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kionaさんのコメント: 投票数順

★3マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)取り返しがつかない現世こそ地獄。簡単には変われない。腫れたきり元に戻らぬ、腫物そのものと化した己を引きずり、それでも人生は続いていく。 [review][投票(1)]
★4GODZILLA 怪獣惑星(2017/日)もっと絶望をくれ。 [review][投票(1)]
★3ヒューゴの不思議な発明(2011/米)失格のジュブナイル。 [review][投票(1)]
★3ワールド・ウォーZ(2013/米)スパッと手を切る、新しい愛のカ・タ・チ。 [review][投票(1)]
★4恋の罪(2011/日)女なら誰だって秘めている“さが”に翻弄される女たち。いずみ(神楽坂恵)は、頭の弱い女が場末の色街にまで堕ちていく一つのモデルだ。和子(水野美紀)は、頭が弱くないゆえに堕ちきれず、不倫の泥沼から抜け出せない。一方、頭が強いゆえに破綻している美津子の造形には、冨樫真の凄みが隠し切れない欺瞞があったようだ。 [review][投票(1)]
★3崖っぷちの男(2012/米)襟足ワーシントンは、良く言えば80'sアクション・スター臭、悪く言えば薄味なメル・ギブ。崖っぷちに立たせるインパクトと背中合わせの間抜けさと向き合った『狼たちの午後』に見えた切実なんて期待できるはずもないアクロバット一家の群像は、『ファミリービジネス』ほどの重力も感じられず、設定は空周り。[投票(1)]
★2プリンセス トヨトミ(2011/日)会計検査院の監査やらハッタリ部分ではそれなりのリアリティを醸すのだ。そうして風呂敷を広げておいては、何が出来るはずもなく、心のお話にすりかえようとするお定まりの手口。こんな詐欺を作り手が信じているとは到底思えぬのだが、ふんぞり返りながらテレビで見るなら、これも一興か。[投票(1)]
★3タイタンの戦い(2010/米)オリジナルのメデューサと比べれば、技術が100万年経っても凌駕しえない表現があることがわかる。CG怪獣史上屈指の巨体と極悪フェイスを兼ね備えたニュー・クラーケンの見え透いた手加減プロレスを見れば、技術は何と不自由な企画の制約に囚われているのかと思う。 [投票(1)]
★3ミッション:8ミニッツ(2011/米)娯楽映画が90年代後半からあんまり前に進めていないことを自認するかのようなリフレインもの。バーチャ空間の定義が込み入っている割りにご都合で、いまいち乗り心地がよろしくない。きぐるみにされた人格の行方を問うのは野暮にしても、群像の謳歌に飽き飽き。[投票(1)]
★3キルショット(2008/米)デガスにロークは絶妙のキャスティングも、色気を消し切れていないのが気になった。デガスは、持たざる男だらかだ。悪くない映画化だが、原作の奥行きには及ばず。原作の観点から言えば、映画が付加した離婚間際という設定は全くの余計。 [review][投票(1)]
★3ディア・ドクター(2009/日)見事な方程式だ!と思っていると、最後に解として提示される数字が自分のと違っていて、とまどう。 [review][投票(1)]
★3メトロポリス(2001/日)監督りんたろう、脚本大友克洋、原作手塚治虫――今でこそ、このクレジットを見て「うわっ、やべっ…」って思いますが、当時は普通に期待してましたね。最後のレイ・チャールズにものっちゃったりして。まあ、アニメ映画膠着の典型例だったのではないでしょうか。[投票(1)]
★5プライベート・ライアン(1998/米)たった一人のために大勢を犠牲にする矛盾を嘆き、それを強いる国家に憤怒しながら、でも、一方で、そうして救われた命の重みを、人は、否定することができない。「私は良く生きただろうか」臨終が近づけば、多分、自分も自問するだろう。良く生きたいと願う。[投票(1)]
★4春夏秋冬そして春(2003/独=韓国)すべてを等しく昂ぶらせる夏、誰もが等しくむかえる落日、すべてに等しく吹きつける冬、そして、それでも生きる者すべてにおとずれる陽光。鼓動とその孤独。心に石を抱えて生きる……他にないじゃないか。それでも、私は、秋が見せてくれた人の俗とおかしみと、そして、優しさを信じたい。[投票(1)]
★3L change the WorLd(2008/日)予算がないのにスケールを広げなきゃならない、イイ奴に仕立てて泣ける話を盛り込まなきゃらないという続編商売の強迫観念がこの手の底抜け映画を作る。能弁キャラは当然弁論バトルがあって初めて映える。人情欠落系正義の味方は彼以上の悪辣と向き合って初めてエモーションを許される。足りないのはキラ。[投票(1)]
★3プラネット・テラー in グラインドハウス(2007/米)完全に確信犯で複雑な味を出すのがタランティーノなら、半ば無自覚にシンプルな味付けをするのがロドリゲスと思ってたが、今回のロドリゲスはB級の突っ込みどころを逆手に取って遊ぶ確信犯ぶり。結果、ジャンル映画ではなく、ジャンル批評映画になった。なのに、後味はやっぱりシンプル…[投票(1)]
★5グッバイ、レーニン!(2003/独)公開当時、感動しすぎて何も書けなかった。彼の物語はデタラメかも知れない。でも、そんなデタラメが荒れ狂う現実に立ち向かう少年の原動力になっている。それは僕が虚構を信じる理由そのものだった。そして愛しているよ、ママ![投票(1)]
★4パッチギ!(2004/日)至極まっとうな感覚を持った、誠実な大人により語られた、実にバランスの良い話(メッセージ)だ。随所で良い映画だと溜息をつかされた。まったく理想的な仕事と思わされる脚本(構成)で、クライマックスは演出の情熱に浮かされた。 [review][投票(1)]
★3男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日)肝心なことは、誰も何も相手に伝えられない。 [review][投票(1)]
★3パプリカ(2006/日)こんなエロかわゆい探偵いたら惚れてまう![投票(1)]