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イリュージョニスト (2010/)

L'illusionniste
The Illusionist

[Animation/Comedy/Drama]
製作総指揮フィリップ・カルカソンヌ / ジェイク・エバーツ
製作サリー・ショメ / ボブ・ラスト
監督シルヴァン・ショメ
脚本シルヴァン・ショメ
原作ジャック・タチ
美術ジャック・アレックス
音楽シルヴァン・ショメ
出演ジャン・クロード・ドンダ / エイリー・ランキン
あらすじ仕事を求めて居所を転々とする老境の奇術師タチシェフ。貧しい少女アリス。小さな酒場で二人は出会った。手品を使って彼が靴を贈ったことから、アリスは彼を慕い、影のように寄り添う。やがて二人はピエロ、腹話術士といった面々が集まるホテルの一室に寝食を共にするようになる。彼は彼女に娘の面影を重ね、彼女は彼の手品を魔法と信じた。しかし次第に苦しくなる懐事情。1959年。彼の奇術を時代は必要としていなかった。移ろう時代は、何もかもを押し流してゆく。そして彼は・・・ 仏アニメの雄シルヴァン・ショメが前作『ベルヴィル』の諧謔から一転、ジャック・タチの遺稿を元に静謐な筆致で二人の交情、そして失われる時代への慈しみを綴る。 (DSCH)[投票]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5失われる時代へのレクイエム。 [review] (DSCH)[投票(3)]
★5日本人の中には「アニメーション大国」としての矜持というか、ジャパニメーションこそが世界の最高峰と信じて止まない人が少なからず存在するのではないだろうか。 [review] (田邉 晴彦)[投票]
★4「心温まる話」という世評なのかもしれないが、私には残酷な話に見える。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★4ジャック・タチは本当に自らをこのタチシェフに重ねていたのか、「タチシェフ」がタチの本名であることを鑑みても、彼の映画のファンからすればそれは大いに疑問だ。なぜなら彼は決して時代遅れの芸人などではなく、最先端の映画作家だったから。そして彼もまたそれを誇りにしていただろうと思われるから。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4一見『ベルヴィル・ランデブー』の過激さからは後退したように見えるが、画面の深みや情報量は繊細さを極め、より凄味を増している。ただ、自分の嗜好から言えばこの映画はあまりに感傷的すぎる。英国が舞台だからか雨の場面が多いのもそれに拍車をかけている。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★4時代に取り残される奇術師の哀愁ぶりが描かれ、終始、切なさが漂う作品だった。 [review] (わっこ)[投票(1)]
★4老人にとって失われて行くものは多いが、その中でも特に愛着のあった2つについて描かれている仏映画。 [review] (KEI)[投票]
★4深く豊かな色彩とたっぷりの詩情、反比例するがごとく少ない台詞。喜劇王にしか書けない、やがて悲しきこの身の名残惜しさよ・・・。 (ヒエロ)[投票]
★3途中から、老人が気の毒で観ていられなくなりました。同時に少女に対していら立ちを覚えてしまったので、正当な評価はできません・・・が、この監督の映像って、すごく美しいけどかなりグロテスクでもあるような気がする。単純に「美しい良い映画」とは言えないと思いました。 (味噌漬の味)[投票(2)]
★3途中から「抗え」という内なる声が消えず、やがて苦痛と化しました。スイマセン。 (るぱぱ)[投票]
★3ベルヴィル・ランデブー』は面白かった。『パリ、ジュテーム』の「エッフェル塔」も面白かった。今回そんなに面白くない。だから★3。和製アニメと違って媚びもせず露骨なお涙頂戴も無いその姿勢は買うが、さすがに地味過ぎる。 (Lostie)[投票]
Ratings
5点3人***
4点13人*************
3点5人*****
2点2人**
1点0人
23人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
喰わせろ。 (DSCH)[投票(3)]
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