[コメント] ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)
田舎娘が都会に染まり、持ち前の聡明さを保ちながら次第に自信を身につけて綺麗になっていく。が、何時まで経ってもどこか垢抜けなさをも残す。そんな絶妙に魅力的な女性像を、印象深い薄いブルーの瞳のシアーシャ・ローナンが好演。言ってみりゃ「お嫁さんにしたい」タイプか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そんな魅力ある新婚妻が、故郷であんなふうによろめいてしまったら…ブルックリンで待つイタリア夫は知らぬが仏。主人公の心移りは、貞淑を重んじる向きからは非難を浴びそうだが、正直さ率直さを支持したい。
船内で手を差し伸べてくれたお姉さん、ブルックリンの寮に同居する奔放な先輩方、凛々しきデパートの上司など、かっこいい女性たちが彼女に影響を与えていく過程が心地いい。そして、1950年頃のニューヨークやアイルランドの町並みやファッションが目に楽しい。意地悪な女性店主にたんかを切る場面が清々しい。
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