★5 | 蒼井優にとっては、聴き込めばオバサン声の得体の知れないバケモノに成りきる冒険を、いともたやすく楽しげに行なっている。彼女に加え、主役を演じる深澤嵐も小学生らしからぬペダンティックな発言を弄しながら、近年の邦画にも稀な子供らしい演技で物語を牽引している。児童向け作品では出色の出来である。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | もうすっかり忘れ去っている子供のこころを、大人が大切に織物を紡ぐようにじっくり描いているのですっかりその世界にはまってしまった自分を見る。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★4 | プロモーション的にはしょうがないが、「泣ける」があまりに前に出すぎていて損をしていると思う。ただ、西原理恵子の情緒的世界観の映像化は上手く出来ている。それが素晴らしい。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★4 | 子供たちの理不尽な社会構造に対しての丁寧な描き方は好感が持てる。確かにあの年代っていうのはああいう些細なことに胸を砕かれるんだよ。結局、大人になってもあの構図は変わらないってことに俺たちはその後気づくわけだけど。蒼井演じるいけちゃんが感情過多な台詞になった途端に作品から心が離れた。いけちゃんは傍観者の立場から離れてはいけないと思うんだ。 [review] (tkcrows) | [投票(1)] |
★3 | あまり好きなタッチではないが、結構シビアな題材をポジティブに見せるためには、この浮つき感は必要な「演出の緩み」なのだろう。子供の「内面」の未熟(=柔軟)さを利用して、超「外界」が越境するアイディアも、あまたの凡庸な前例の轍を踏まず成功している。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 原作の良さは垣間見えるが、演出力不足がどうしようもない。阪本順治が撮ったら秀作にしただろう。いけちゃんの声、蒼井優はさすがだが、池脇千鶴の方が洒落ていたと思う。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | サイバラさんの漫画は絵が汚いし内容が過激なので、少し読んだが止めた。今回原作と知って、ええっ!落差にビックリ。しかしとんぼの眼だけをいくつか取って万華鏡に入れて見る―なんてサイバラらしいし、主人公少年も変にしっかりしていて変に理屈っぽいし、やはりサイバラらしいか。 (KEI) | [投票] |
★3 | 西原理恵子原作の映画にでる子役は大変だな。72/100 (たろ) | [投票] |