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萌の朱雀 (1997/)

Moe no suzaku

[Drama]
製作仙頭武則 / 小林広司
監督河瀬直美
脚本河瀬直美
撮影田村正毅
美術吉田悦子
音楽茂野雅道
出演國村隼 / 尾野真千子 / 柴田浩太郎 / 神村泰代 / 和泉幸子
あらすじ奈良県西吉野村。村人達が村起しにと賭けた鉄道建設が頓挫し、田原孝三(國村隼)は気力を失う。それでも、田原家の朝はいつもと同じように過ぎていく。15年後。孝三は働こうとせず、娘みちる(尾野真千子)は高校生になり、母の泰代(神村泰代)と同居するいとこの栄介(柴田幸太郎)は旅館で働くようになった。栄介に仄かな恋心を抱くみちるであったが、彼は母の泰代に思いをよせてるらしく面白くない。或る朝、8ミリカメラを持って山に入った孝三が夜になっても戻って来なかった。警察に駆けつける家族のもとに孝三のカメラを持った身元不明の男が発見されたとの報が…。97年カンヌ映画祭新人監督賞、ロッテルダム映画祭国際批評家連盟賞他。 (けにろん)[投票]
Comments
全71 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5映像も素晴らしいが、間がさらに素晴らしい。ちょっとでも狂うと壊れてしまうような危うさを漂わせている。 (Curryrice)[投票(8)]
★5人物関係がはじめよく分からなかったのが唯一の難点。セリフが極端に少ないが、言葉はなくても映像から登場人物の思いが聞こえてくるような気がした。少女の恋心があまりにもいじらしくてせつない。 (ことは)[投票(5)]
★5大好きな日本の夏の空気がここにある。暑くて、眩しくて、仄暗くて、無常な、夏。 [review] (立秋)[投票(3)]
★5面白いカメラワークと優しくて温かさが感じられる映画。語原が持つ独特の個性が上手く活用され、人物に花を与えより一層輝きを増した演技に結びついていた。地域文化を生かした風習が更に良い刺激を齎す。日本はアニメだけが世界に通用するなんておかしい! (かっきー)[投票(2)]
★4婆の顔。 [review] ()[投票(5)]
★4感想 [review] (クワドラAS)[投票(4)]
★4こぼれ続けるやるせないため息や視線が、思い出したかのように時々ふと台詞になる。それは甘い感傷ではなく、もっと切実な心の澱のようなもの。だからこそ山の緑は、それを糧としいっそう強く(静かに)瞬くしかないのではないか。 [review] (tredair)[投票(4)]
★4家族が一つになるとき。 [review] (ちわわ)[投票(3)]
★4静謐な美しさのなかに秘められた、深淵としての歴史/神話。 [review] (crossage)[投票(2)]
★4決して上手い映画ではなく、不器用なうえに、素人の素の顔と美しい自然描写で、すべてが狙ったものと誤って解釈されているところがあるのかもしれない。ないけど、それでも。それでも。快感でため息が出るくらいの美しさが、ここにはあるよ。 (ALPACA)[投票(2)]
★3緊張感をはらんだうえでの静謐さというよりは、情念がすっぽり抜け落ちているゆえの静謐さ。(レビューは後半部分の展開に言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(3)]
★3萌える緑。橋口譲二の写真集のような映像。市井で暮らす人の顔には、 役者には演じきれない物語がある。ETVの河瀬直美特集を興味深く見たが、 この映画には、彼女らしさ(きっと人間が好きなんだろうな)が溢れていた。 (Linus)[投票(3)]
★316ミリフィルムのブローアップの質感。家屋の中の、ゆったりとしたドリー移動。逆光。斜面に建った家。その家屋(居間)の中に置いたカメラから、縁側の向こうに緑の山を映した画面が美しい。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3痛い。この映画は身を切られるような痛みを伴う。風景やノスタルジーに浸っている場合ではない。 [review] (ゆの)[投票(2)]
★3人も自然も美しい。だが、時々ほんとうに耐えられないほどの退屈をかんじた。 [review] (worianne)[投票(1)]
★3淡々としたなかに、見えない感情がぷんぷんしてて、鳥肌立つ思いだったす。ただ好きかといわれればそうではないです。ただ、びくびく感じるものがあったす。 (カノリ)[投票(1)]
★3既視感のある作風は侯考賢以前に作られたものならと思わされる。田村正毅の映像は狙った反ドラマチックなものを的確に収容するのだが、介入する非日常のシュールやドラマラスな恋慕を掬い切れない。抑えたトーンが何とはなしにあざとく思えるのだ。 (けにろん)[投票(1)]
★3無論河瀬直美にも才能はある、しかしそれは映画とは何も関係が無い。本作の画面の質は田村正毅の才覚に拠るところが大きいでしょう。溝口健二を意識したと思われるあの見事なクレーンショット、あそこで締めればいいものを何故村人のポートレイトまで付け足してしまうのか。その無神経さに苛立つ。 (赤い戦車)[投票]
★2残念ながらカンヌの受賞は文化的価値の側面を評価されたものではないだろうか。河瀬直美が持っているであろう「生きるとは?愛とは?」といったテーマも期待したほど見られなかった。次回作に期待。 (cupel)[投票(1)]
★2映像だけでもストーリーが伝わることを心がけているスピルバーグならなんというか。 [review] (jollyjoker)[投票]
★2画が汚い、といって悪ければ説明的、言語的。シナリオをただ映像化しただけの極めて退屈な凡作で、映画的創意工夫の痕跡が感じられない。 (shiono)[投票]
★2素人を出すのはいいとしても、撮る方が素人なのは問題。何が起こって、誰が何を思ったのか、解説を読まないとわからない。 (檸檬)[投票]
★1日本の寂れ行く山村という場所自体で「マズイ」と思った。自分はあかん、この手は。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(4)]
Ratings
5点27人*************.
4点39人*******************.
3点61人******************************.
2点26人*************
1点3人*.
156人平均 ★3.4(* = 2)

[この映画が好きな人]

POV
言霊幸ふ邦題 (ことは)[投票(16)]映画で日本の旅をする (TOBBY)[投票(11)]
ジャパネスクin5大国際映画祭 (けにろん)[投票(11)]極私的六つ星映画 (立秋)[投票(8)]
わたしの愛した丸顔女優たち (寒山拾得)[投票(6)]Visualism 1 ()[投票(5)]
がんばっている90年代日本映画たち (crossage)[投票(5)]80年代〜90年代、アート系とか単館系とかミニシアター系とか。 (立秋)[投票(4)]
僕流偏愛邦画傑作選 (ことは)[投票(4)]甘酸っぱい恋がきらめいて (ことは)[投票(4)]
映像の美しさに酔う (ことは)[投票(4)]タイトルだけがお気に入り (ルッコラ)[投票(4)]
カメラ・ドール (町田)[投票(3)]喪失について (グラント・リー・バッファロー)[投票(3)]
隼の部屋 (こぱんだ)[投票(3)]極私的傑作(仮題)。 ()[投票(3)]
奈良よいとこ何度でもおいで♪ (にゃんこ)[投票(1)]
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