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この子を残して (1983/)

[Drama]
製作笹井英男 / 東條あきら / 金沢博 / 斉藤守恒
監督木下惠介
脚本木下惠介 / 山田太一
原作永井隆
撮影岡崎宏三
美術芳野尹孝
音楽木下忠司
出演加藤剛 / 十朱幸代 / 大竹しのぶ / 山口崇 / 淡島千景 / 神崎愛 / 麻丘めぐみ / 福田豊土 / 加藤純平 / 今福将雄 / 杉山とく子 / 山本亘 / 野々村潔 / 浜田寅彦
あらすじ第2次大戦末期の1945年8月7日。長崎医大放射線科の永井隆(加藤剛)はレントゲンの浴び過ぎから自らの余命が幾ばくもないことを悟り妻緑(十朱幸代)にそのことをうち明け10歳の息子誠一(中林正智)と5歳の娘茅乃(西嶋真未)を緑の母ツモ(淡島千景)の下に疎開させた。8月9日。疎開先で川遊びをしていた誠一は長崎市街地上空の空が光るのを目撃、時を置かずして突風が襲いかかって来た。街に様子を見に行ったツモは夕刻に緑の遺骨を持って帰宅する。その頃、永井は被爆者の救援活動に体に鞭を討って邁進していた…。84年カルロヴィ・ヴァリ映画祭反ファシズム闘士同盟賞の木下恵介監督第48作。 (けにろん)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4大仰な音楽が掛かる2つのシーンには閉口だが、それ以外は淡々と描かれ佳かったと思う。被爆前後の状況を永井博士(加藤 剛)周辺(浦上)でなく疎開した子供と義母(淡島千景)の居る疎開先中心に描いたのも、『この世界の片隅に』に先駆けて佳かった。☆3.8点。 (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★3麻丘めぐみ出演に気づいて慌てて鑑賞、出番少ないのに泣かされるが、物語は永井博士の半生を淡々と語って立派。収束の木下忠司だけは勘弁してほしかった。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★2幼子を残し死にゆく親の手記ならば木下自家籠中の題材だろうし、そこに絞ればいいのに大時代なメッセージ性を加味してバラバラ。大体、永井博士は被爆で死んだのではないのだから根本的に構成に齟齬を来している。原爆投下後の長崎の惨状も無い方がマシ。 (けにろん)[投票(1)]
★2体育館で見た。感想文を書けと言われてこの映画がどれほどつまらないかを用紙いっぱいに書きなぐった記憶あり。 (ナム太郎)[投票(1)]
★2原爆投下のエピソードは泣けるし、反戦のメッセージは伝わるが、描き方は少々薄っぺらい。エンディングの歌が強烈過ぎて、怖いし笑える。淡島千景が良い。['04.7.18VIDEO] (直人)[投票]
★1原爆を扱うという時点で映画にはそれなりの使命感が備わると個人的には思っている。その使命感をなおざりにし、薄っぺらい悲壮感に上っ面だけの物語を創られても気の置き所に困る。しかもそれを木下恵介にやられてしまったのだから当然評価は厳しくなって然るべきなのだ。 (tkcrows)[投票(2)]
Ratings
5点0人
4点1人*
3点1人*
2点3人***
1点1人*
6人平均 ★2.3(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ヒロシマ・ナガサキ (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
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