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[コメント] 真昼の暗黒(1956/日)
- 投票数順 (1/1) -

★5橋本忍の脚本は切れ味良く、映画としては文句無く面白い。ただそれ以上に怖い映画でもある。否、良くも悪くも「映画」を「道具」として使う怖さ、その影響力が恐ろしいのだ。 [review] (sawa:38)[投票(4)]
★4「裁判映画」と大雑把に括るよりも、これは冤罪を目的とした「告発映画」と言うべきであろう。とにかく進行中の裁判にも関わらず、(原作も含めて)ここまで確信をもって描けることに驚きを隠せない。 [review] (くたー)[投票(3)]
★4許しがたい冤罪に立ち向かう映画人とそれに呼応した観客。失うべからざる精神がそこにはある。そして映画と世論、権力について - [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★3後に山本薩夫(や熊井啓)が連発する同系作品に比べれば物足りなさも残るが、一個の人間ドラマとして完成度は高い。飯田蝶子、左幸子、そして悪役だが山茶花究が、持ち味を活かした名演を見せてくれる。 [review] (町田)[投票(1)]
★5「八海事件」の映画化。映画では舞台は岡山県。結局冤罪事件となるのだが、現在の刑事訴訟法が改正される前の事件であり警察、検察の描き方に注目。 [review] (斎藤勘解由)[投票(1)]
★5日本での警察取調室の録音・可視化が義務化されたのは、2019年からだ。この映画から60余年。それだけ時間がかかるという事だ。意識改革は、更に時間を要するだろう。こういう映画は良し悪しの色んな意見が出るが、意見が出るという事が良いと思う。 (KEI)[投票]
★5ポン・ジュノほか韓国映画の一連の官憲鬼畜取り調べものは本作の影響下にあるのではないだろうか。拷問怖い。『』と合わせて正木ひろしは偉い人だと思う。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4公開当時、映画の年間入場者は10億人前後。まだ映画がメディアとして存在感を示し、ジャーナリズムの一翼を担っていた時代だ。とはいえ本作は大手配給網にはのらず巡回上映されたのだろう。多彩な出演者とストレートな告発ぶりに、当時の独立プロの力を思い知る。 (ぽんしゅう)[投票]
★5日本司法界の非人間性は、ゴジラより大きな力で人間社会を叩き潰す(伊福部の音楽も良)。世の中に、絶望というものがあることを思い知らされる。 [review] (G31)[投票]
★3事件の経緯を丹念に描いているから少々退屈だが、警察の拷問は観ていて本当に腹が立つし、終盤30分は目が離せない。十八番とも言うべき正義の弁護士役を内藤武敏が好演。飯田蝶子北林谷栄も印象的。['05.2.6京都文化博物館] (直人)[投票]
★5内藤武敏の最終弁論が圧巻(ちょっと抜いたところもいい)。容疑者役の青年達の脇を渋い役者陣で固め、当時の独立プロの力を感じさせます。 (熱田海之)[投票]
★4かつて日本映画はこんなにも真摯に社会に対峙していた。 (muffler&silencer[消音装置])[投票]
★5迫力溢れる冤罪ものです。 (kenichi)[投票]