A | ★5 | 小さな恋のメロディ(1971/英) | トレイシー・ハイドのかわいらしさに尽きるのではないか。そして生真面目な少年のひたむきで純真な心に、そんなやついるのか?と思いつつも、感動。思春期に誰もが抱く、異性への甘酸っぱい気持ちをストレートに描き出した。ビージーズの音楽で、さらに不滅の青春映画に昇華した感がある。映画の評価云々はもはや関係なく、自分にとって、5点は絶対に譲れぬ作品になった。 | 投票(14) |
A | ★5 | 四月物語(1998/日) | これほど暖かくてピュアな気持ちに浸れる映画はないだろう。一人暮らしや大学生活の何気ない日常が実にさりげなく、身につまされるほどリアルに描かれている。松たか子という存在なくしてはこの映画は成り立たないほど、彼女の魅力が最大限生かされている。見るだけで心がほわっ…としたぬくもりに包まれる、大切に、大切に、手のひらで包み込んでいたい素敵な小品。 | 投票(6) |
A | ★5 | 月とキャベツ(1996/日) | 幻想的情景が美しくも哀しい。少女の透明な美しさが物語りの全体を貫いていて胸に染みる。 | 投票(2) |
A | ★5 | 初恋のきた道(2000/中国) | 「一目惚れの恋」をここまで純粋に美しく描いた映画にただ涙。 | 投票(5) |
A | ★5 | Love Letter(1995/日) | 現在と過去をうまく織り込んで、恋に対して臆病になったり、素直になれなかったりといった、青春特有の悩みを繊細な感性で描いた手腕はすばらしい。甘酸っぱい香りが映像から滲み出てくるようなピュアな映画だ。 | 投票(15) |
A | ★5 | マレーナ(2000/米=伊) | 少年の一方的な片思いをユーモアを交えて描いた快作。彼の自意識過剰なまっすぐな想いは大いに共感できた。女性が見ると理解できない部分もあるかもしれない。モニカ・ベルッチは『アパートメント』でも好演。もっとたくさんの作品に出てほしいものだ。 | 投票(4) |
A | ★5 | つきせぬ想い(1993/香港) | 甘いと言われようが、こういう純愛ものには弱い。アニタ・ユンが最高に輝いている。彼女なくしては成り立たない映画だ。相手役のラウ・チンワンも不器用な青年役を好演。はじめは何でこんな不細工な男が彼女の相手なんだ?と思ったが、ハンサムじゃないのがかえっていいのだろう。2枚目ではこの役はミスマッチだ。だんだんラウ・チンワンに共感して応援したくなった。 | 投票(3) |
A | ★5 | 萌の朱雀(1997/日) | 人物関係がはじめよく分からなかったのが唯一の難点。セリフが極端に少ないが、言葉はなくても映像から登場人物の思いが聞こえてくるような気がした。少女の恋心があまりにもいじらしくてせつない。 | 投票(5) |
A | ★5 | カーラの結婚宣言(1999/米) | 二人の恋が一途で初々しい。ふたりの存在はもちろん、娘離れできない母親、優しく見守る父親、応援する姉妹、男同士の静かな友情など、脇を固める一人一人の存在がすばらしかった。 | 投票(1) |
A | ★5 | 八月のクリスマス(1998/韓国) | あれだけ静かに描かれていながら、あれだけ胸が締め付けられる作品を他に知らない。 | 投票(7) |
A | ★5 | オネーギンの恋文(1999/英) | 終わってみたら、何ということのない物語で、拍子抜けしそうになったが、リブ・タイラーの天賦の美貌、けなげで真摯な姿勢が、胸に残る作品。また映像の美しさも際立っており、全体の印象はむしろいい。 想いを綴った恋文。届かなかった願い。遅すぎた愛の発露。いつだって、恋の手紙は甘美な夢に包まれている。
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A | ★5 | 世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日) | だめです…。どっぷりと漬かってしまった。前から2番目の席で、首が痛くなろうが、甘っちょろいと言われようがかまわない。長澤まさみの爽やかな笑顔、森山未來の拙くて真っすぐな感情表現、とにかく2人の存在感が圧倒的。それと一見脇役の柴咲コウが、意外な結びつきとなった時、彼女の複雑な内面心理に、強く感情を揺さぶられ、泣けた。行定監督の裏ベストが『贅沢な骨』なら、表のベストはこれだ! | 投票(6) |
A | ★5 | ショー・ミー・ラヴ(1998/スウェーデン) | 対照的なふたりの少女が、最高に魅力的。少女たちをずっと見ていたかった。見終わるのが惜しいと感じた作品など、そうそうあるものではない。素人然とした、一見工夫のないカメラワークが、かえって少女の心情を深く描き出すことに成功している。「青春」の傷つきやすくて壊れやすくて危なっかしい感性が、瑞々しく弾けて、息苦しくなるほど、せつない。 | 投票(4) |
A | ★5 | バッファロー’66(1998/米) | ビンセント・ギャロ演じるビリーのキャラクターがこの映画の核。強がっているけれども、壊れやすくて傷つきやすい内面。真剣になればなるほど、滲み出てくる滑稽さと限りない哀愁。全面的に感情移入してしまったので、5点しかないでしょう。クリスティーナ・リッチの抜けるような白い顔は、体とのアンバランスに目をつぶれば、信じられないほどの美しさだ。 | 投票(10) |
A | ★5 | 好きと言えなくて(1996/米) | こういう肩の力を抜いて鑑賞できるラブストーリーは、貴重。最後までしっかり楽しめたのは、アビー演じたジャニーヌ・ギャロファロに感情移入できたから。彼女は容姿でも充分魅力的に感じたが…。男優のベン・チャップリンにもう少し深みがほしかった。それと彼は「声」で本物のアビーを見抜けないなんて、かなり鈍いとしか思えないが、それを言ってしまうと映画自体が成立しないからしょうがないのだが。 | 投票(4) |
A | ★5 | ひまわり(2000/日) | 誰の胸にも記憶がある、「初恋」の懐かしくも切ない、そして暖かい記憶を、瑞々しく美しい映像で浮かび上がらせた、(個人的に)思いもかけない傑作(になりそこねた作品?)。
[review] | 投票(4) |
A | ★5 | リメンバー・ミー(2000/韓国) | 過去と現在の時空が繋がるSF的設定が流行(?)の韓国映画だが、『イルマーレ』に続き、心にじわっ…と染みこむ作品に、また出逢えた。清純な印象のキム・ハヌルや、強がる姿がかわいらしいハ・ジウォンの二人の女優が好演。相手を意識する、ちょっとした仕種がかわいい。過去と現在の繋がりが明らかになる場面は、衝撃だった。切なく感傷的な気持ちになるけれども、心がじわじわと暖かくなってくる余韻が心地いい。 | 投票(2) |
A | ★5 | 藍色夏恋(2002/台湾=仏) | 鑑賞後すぐの印象は、春の爽やかな風のように、心地よく「さらりと」し過ぎて、あまり残るものがなかった。けれど、時間が経った今、この映画を思い返すと、清純な雫が、心の襞にぽたぽたと溜まって、蒸せるような「情熱」を感じるから不思議だ。いくつもの場面が甦ってきて、息苦しくなる程。綻びは処々ある。けれど、すべては「青春の渦巻き」にかき消されてしまう。間違いなく好きな作品だ。 [review] | 投票(6) |
A | ★4 | 秘密の絆(1997/米) | ホアキン・フェニックスの真面目で誠実な青年役には好感が持てた。彼がつらい出来事にぶつかって、悩み、苦しみを抱えながらも、乗り越え成長していく姿はすがすがしい気持ちにさせてくれる。清純なイメージ漂うリブ・タイラーとの恋は初々しくて、キスシーンは見ているこっちまで、どぎまぎした。ほろ苦い想いの混じった青春映画。 | 投票(2) |
A | ★4 | 君のいた永遠〈とき〉(1999/香港) | 前半は見ているこちらが恥ずかしくなるほど初々しい恋愛が描かれる。映像は光と影のコントラストが美しく、構成もなかなか凝っている。唯一の不満は数十年後の二人が別人にしか思えなかったこと。 | 投票(5) |