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銀河 (1968/)

La Voie Lactee

[Comedy/Drama]
製作セルジュ・シルベルマン
監督ルイス・ブニュエル
脚本ルイス・ブニュエル / ジャン・クロード・カリエール
撮影クリスチャン・マトラ
音楽ルイス・ブニュエル
出演ポール・フランクール / ローラン・テルズィエフ / アラン・キュニー
あらすじサンチァゴ・デ・コンポステラへの巡礼の道をたどる二人の男、ピエールとジャン。二人のロードムービー(と言ってしまってよいのかどうか少々迷うところだが…、捨聖さんのreviewをご参照ください)を主軸に、様々なキリスト教的エピソードが次々と繰り出される。それらのエピソードは異端派のものが中心だが、例えば「持っていないものは何も与えられないだろう。持っているものは、増やされるだろう。」といった有名な福音書のコトバでさえも、ブニュエルにかかるとかなり高度なギャグとなってしまう…。カソリック圏に生まれ育ったブニュエルの、とんでもないパンク魂が炸裂する102分。 (tredair)[投票(4)]
Comments
全13 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5こーいう笑いのセンス大好き。ブラックユーモアを通り越している。 (worianne)[投票(1)]
★5「呪いあれ!」と最後のテロップに大爆笑。忠実だからこそおもしろい。 (tredair)[投票(1)]
★5キリスト教異端派の教義を忠実に再現したと... [review] (捨聖)[投票(1)]
★5全編宗教論争ばかりで丸々1本映画を撮るという試みが凄いし、シュールレアリズム的表現も随所で冴えている。無茶苦茶面白い。ブニュエル流のユーモアを堪能するのと同時に、いつの時代にも対立し分断してきた人間の歴史の積み重ねも感じずにはいられない。 [review] (太陽と戦慄)[投票]
★5素晴らしいギャグです。場面の切り替えで笑わせてくれます。冷静なカメラの視線がギャグを締まりのあるものにしてます。 (マシュー古西)[投票]
★4実はカソリックも異端なのでは、という逆説。 [review] (くたー)[投票(4)]
★4 ブニュエル流キリスト教は、過激ですね。ははは。 [review] (にくじゃが)[投票(2)]
★4太古のキリストのシーンも、車が走る現在のシーンも全て一緒に見えるのが楽しい。かくもヨーロッパの思想は土着的で地続きなんだな。と、これを遠く日本の地で鑑賞する自分はかの地で法王が処刑されるシーンで一番笑ったのだった。 (Kavalier)[投票]
★4ラストの「身障者ギャグ」には爆笑しました・・・ (ジョー・チップ)[投票]
★3何をとってもブニュエルらしい映画。これにはまる人はブニュエルにはまるでしょう。 (ころ阿弥)[投票]
★2キリスト教異端事典ヴィジュアル版とでも言うべきもの。確かに初耳のもの、肯かされるものも多いのだが、もっと涜神的な会派も扱って欲しかった。この程度なら敬虔なクリスチャンも鼻で笑う程度のものではないか? [review] (水那岐)[投票(1)]
★2恐らく手法的自由度(逆説的にはいいかげん)に於いて『ブルジョワジー』や『自由の幻想』と同位であることに加えて、解読不能なエピソードが多すぎでついていけない。反カソリック=アヴァンギャルドと理解できぬ身には本作は意味を為さない。 (けにろん)[投票(1)]
★2キリスト教圏の人たちには面白いのかな。 (ユージ)[投票]
Ratings
5点10人**********
4点6人******
3点8人********
2点4人****
1点1人*
29人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ブニュエル翁に煙にまかれて (tredair)[投票(14)]〓続・じつは3部作〓 (ドド)[投票(12)]
CINEMA色の風景 (いくけん)[投票(3)]
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