ドクトル・マブゼ (1922/独)
Dr. Mabuse, der Spieler/Dr. Mabuse - Inferno des Verbrechens
Dr. Mabuse: The Gambler
ドクトル・マブゼ 大賭博師/ドクトル・マブゼ 犯罪地獄
あらすじ | 精神分析医のマブゼ博士(ルドルフ・クライン・ロッゲ)は犯罪の天才。多数の手下を使い、次々に顔を変え、人の心をさえ自在に操る。証券取引所・キャバレー・劇場・秘密クラブ…人々の欲望が発熱する場所にはつねに彼の影が差す。しかし財閥の御曹司が賭博で大負けした事件をきっかけにフォン・ヴェンク警視(ベルンハルト・ゲツケ)が犯罪王国の存在を察知する。顔も名もわからない謎の敵の探査に暗黒街へ潜入した警視の眼前にはめくるめく悪の世界が広がっていたのであった。催眠術を使った殺人・爆弾・毒殺・誘拐・大衆扇動。死闘の末、警視はマブゼの情婦カーラ(アウト・エゲデ・ニッセン)の逮捕に成功するのだが…。[白黒] (淑) | [投票] | [全 2 件] |
★4 | この映画が描くのは知識人の犯罪であり、高度な組織化であり、心理操作の技術であり、テロリズムであり、それらに過剰適応した末の人格崩壊である。少しも古びず、今も新しい。 (淑) | [投票] |
★4 | 絶えずゲテモノを追いかけ続けたラング先生。オリジナルが観たい! (モモ★ラッチ) | [投票] |
★3 | ラング暗黒街もののはしりだがまだ画で語っておらず、『M』以降の面白さはないし『カリガリ』みたいな美術の冴えもない。ただ「催眠術師フォン・ヴェンク」の件は素晴らしい。トーマス・マン「マリオと魔術師」(30)に影響を与えたのではないか。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 冒頭の機密文書を奪取するアクション演出のスピード感。後半の謎の博士による催眠ショーのトリッキーなサスペンス。それ以外は同じような攻防を繰り返す長丁場。それでも厭きさせないのはさすがラングなのだが、やっぱり掴みどころのない間延び感はいなめない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | eye force=目ぢから。謎の中国メガネTsi-Nan-Fu。
マブゼの背景がないのが残念。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票] |
★3 | 当時のカフェーや劇場の雰囲気を知るのに大変役立った。退廃的
とは、この雰囲気を言うのだろう。 (あまでうす) | [投票] |
5点 | 2人 | ** |
4点 | 8人 | ******** |
3点 | 6人 | ****** |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 16人 | 平均 ★3.8(* = 1) |
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