[コメント] トゥモロー・ワールド(2006/米)
初っ端で、不穏な空気が流れる中、爆発が起き、「CHILDREN OF MAN」のタイトルが流れた瞬間期待倍増(トゥモローワールドじゃないのかと思いながらも)、そして期待は裏切られなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
たくさんの人間が軽々と死ぬ中、その生命は周りで犬が吼えまくる中誕生する。
誕生した生命を目の当たりにすると、軍隊、テロリスト誰もかれもがその唯一の生命に畏怖し平伏し、その時間をも止める。
誕生とは希望であることが、この見事に構築された退廃的、絶望的な世界の中で浮き彫りにされる。
ラスト後にした町がソドムとゴモラの町の様に滅ぼされようとも、一艘の小船の上にその希望が残っている限り見ていて、圧倒的な存在感のある希望の後味が残る。
見事な希望に関する物語。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。