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ペンクロフさんのコメント: 更新順

★3小林多喜二(1974/日)誰もが知る陰惨な結末は冒頭で開陳し、以後はギョッとするほどポップな調子で多喜二の人生を総覧。 [review][投票]
★2罪の声(2020/日)テレビのADのリサーチくらいの調査で未解決事件の真相に到達。新聞記者と新聞報道をえらく美化してると思ったら、原作者が元新聞記者なんだな。 [review][投票]
★3忘れられた皇軍(1963/日)欠損した身体で貧困に喘ぎ、切々と日本語を語り軍歌を歌う「韓国人」たち。これでさえ、ファッキンジャパンがやったことの一片に過ぎない。[投票]
★2タスマニア物語(1990/日)バブルの申し子のような映画。薬師丸ひろ子がシドニーの豪邸に住んでて、窓からオペラハウスが見える。ガキどもは旅費なんか気にしない。この時代の日本人はマジで狂ってて金をドブに捨ててる。当時未成年だった我々が、今その罰を受けている。[投票]
★2ゴッドファーザーPARTIII(1990/米)パート1からおなじみ歌手のジョニーが歌う序盤の場面でマイケル「トニー・ベネットを聴くよ」と軽口。フランク・シナトラ=ジョニー・フォンテーンなのに、トニー・ベネットは実名なのかよ。こんなところで引っかかって、まともに観られない。 [review][投票]
★3疑惑(1982/日)鹿賀丈史に旅費、宿代、飲食まで提供してコメントをとる新聞記者柄本明。昔の映画はマスコミを倫理もクソもない与太者のように描くものが少なくない。こういうのも好きだな。[投票]
★2ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020/デンマーク=スウェーデン=フィンランド)マッツ・ミケルセンら演者たちは素晴らしいし、結末の手前までは本当に面白いのだが。 [review][投票(1)]
★3砂の城(1977/カナダ)「砂」を動かすコマ撮りアニメの面白さ。おもしろうてやがて悲しき砂の城。[投票]
★2アルプススタンドのはしの方(2020/日)誰かの命令で高校野球の応援に駆り出される、ここに精神の自由はないのである。この前提を忘れた低体温の若者たちが、野球部の熱に当てられてちょっとその気になる。それはまやかしだ。気のせいです。[投票(3)]
★3ダイナマイトどんどん(1978/日)宮下順子に対する北大路欣也の不当に横柄な態度には驚かされる。欣也の重量が任侠パロディを超えており、本当に不快に感じる。面白くて好きな映画ではあるが、喜八が欣也を扱いかねている感じがありませんかね。[投票(2)]
★3グッバイ、ドン・グリーズ!(2022/日)素晴らしかったテレビシリーズ「宇宙よりも遠い場所」の幻影に惹かれて劇場に足を運び、「宇宙よりも遠い場所」の記憶に遠く及ばず落胆する。 [review][投票(1)]
★3植村直己物語(1986/日)主演2人・ロケ地・史実に力があり、伝記映画としては悪くない。ロケそのものが大変だからか、底抜け監督佐藤純彌がいつもの余計かつ変な演出をしてないことに尽きる。 [review][投票]
★3ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019/米)事実の重さに震えあがるが、デュポンは南北戦争の昔から死の商人で、原爆開発に参加したりレスリング金メダリストを射殺したりしてきた凶悪財閥。原爆作っといて日本法人もあるからふざけてる。トッド・ヘインズ、はじめて観たけどメチャウマですね。[投票]
★4レイジング・ファイア(2021/香港)ニューポリ(『香港国際警察NEW POLICE STORY』)のニコラス・ツェーが、すっかりグレちまって。極限のハイクォリティに驚嘆しつつ、香港英雄片の総集編のような職人の流れ作業テイストも。 [review][投票(2)]
★4香川1区(2021/日)極限の重圧の中に現出する、おっさんたちの青春映画 [review][投票(4)]
★3ただ悪より救いたまえ(2020/韓国)狂気の殺し屋レイイ・ジョンジェには濃厚な江頭2:50感が漂う。逆に言えば江頭ならこの役を演れるのである。日本映画界は江頭に殺し屋を演じさせようとは思いつかなかったわけで、韓国とはこういうところから違うんだよなと思う。[投票]
★2漂流(1981/日)鳥しかいない鳥島での単調極まりない生き残りならば、単調にこそ凄みを見せるソリッドで求心的な映画にすべきと思うが、なんとなく2時間半もダラダラやってる。大作を作りすぎた森谷司郎の頭はすっかりボケている。 [review][投票(1)]
★3セトウツミ(2016/日)これ原作の連載中に映画化したんだな、この後の展開と結末を知らずに、或いは知りつつ無視して。別に映画が悪いわけじゃないが、どうしてもマヌケに見える。[投票]
★4カトマンズの男(1965/仏=伊)ジュール・ヴェルヌの傑作小説「必死の逃亡者」をメチャクチャに改変しているが、これは面白すぎる。動くこと、走ること、飛ぶこと、追っかけっこの美しさにめまいがする。凄すぎて最後の方は何が何だか判らなくなる。[投票]
★4リオの男(1963/仏)お宝探しの鮮やかで残酷な結末に、後世の『脱出』(1972)や『アポカリプト』(2006)を連想。命を張ったスタントによる活劇をおフランスの諧謔にすることで、古典的冒険譚の終わりを告げている。 [review][投票(3)]