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水那岐さんのコメント: 投票数順

★2建国史 尊王攘夷(1927/日)大河内伝次郎の迫力に惹かれる。だが水戸藩の浪士をユーモラスに描くのに合点がいかない。これは「尊皇攘夷」を是とする映画なのか?今ひとつ監督の意図が伝わらなかった。[投票]
★3天地無用! 真夏のイヴ(1997/日)集団ヒロインものアニメにとって、幸福だった時代の産物。 [review][投票]
★2小さな中国のお針子(2002/仏=中国)大人社会への反逆は若者の常だけれど、これは大した悩みも屈折も煌めきもない、平凡な青春映画。バルザックやフローベールで反逆者気分が味わえるなら気楽かな、とも思い、逆にその程度のことが冒険になる文革時代の窮屈さはよく判るが…。[投票]
★4息子のまなざし(2002/ベルギー=仏)主題曲のひとつもかからない、素っ気ない画面に焼き付けられた「息子のまなざし」ならぬ「オヤジのまなざし」。 [review][投票]
★3東京ロマンスウエイ(1959/日)ごく他愛もないラブストーリー。だが、あの当時ずっとロマンティックな場所であり続けた東京タワーの夜景を堪能できる。新しくできる東京タワーにはああいうロマンスの匂いが漂ってくれるだろうか?[投票]
★2赤いランプの終列車(1958/日)岡田真澄がずいぶんと情けない役を演じているのが、端正な顔と奇妙にマッチして面白い。映画は春日八郎を見せたいがためのスター映画で、ストーリーは二の次。[投票]
★3鉄砲犬(1965/日)田宮二郎の人懐っこい笑顔と、その裏のクールさを堪能できる。彼のことは俳優としてベテランになるまで知らなかったので、この時代のカワいさは嘘のようだ。[投票]
★1ラストコンサート(1976/伊=日)子供時代の記憶は併映の『カサンドラ・クロス』とない交ぜになってしまった。テーマ曲をアン・ルイスがカバーしていたのは覚えている…というかすかなノスタルジーが評価を甘くしていただけで、難病映画が何より嫌いな現在の自分にしてみれば間違う筈もない糞映画。P・モーリアL・ルフェーヴルが好きだった激甘センチ時代の黒歴史。[投票]
★2北国の街(1965/日)「愛」とかいった生硬な言葉が飛び交い、悲惨な運命による妨害が若いふたりを引き裂く気恥ずかしさ。これは…。 [review][投票]
★3華やかな女豹(1969/日)題名から想像できないストイックな女を浅丘が演じている。彼女につきまとう男たちの醜態はいささか場違いで、もっとお洒落な映画にして欲しかったと思わずにはいられない。浅丘と二谷のからみは『戦争と人間』まで連なる関係を予想できて興味深い。[投票]
★2東京流れ者(1966/日)こりゃ川内康範はもとより、上層部や俳優は怒っただろうなあ。日活アクションの鬼子的映画。清順好き勝手に弄繰り回し、マジなセリフは全部上滑り。渡哲也は歌って悩んでアクション控えめ。評価できるなら爆笑できる点のみ。[投票]
★2劇場版 機動戦艦ナデシコ The prince of darkness(1998/日)何かがありそうな導入部を経て、ともすればシリアスに移行しそうになるストーリーの舵を取りつつ、結局おちゃらけ美少女アニメとしてのアイデンティティーを失わなかった作品。こういう作品があるのは勝手だが、所詮は創られては消えてゆく凡作のひとつであり、普遍性を得ることは無理。残るものは当惑と気恥ずかしさ。[投票]
★2北帰行より 渡り鳥北へ帰る(1962/日)一応最終作(の予定)だったため、復讐話にストーリーが集中し、いまいち小林旭のキザぶりが愉しめない。やはり渡り鳥は渡り鳥らしく、ふらっと街に現われて現地のダニを叩き潰して去ってゆくほうが彼らしい、などと自分は思ってしまう。[投票]
★4愛と精霊の家(1993/独=デンマーク=ポルトガル)メリル・ストリープは力を持つゆえに、つねに受け身に廻る。夫や娘が、彼女の持たない「肉体的な」力を持って闘い、へこたれそうになる時、彼女はただ慰めの言葉を、指針となる言葉をかける。それが家族たちの「精神的な」力を呼び起こす。 [review][投票]
★3人造人間ハカイダー(1995/日)宝生舞本田恭章など、ヴィジュアル映えしてもどうにも大根なキャスト。耽美的なコスチューム・デザインに救われてはいるが…。ハカイダーのリメイクされた姿は文句なく格好いい。[投票]
★3劇場版 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE(2003/日)お話は正直子供だまし。ジャスティスの唱える宇宙正義論の土台が危うすぎる。…だが、ヴィジュアル面では大いに楽しめた。ジャスティスの人間形態・吹石一恵は意外性を超えた痺れそうな存在感を感じる。新たなウルトラマン、「レジェンド」のデザインも従来のものとは一線を画するフレッシュさがある。 [review][投票]
★2月とキャベツ(1996/日)山崎まさよしはさておいて、彼に音楽を再開させるミューズたるべき少女に魅力がない。これは致命的なことだと思うのだが…。 [review][投票]
★3タイタンの戦い(1981/米)ハリーハウゼンありきの映画。今更ながら、オリンポスの神々の…というか特にゼウスの自己中ぶり、子煩悩ぶりがいやというほど理解させられて不愉快になってくるほど。 [review][投票]
★3男たちのかいた絵(1996/日)筒井康隆作品の映画化にしては珍しく最後まで観られた。余計なギャグを入れず、終始冷徹に撮られているせいだろうか。豊川悦司は杉夫→松夫の変化を自然な演技で見せている。高橋恵子が歌うのは、せめてジャズで統一して欲しかった、というのは自分の勝手な言い分だが。[投票]
★2悪徳の栄え(1988/日)まったくもって退屈な映画。主人公の侯爵は悪徳について一家言あるような顔をしていながら、公においては2・26事件の顛末に、私においては妻の浮気問題に一喜一憂する俗物。サドのように自ら牢に繋がれる度胸もない。まあ、日本のにわか貴族じゃこんなものか。[投票]