ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 点数順
U−571(2000/米) | 「潜水艦モノに外れなし」…のセオリー通り、ソツなくまとめられた佳作。だが、そのソツのなさが逆に設定の面白さを殺してしまっているのが残念。 [review] | [投票(6)] | |
エスケープ・フロム・L.A.(1996/米) | 前作『ニューヨーク1997』の続編…というよりは同窓会といった趣き。このことを理解し、賛同していただける心の広い(笑)ファンの方でないと、なかなか楽しめない。波乗りのシーンには大爆笑させていただきましたが…。 | [投票(6)] | |
インデペンデンス・デイ(1996/米) | 白昼、堂々と姿を現わす超巨大UFO…SFファン長年の夢を叶えた功績は大きい。だが一方、プロのものとは思えない程内容が稚拙であるのも事実(題名にぬけぬけと「独立記念日」と謳うあたり、およそ信じがたい感覚だ)。…とりあえずは大画面で観賞したい。 | [投票(5)] | |
レッド・プラネット(2000/豪=米) | 盛り上がりに欠けるのが難点。だが、凝ったSF設定や火星の荒涼とした風景と後半での幻想的な夜のシーンとの対比…そして、名優テレンス・スタンプの存在感など、これはこれで捨て難い。派手さを期待してはいけないが…SFマインドをくすぐられる作品。 | [投票(5)] | |
3−4X10月(1990/日) | 無気力な男の暴力への傾倒…をテーマとした作品は他にもいくつか挙げられる。…が、無気力な男の暴力への「無邪気な憧れ」を描いた作品は極めて珍しい。それを乾いたタッチで綴ることにより、北野武監督は悪夢のような世界を作り出すことに成功している。 | [投票(5)] | |
無能の人(1991/日) | それにしても…どうして日本人にはこうも貧乏が似合うのだろうか(笑)。 | [投票(5)] | |
スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米) | 「パワードスーツ」を出さないことに、ヴァーホーヴェン監督は映画的価値を見出したに違いない。ブラッドベリは『2001年宇宙の旅』を「映像が文学をレイプした」と評したそうだが、ハインラインは今作品をどう想うのだろうか。 | [投票(5)] | |
ピッチ・ブラック(2000/豪=米) | 「漆黒(原題)」の恐怖。前半の出来がいいので『プレデター』のような尻すぼみを予感したが、それはなかった。凝った映像美が見ものの佳作。 [review] | [投票(5)] | |
引き裂かれたカーテン(1966/米) | 「傑作選」より:ヒッチコックとニューマン。異色の組み合わせがまずは興味深い。…観るべき点は多い(特に美術館のシーンは秀逸)が、各エピソード間を繋ぐサスペンスが希薄で、バランスが悪いと感じた。ニューマンの自転車姿には感激したが(笑)。 | [投票(4)] | |
ザ・メキシカン(2001/米) | 今作のブラピは本当にきゅ〜と!なのでファン必見。…がそれ以上に注目なのはジェームズ・ガンドルフィーニの繊細な演技。彼とジュリア・ロバーツのやりとりが最も心に残る(「Never」のひとことが嬉しい)。だが全体的に勢いが足りず、平凡な出来。 | [投票(4)] | |
エイリアン3(1992/米) | この作品にとっての最大の不幸…それは、前作が『エイリアン2』であること。うらぶれた流刑惑星の描写…丸刈り頭…解剖…情交…覚醒されながらも消滅のみを願う「…」…「デビッド・フィンチャー監督作品」としての再評価が待たれる。 | [投票(4)] | |
ランボー(1982/米) | ランボーの(ベトナムの)回想シーンが必要最小限しかないことに注目。独白シーンに重みを加えることに貢献している。「I can't find his legs…」 | [投票(4)] | |
ミミック(1997/米) | 怪物をじっくり拝める機会が殆どないのが残念(これはかなりよく出来てる。ホント気持ち悪い)。擬態…という抜群の設定をもっと膨らませば、間違いなく傑作になっただろう。 | [投票(4)] | |
メトロポリス(2001/日) | 「傑作選」より:精緻に描きこまれたメトロポリスが見ものである…が、それとは裏腹に登場人物(特に主役二人)の造形が浅く、物語に魅力が感じられないのが辛い。安易に引き金が引かれるシーンが多いのも気になる。子供を意識した、夢のある演出が欲しい。 | [投票(3)] | |
火垂るの墓(1988/日) | あと、何回…? [review] | [投票(3)] | |
マッチ工場の少女(1990/フィンランド) | 決して器量良しとは言えないヒロインが、不条理なまでに不幸な目に会い続ける…まずもってこの発想にこそアキ・カウリスマキ監督の凄みを感じずにはいられない。セリフ・シーンともに必要最小限の名作だが…マッチの火くらいの「暖かみ」があっても…。 | [投票(3)] | |
シザーハンズ(1990/米) | バラの花に哀しみが潜んでいたとしても、外見(の美しさ)が邪魔になって、それは誰にも判らない。だからバラにはトゲがある。痛みでしか自分の哀しみを相手に伝えることができないから。…エドワードのハサミにも、たぶん、似たような意味が込められている。 | [投票(3)] | |
髪結いの亭主(1990/仏) | 彼女は… [review] | [投票(3)] | |
アヴァロン(2001/日=ポーランド) | 「どんなにリアルでもゲームはゲームに過ぎない」…が、五感全てを虚構で塞がれた時、人はその適応能力の高さ故そこに現実を見出そうとするだろう。では…その現実とはなんだ?そして虚構とはなんだ?…着想点は素晴らしいが、もう一歩踏み込んで欲しかった。 | [投票(3)] | |
ラウンダーズ(1998/米) | マット・デイモンのナレーターが緊迫感を削いでしまうし、また彼のお坊ちゃまな立振舞いが「スゴ腕のポーカープレイヤー」の設定と噛み合っていない。『シンシナティ・キッド』のように、カードの達人=人生の達人であって然るべき。共演陣が見もの。 [review] | [投票(3)] |