★3 | 故郷という字に「ふるさと」と仮名の振られたタイトルに新鮮な驚きを覚えた記憶が。小学校の体育館で観た。 (G31) | [投票] |
★4 | 苛立ちの矛先を向ける相手が見えない夫。不安を日常に封じ込め忍従する嫁。操舵席に並び、前方を見据え船長と機関長は内海を行く。その目は、ときに慣れ親しんだ島なみに安堵し、ときに茫漠たる行く末に慄いているように見える。“時代”のテコは、いつも容赦ない。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 民子物が倍賞千恵子のアイドル映画ゆえに、男はつらいよが潜在的に持っている近親相姦的な不穏さが、渥美清の間男的な配役によって本作では美事に露見していて、その緊張が全編を引き締めている。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 時代を記録しようという山田監督の姿勢が最高度に達した傑作。ある時代の変遷を描写して簡潔かつ雄弁。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★5 | 山田渾身の作。彼の感受性がよく出た、緻密な作品作りを評価したい。佐藤勝の音楽も負けていない。お登紀さんのテーマ曲が絶品。民子3部作の2作目だが、‘男が仕事を変える時’として見た。時代の流れは常にあり、精一には決して負けてはいないぞと言ってやりたい。 (KEI) | [投票] |
★3 | じっちゃんにしがみつく千秋。たまらんものがある。 (黒魔羅) | [投票(1)] |
★4 | 諦観にも見える時代の推移へのメッセージを伝えようとしたのではない。緩い『裸の島』じみた夫婦の無言の居ずまいの作業の連続はやがて新たな生活への不安をも払拭する。『家族』では浮いた疑似リアリズムが板につき渥美を始め脇も出過ぎず素晴らしい。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | あんなふうに瀬戸内海を埋め立てる商売があった事が一番の驚き (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 『家族』と同工異曲の内容だが、こちらはあまりに淡々としていて盛り上がりに欠ける。だから「大きなもの」云々というセリフも訴えかけてこない。[Video] (Yasu) | [投票] |
★4 | 高度成長を経て日本の社会が大きく変貌しようとしていた時代。その変貌とはどういうことだったのか、庶民の目線で描いた映画。最後の井川比佐志の「なんでかいのう…」というセリフのシーンは心にしみる秀逸さがあった。
(シーチキン) | [投票(3)] |
★4 | 山田洋次監督の当時真面目3部作と自分で勝手に呼んでいた作品の一つで、日本の田舎(失礼)を描いて見事な映像、情感たっぷりの画面に感動したのを覚えています。俳優のひともすべて好感がもてました。 (トシ) | [投票] |