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護られなかった者たちへ (2021/)

[Drama/Mystery]
製作高橋敏弘 / 千葉伸大
監督瀬々敬久
脚本林民夫 / 瀬々敬久
原作中山七里
撮影鍋島淳裕
美術松尾文子
音楽村松崇継
衣装越智雅之
出演佐藤健 / 阿部寛 / 清原果耶 / 林遣都 / 永山瑛太 / 緒形直人 / 吉岡秀隆 / 倍賞美津子 / 岩松了 / 波岡一喜 / 奥貫薫 / 井之脇海 / 宇野祥平 / 黒田大輔 / 西田尚美 / 千原せいじ / 石井心咲 / 原日出子 / 鶴見辰吾 / 三宅裕司
あらすじ中山七里の同名小説の映画化。東日本大震災から10年後の仙台市、廃屋で身体を拘束されたまま放置され餓死させられる殺人が発生。怨恨と思われたが、被害者は人格者として知られる人物だった。だが続いて同様の第二の殺人が発生。2人はかつて同じ町で生活保護行政を担当する職員だった。苫篠刑事阿部寛は強引に役場から記録を提出させ捜査を進める。そして捜査線上に放火で服役して事件の少し前に出所した利根佐藤健という男が浮かぶ。(134分) (シーチキン)[投票]
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全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5佐藤健の熱演には心を打つものがあった。世をすねたような人相の悪さの裏には何があったのか、ラストの独白には納得させるものがあった。また清原果耶も好演しているし、阿部寛はいつもの彼で安定している。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★5ラストのドラマチック過ぎる阿部と佐藤の独白が本作をある意味エンタメ側面たらしめてる。それとは別に、結果としてこの物語はラストから遡って観る事に醍醐味が。「ありがとう」「笑顔」…日々何の気なしに使う一言・その気持ち。あの婆ちゃん(倍賞)の生き方を介し自分は涙しかなかったが、彼女(清原)は毅然としてた。対して佐藤はややブレがあった。でもそれらも許容してこそのセーフティネット、でなければだ。 (クワドラAS)[投票]
★4傑作。黄色い上着の映画。阿部寛の息子が津波にのみこまれる時に着ていたという、黄色のジャケットが全編を支配する。この一貫性は圧倒的だ。これは、とても見応えのある映画だ。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4真面目に撮ってる点で十分評価できる。画面から溢れる重厚感は、近年邦画では飛び抜けている出来。ただ、やはりひっかかるのもある。 86/100 [review] (たろ)[投票(1)]
★4阿部寛のパートがやや目立ち過ぎと思う。エンドロールみて初めて「え?主役じゃなかったの?」と思ってしまった。 [review] (おーい粗茶)[投票(1)]
★4今年、初めて訪れた仙台は東京からすぐだった。以前なら遠い東北の出来事と感じていたと思う。清原・佐藤・倍賞が素晴らしかった。描かれている問題(震災後、生活保護)の重さと事件がうまくリンクしきらないのが少し消化不良ではある。★3.75くらい (ドド)[投票]
★33.11の悲劇と混乱が冒頭に置かれるが数年後の事件の動機づけに直接結びつかず、代わって浮上する生活保護申請の件が重心として均衡しない。担当者個人の問題に矮小化された感が拭えず居心地悪い。震災の描写が力のこもったものだけに尚更。演者は皆良い。 (けにろん)[投票(2)]
★3難しい題材で、意志がなければ成立し得ない映画だ。その想いは評価に値する。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★3避難所や遺体安置所、ばあさんの家のセットなどが実にリアル。この再現力のおかげで底光りするフィルムになった。地に足の着いた演技陣で、画面に現れない「護られなかった者たち」の心のおらびも感じ取れる。二人の刑事の少し荒んだざらざらした質感が良かった。 (ジェリー)[投票(1)]
★3生活保護の実態など知らなかったことを教えてくれた本作。見応えはあったけれども東日本大震災と絡めないといけなかったかなぁ? せめてけいさん、カンちゃん、利根の3人の関係性をもっと時間をかけて描く必要はあったように思う。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
Ratings
5点2人**
4点6人******
3点5人*****
2点0人
1点0人
13人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
正義と真実を求めて叫べ! (死ぬまでシネマ)[投票(5)]
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