★5 | この映画は真実と虚構の狭間、もしくは境界をモチーフにしたものだなあと思う。テーマとしては特に新鮮さを感じないが、映画のタッチがとにかく本格的だ。
[review] (セント) | [投票(6)] |
★5 | 決して新味のある話でもないのだが、時制の支配力とでも言うべき構成の説得性と、行間の描き込みの緩みの無さ。畢竟、物語の上澄みではなく総体のボリュームが浮上する。ロジカルセンテンスで浮かび上がるトリックスターってのも新しい。 (けにろん) | [投票(5)] |
★5 | 全ての登場人物の感情の変遷が自然。西川美和監督の人物造形力には恐れ入る。 [review] (Master) | [投票(5)] |
★5 | 精緻に組み立てられた脚本と、力みや強引さを感じさせない滑らかな語り口。観客に何を見せれば、カメラに写らないものまでもが伝わるかという取捨選択の巧みさ。愛嬌があって、どこか悲しげな中年男笑福亭鶴瓶の実存感もまた、この真摯な虚構話しを補強する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | タイトルでちょっと損してる。安っぽいテレビドラマを連想する。人間の罪にこそドラマは生まれるのだが、人を殺すことだけが罪ではない。前作「ゆれる」ほどのドヤ顔でない点が好感。 [review] (まー) | [投票(2)] |
★5 | 手を差し伸べたのは「愛情ではなく反射」。ささやかな闇に丁寧に光をあてた映画。人間描写が素晴らしく,静かに胸を打たれた。 (uswing) | [投票(2)] |
★4 | こうあってほしいと心の中で思い描いていた、その理想のものが目の前に現れたら、人はどうするのだろうか?なあんてことをふと考えた。 [review] (シーチキン) | [投票(7)] |
★4 | 『ゆれる』に引き続き「罪の本質とは何か?」を問いかける。監督はよっぽどこのテーマに興味があるようだ。しかしちゃんと面白いドラマとして描いちゃうのはさすが(「ゆれる」もそうだったけどね)。
[review] (おーい粗茶) | [投票(4)] |
★4 | 余貴美子と井川遥が鶴瓶を追い詰める男性嫌悪が、最後の鶴瓶を死神のように解釈させる誤配に至っている。この話の技術志向が、劇中で自己言及されるように、事を自己決定権の問題ではなく医療過誤に見せてしまうからだ。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 西川監督には頭でなく五感をと言いたく、『ゆれる』と同様、脚本と配役がすべての映画とは分かっていながらも、悔しいかなそれらがはまる快感。特に鶴瓶と八千草は、その顔だけで全てを許したくなるからずるい。加えて余の絶対的安心感。 (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | 設定もプロットもさほど斬新なものではないのだが、過疎地の無医村のリアリティの丹念な描き込みと時間軸を敢えて判りづらく交錯させることでミステリ性を高めたことで、映画の世界にぐいぐいと引き込んでいく吸引力がある。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 怠惰な観客の私は笑福亭鶴瓶の出演作を追うことをまるでしてこなかったわけだが、いつの間にこれほどの俳優になっていたのか。たとえば『東京上空いらっしゃいませ』と比べても格段に巧くなっているのは確かだが、その顔面が醸す多義的に複雑な滋味ときたら! そう、ここでも問題はあくまでも「顔面」である。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 刺激のない刺激的作品です。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 巧いのは [review] (tkcrows) | [投票] |
★4 | この映画の最大のキモを 香川照之演じる人物に言わせたのには脱帽。 映画を観ているほとんどの人間が、目の前にいる見も知らぬ人間に “愛ではない何か” の感情を抱く事 それが映画になるのだから、見事な脚本。 [review] (ありたかずひろ) | [投票] |
★3 | 蛇足が全てをぶち壊す。がっかりだ。あ、『ゆれる』と同じ感想だ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★3 | なんかもうアレなので、ホワイトアメリカザリガニの話をします。 [review] (林田乃丞) | [投票(4)] |
★3 | 笑福亭鶴瓶が収まる所に収まればこんなに見事な事になるのだと驚いた。初主演とは思えない貫禄は流石噺家か。→ それからこのサイトで検索を掛けて、この人がこんなに映画に出演している事を知ってまた驚いた。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★3 | カットの並べ方が見事ながらも香川照之や伊武雅刀らの食み出し気味な熱演に破壊された『ゆれる』とは逆に、演出の巧さは後景に退いた反面、役者は皆(ほぼ)きれいに映画の枠に収まっていて、ホッとした。僕は役者の自我なんか見たくないですから。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★3 | 医師の一分。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 見事な方程式だ!と思っていると、最後に解として提示される数字が自分のと違っていて、とまどう。 [review] (kiona) | [投票(1)] |