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曼陀羅 (1971/)

製作淡島昭
監督実相寺昭雄
脚本石堂淑朗
撮影稲垣涌三
美術池谷仙克
音楽冬木透
出演岸田森 / 田村亮 / 清水紘治 / 森秋子 / 桜井浩子 / 若林美広
あらすじ海沿いのホテル。信一(清水紘治)、裕(田村亮)、由紀子(森秋子)、康子(桜井浩子)は、相手を交換してのセックスを続ける。その行為を嫌悪した康子・裕に対し、信一はストイックさを拒絶し、死んだような相手を抱くことに意味を感じると語る。ホテルの監視カメラでそれを見、聞いていた真木(岸田森)は、海岸で男たちに信一を殴らせ、由紀子を犯させる。信一と由紀子は真木を追い、彼が死者と生者の交わる悦楽を教える宗教の後継者であることを聞く。それはおのれの意志で「時間」を否定し、農業と祝祭、そしてエロスのみに生きるユートピアの実現を目指す教えであった。〔ATG/136分/カラー/ヴィスタ〕 (水那岐)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4深夜にケーブルテレビで見て以来、砂浜での暴力的なまでに美しいレイプ・シーンが脳裏に焼き付いて離れない。観念的で難解な物語は抜きにしても、この凄まじい映像は一見の価値あり。 (リーダー)[投票(1)]
★4流れるような移動撮影がホントに美しくて芸術的。一つ一つの「画」にすごく魅力がある...と言うか凝りまくってるのがよくわかる。編集のテンポもなにやら幻想的で引き込まれる。でも話はチンプンカンプン。眠い... [review] (Ryu-Zen)[投票]
★3時間を捨て逃避することを拒み、あくまで「生」を求めようとする田村亮。それは古代から続く祝祭をもって、時間に逆に絡め取られている岸田森たちよりよほど自由に見えたのだが…。疾走するカメラと渇いた陵辱シーンのみが観どころか。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★3ATGで立ち見で見た記憶ありますが、理解できた人はいなかったのでは。Hなシーン目当ての人も多かったはず。これも時代性の映画ですね。 (セント)[投票]
★3ウルトラマンの科学特捜隊員だった桜井浩子さんがこんなことしてるなんて。驚きました。 (ぱーこ)[投票]
★2オウムでお馴染みタントラ仏教の神仏習合的生活と実践は、仁の農村コミューン回帰を通じて新左翼のミシマ主義への便乗乗り替えに至る。動く『ラ・ジュテ』式の写真展みたいな撮影も時間感覚喪失の曼陀羅思想の一環らしいから映画も思想と骨絡み。ドン・キホーテを気取るのはテロリストの常道である。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
Ratings
5点0人
4点4人****
3点4人****
2点2人**
1点0人
10人平均 ★3.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
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