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犯された白衣 (1967/)

製作若松孝二
監督若松孝二
脚本唐十郎 / 足立正生 / 若松孝二 / 山下治
撮影伊東英男
音楽高村光二
出演唐十郎 / 小柳怜子 / 林美樹 / 木戸脇菖子 / 三枝巻子 / 弥生京子 / 坂本道子
あらすじ渚にたたずむ少年は銃を持っていた。海辺の病院の看護婦寮。そして、そこには6人の看護婦がいたはずだった。・・・嵐の夜、一人の看護婦がもの音に気づき覗き見た隣室の薄闇の中に、二人の看護婦が体を重ね愛し合う姿あった。そして窓の外、豪雨に打たれる少年(唐十郎)がいた。看護婦たちはいたずら心から、愛し合う二人の姿を見せようと少年を寮に引き入れる。しかし、それが惨劇の始まりだった。次々と女たちに銃口を向ける少年を懸命に説得し、命乞いする婦長(小柳怜子)。その様子を茫然と、いやどこかさめた目でみつめる一人の看護婦(坂本道子)がいた。若松孝二率いる若松プロ作品。(57分/パートカラー/ワイド) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5血と死体と女、胎児のようにうずくまる男。そして海。 (ズブロッカ)[投票]
★5本能的なパートカラーの使い方に圧巻。混沌とした密室の出来事に目を離せなくなる。 (RUIVSKY)[投票]
★4海辺をさ迷う男はまさに生み捨てられた男そのもので、男(唐十郎)にとって唯の女は血とともに葬り去られるべき醜い生き物なのだ。まして女が天使と呼ばれることなどあろうはずもなく、天使がいるとするならばそれは女神に抱かれるべき己なのだ。 (ぽんしゅう)[投票]
★3「正常化バイアス」の典型例、リチャード・スペック事件から構想されたミソジニーのファシスト類型とポリアンナ症候群の最悪の遭遇。得るものはあるが血なまぐさくて何度も観たい映画ではない。夏純子は本作の収穫ですでに魅力全開。 [review] (寒山拾得)[投票]
★2「何でこいつらもっと必死に逃げようとしないんだろ」という素朴な疑問が湧いてしまう時点で乗れない (TOMIMORI)[投票]
★2内向し自己完結するテロリズムはオナニーに過ぎない。足立が投げたテーゼは若松の商業主義的妥協に媒介され半端な形で現出してしまったのではなかろうか。画力はあるが連続射殺魔の概念は抽象から具象に変換され安普請の泥沼に埋没していく。 (けにろん)[投票]
★1狂気の犯罪はそう、誰が悪いのでもない。彼にそうさせた「社会」が悪いんだ。ベトナム戦争や機動隊やメディアや・・・  なんて理屈に無理矢理持っていこうとする時代性にくらくらする。作品の出来は未熟で学生レベルの域を出ない。 (sawa:38)[投票(1)]
Ratings
5点3人***
4点4人****
3点4人****
2点3人***
1点1人*
15人平均 ★3.3(* = 1)

[この映画が好きな人]

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