★5 | アルモドヴァル監督に共通するものは本作でもきっちり貫かれ、それがなんとも良い心地よさにさせてくれます。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 盲目の中年男が行きずりの若きブロンド美女と××する冒頭シーンから有無を言わさず一気に官能世界に引き込む、衒いなき導入の力強さ。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★4 | いかにもアルモドバルの映画ではあるけど、アルモドバルにしては普通の映画にも思える。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] |
★4 | 原色を用いて画面はいかにもアルモドバルのタッチを継承しつつも、瞳を刺すどぎつさは後退して柔らかみが与えられている。それは初めて撮影を担当するロドリゴ・プリエトがもたらしたものか、それとも作家的成熟の証か。いずれにせよ、前作に続いてアルモドバルは開かれた映画を目指している。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | 単純な再起の話を捻りに捻って装飾し、ひとまず見られるものになっている。それも役者ありきで、映画ビジネスの核であるルイス・オマール、ブランカ・ポルティーリョ、タマル・ノバスのファミリーが殊によい。 [review] (shiono) | [投票(4)] |
★4 | 冒頭。若い女との絡み。男は初老の視力をなくした男。女は親切心で杖の代わりに男を誘導してあげたのに、部屋で男に漁られることになってしまう。滑るようなうまい演出。余裕があり過ぎるぐらい。観客はすでにアルモドバルの策略にはまっている。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | アルモドバルの衒いのない演出ぶりに惚れ惚れ。ペネロペ・クルスの存在感も凄かった。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 複雑と直裁が織りなす感情のあやで、巧みに本筋を彩る「喪失」と「再生」の装飾や仕掛けを全部はがしてしまうと、そこには通俗的ともいえる不倫メロドラマと、ペネロペ・クルスという女優の揺るぎない存在感が残るだけ。これは恋愛映画の見本のような映画だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 監督の映画への想いと、美しすぎるペネロペ、キュートな画の色。巧いなと思う。ストーリーだけさらうと退屈に感じるが、そのままで終わらせないのがこの監督。重大な発言や渋い演技、そしてキーになるそれぞれの感情と職業をサラッと使うのがまたイイ。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 民族に備わるとめどなき執念の深さと恐ろしさを直視させられる。敵同士の男たちはひとりの美女を巡って幾つもの人生を狂わせながら、深淵に向かって墜落してゆく。この執念は限りなく人間臭く、残酷と異常な愛を巡って比類なき手腕を誇るアルモドバル監督、未だ健在なる演出力を認めずにはいられない。寓話的世界の中で人々はいかに凄まじくも美しい執着心を露わにすることであろうか。 (水那岐) | [投票] |
★3 | 巨匠になってしまったか、と思わせる作品。 (ころ阿弥) | [投票] |
★3 | 映像や演技には文句ないのだが、どうしても気になる部分があり、自分の中では良作になりそこねた。 [review] (agulii) | [投票] |