰秀子は英語で会話(商談)するバストショットで登場する。 [review][投票]
★5ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016/米)傑作。線路の俯瞰、というか奥に山、画面手前右から列車が走ってくるショット。この監督の画面の中でも一番の絵画的なショットじゃないかと思う。フォード的、エリセ的と云ってもいいショット。続いて街の俯瞰を繋ぐ。画面奥には冬の山が見えている。 [review][投票]
★4ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013/米)極めてライカートらしいサスペンス映画。もっとも、他のジャンルに分類されるライカート作品においても、ほとんどサスペンスと云っていい緊張感のある画面造型が横溢していたのだから、何を撮ってもスリリングなことこそが、その特質と云うべきか。 [review][投票]