「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ドクトル・マブゼ(1922/独) |
冒頭の機密文書を奪取するアクション演出のスピード感。後半の謎の博士による催眠ショーのトリッキーなサスペンス。それ以外は同じような攻防を繰り返す長丁場。それでも厭きさせないのはさすがラングなのだが、やっぱり掴みどころのない間延び感はいなめない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
ラング暗黒街もののはしりだがまだ画で語っておらず、『M』以降の面白さはないし『カリガリ』みたいな美術の冴えもない。ただ「催眠術師フォン・ヴェンク」の件は素晴らしい。トーマス・マン「マリオと魔術師」(30)に影響を与えたのではないか。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |