★5 | ブレッソン直系の意地悪映画。ベストショットは二度出てくる、物思いにふけって衝突直前に我に返る運転シーン。夢想と気付きという主題がここで丁寧に示されてある。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 「神の不在」をストレートにテーマ化した映画ではないだろうが、最近はこの手の映画は途絶えていたと思う。2時間を越える長丁場の映像ではあるものの、持ち応える映画の力はさすがであり、 [review] (セント) | [投票(6)] |
★4 | 途方もない哀しみと絶望は、やがて内的に異化され攻撃的に解消されていくなら未だしも、揺り戻しの如くに再度浸食を始める。壊れていくしか、又見守るしか術はない。全てに背を向けた者は何に達し得るのか?完膚無きまでに虚飾を廃した桐野夏生的世界観。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 人間の絶望というものを、見事に描ききった。チョン・ドヨンとイ・チャンドンという才能の相互作用が十二分に発揮された傑作。 [review] (SUM) | [投票(3)] |
★4 | 「密陽ってどんな街?」。どこにでもある、ありふれた地方都市。希望のいとぐちから絶望のどん底へ、あるいはその逆を、何時、誰がたどってもおかしくない場所。すなわち我々の日常は「密かな陽ざし」を求め、彷徨い続ける危うさのなかに成立しているということ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | ある哲学者が言った、「人が神を作ったが、その逆はまだ証明されていない」と。自分の都合で神にすがり、自分の都合で神を拒絶する女。結局は自分に翻弄されているだけのその女の姿が、痛々しく、哀しく、そしてリアルだった。 (巴) | [投票(1)] |
★4 | 明るいっていうのはすばらしい。本当は4点の映画だと思う。が・・・(すいませんが、まだ途中です) [review] (いちたすに) | [投票] |
★4 | 宗教を前面に持ってきながら、エンターテイメントになってるところがすごい。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 素晴らしい演技。まずは主演女優に拍手。 [review] (あちこ) | [投票] |
★4 | 人間というものは不完全な生き物であり、神の恵みを受けることはできても神そのものになることはできない・・・・・。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 脚本と演出は傑作級だが、「俗物」を遠ざけるヒロイン自身の俗物性が、作品の挑戦するテーマのハードルを下げているようにも。つまり、このヒロインが制作者側に愛されているようには見えず、それこそ神のように頭上から観察されているように見えるのだ。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★3 | 重い主題に正統派のアプローチ、それに応えた主演俳優の壮絶な演技 …本来は当然高い評価をしなければならない筈だが。… [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |